中小企業診断士 2次試験 事例2の与件文構成とは⁉

中小企業診断士2次試験は「相対評価」の試験です。すなわち受験者の上位18%の解答から外れない答案を作成することが重要です。それが「60点以上」の答案です。また、合格者と不合格者にはある特徴があります。それは、試験時間が余るか、足りないかです。合格者は試験時間内に答案を書き終え、見直す時間さえある一方で、不合格者は時間が足りず、最後は消しゴムと格闘しながら答案を埋めるだけということも少なくありません。この差は何でしょうか。それは答案作成前の準備の差です。試験開始後、まず何をすればいいのか。それが分かっているかどうかで、すでに20点の差がついているのです。
試験は情報戦です。限られた時間内で合格者は要領よく情報を整理し、答案を作成するという一連の型を訓練によって身につけているのでムダがありません。今回は、初めて2次試験を受験する方や複数回受験者に、考えることなく情報を整理するルーチン作業をお伝えしたいと思います。

ここでは、事例Ⅱの与件文はどういうことをテーマにして、どういう論点が埋め込まれているのかを説明することで、構成の理解を深めます。

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