臨床検査技師国家試験に出るかもしれない⁉︎国家試験過去問ピックアップ【第6回・保健師109回午後33】
春になってきました。これから送別会などで会食をする機会もあるでしょう。そこで今日は昨年の保健師国家試験で出題された食中毒に関する問題です。
微生物による食中毒は「感染型」と「毒素型」の2つに大きく分けられます。「感染型」は微生物を含む食品を摂取し、その微生物が増殖して病原性を発揮して起こります。「毒素型」は細菌が産生する毒素によるものになります。毒素を産生するのは、この中では赤痢菌(志賀毒素)、ボツリヌス菌(ボツリヌス毒素)、黄色ブドウ球菌(エンテロトキシン)ですが、赤痢菌は感染型食中毒の原因になるので、この問題は3と4が解答になります。
ちなみに、毒素型食中毒はセレウス菌でもみられますが、こちらは発生としてはまれです。
これからの時期、食中毒の患者数は増えていくので、気をつけながら過ごしていきましょう。
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