臨床検査技師国家試験 これだけは押さえておきたい事柄【2025年受験生版第3回 臨床生理学「心内圧と心時相」】

今年の臨床検査技師国家試験でもこの部分の出題がありました。理解しにくいところですが、要点をまとめておきます。
※心周期現象の詳しい図は赤本に載っているので、そちらを参照。

心内圧

収縮期に大きく上昇するのは左室圧
大動脈圧は収縮期の終わりに切痕がみられるのが特徴
収縮期において、右室圧と肺動脈圧はやや上昇、心房圧は低下

心時相

収縮期…僧帽弁閉鎖〜大動脈弁閉鎖(心電図のR波〜T波終わり)、始まりにⅠ音が聞こえる
拡張期…収縮期の逆、始まりにⅡ音が聞こえる
心房収縮期…心電図のP波〜Q波始まりまで
変容期…心電図のQ波〜R波
等容収縮期…僧帽弁閉鎖〜大動脈弁開放(心電図のR波〜S波終わり)
駆出期…大動脈弁開放〜大動脈弁閉鎖(心電図のS波終わり〜T波終わり)
等容弛緩期…大動脈弁閉鎖〜僧帽弁開放
急速流入期…Ⅲ音がここで聞こえる

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