臨床検査技師国家試験でも出るかもしれない⁉︎国家試験過去問ピックアップ【第1回・医師国家試験112回B2】

みなさんこんにちは。今日から不定期で臨床検査技師国家試験対策につながりそうな他の職種の国家試験の過去問を取り上げていこうと思います。

自分の目指す職種の国家試験の過去問は大体解くと思いますが、それが他の職種でどう問われているのかはあまり知らないですよね。でも大体択一式なので、正解は選べるようになっています。

第1回の今回は第112回医師国家試験(2018年)を取り上げていきます。この回から現行の形式になった医師国家試験で必修問題として出された、医療安全に関する問題です。

院内の医療安全を推進する上で誤っているのはどれか。

a 医療安全に関する研修を行う。
b ヒヤリハット事例の検討を行う。
c 誰でも間違う可能性があることを理解する。
d 薬液を使用する際に声出し指差し確認を遵守する。
e 医療事故調査を行う目的は責任を追及するためにある。

第112回医師国家試験 B問題 問2

各選択肢を一つずつ見ていきましょう。
a:医療事故防止対策として、マニュアル作成に加え教育・研修は重要。正しい。
b:ヒヤリハット事例の検討はマニュアル作成に必要不可欠。正しい。
c:「To Err is Human」の言葉通り、誰にでも間違いは起こる可能性がある。正しい。
d:声出し指差し確認は医療事故防止対策の一つ。正しい。
e:医療事故調査は、インシデントの原因解明と再発防止が目的。誤り。

よって、この問題の正解はeとなります。

今回の問題は易しめのものなのでほとんど正解できるのではないでしょうか。医師国家試験であってもこういう基礎的な部分が出題されています。

今回の問題に関連して、ネットニュースになっていた医療安全のトピックがありましたので参考までにリンクを貼っておきます(ちょうど今日の記事です)。医療機関に就職した際には、医療事故を起こさないように努めていきましょう。

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