平賀源内と精選版 日本国語大辞典  「平賀源内」の解説

精選版 日本国語大辞典「平賀源内」の解説

ひらが‐げんない【平賀源内】

江戸中期の本草学者、戯作者、浄瑠璃作者。讚岐国(香川県)の人。本名国倫(くにとも)、字(あざな)は子彜(しい)、号は鳩渓(きゅうけい)、文名は風来山人・天竺浪人。浄瑠璃作者名、福内鬼外。田村藍水に本草学を学び、物産会の開催、火浣布、舶来のエレキテル(摩擦起電機)の模造、陶器源内焼の創始、鉱山の開発など、自然科学、殖産事業の分野で活躍。また風刺と諧謔に満ちた戯文を多く発表。浄瑠璃にも手をそめた。著に「物類品隲(ひんしつ)」「風流志道軒伝」、浄瑠璃「神霊矢口渡」など。享保一三~安永八年(一七二八‐七九)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?