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創作マンガ 『恋の思い出』 ☆

なぜこの話を描こうと思ったのか?

 最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
私がなぜこの話を描こうと思ったのかをお話しします。

 この話の主人公の女の子「ユキ」は、私が飼っている猫の「キャンディ」がモデルになっています。
現在2歳半のメス猫です(=^・^=)。シャムの血が入っているようです。
父が職場で拾って来ました。

「キャンディ」 父が命名しました。
家に来たばかりの時の写真です。
病院に行ってきました。健康です!

 家の中をよく走り回る活発な猫で、たまに家から脱走しています。網戸を開けるのはお手の物で、最近では玄関の重たいドアでさえ開けてしまう、スーパー猫ちゃんなのです。笑

左前あし
右前あし
ふふっ

…ほらね☆

 そんなキャンディちゃんは、うちに来て間もなく、避妊手術をうけることになりました。発情期がきて、家の中のあらゆるところにマーキングしたり、大きな声で鳴き続けたりしていました。早く手を打たなければご近所迷惑になるとともに、脱走した場合、近所に頻繁に出没しているオス猫との間に赤ちゃんができてしまうのではないかと思ったからです。
 ちょうどその時期に、うちの近所にハチワレ猫ちゃんがやって来るようになりました。この猫がまた、顔が整っていてかっこいいオス猫でした。頻繁にやって来てはキャンディちゃんとお話ししているようでした。その猫の鳴き声がすると、キャンディちゃんは耳をピクピクと動かし、「ニャー」と鳴いて窓越しまで走って行っていました。キャンディちゃんと美男美女でお似合いだわ♡なんて思っていたのですが、避妊手術をするまでに何かあってはいけません。父が動物病院に手術をお願いし、予約をしていました。キャンディに、「もうすぐ病院だね」と言っていたのがまずかったのか(猫は言葉がわかると言われていますから…ある日、事件は起こったのです。

ハチワレ君です!

みんなで戸締りには気を付けていたのですが…

ーはい、私がやってしまいました。
 ちょうどゴミ捨てに行くときに、うっかり玄関のドアを開けっぱなしにしてしまったのです!
テクテクと私の後ろを歩いていくキャンディちゃん。「あっ」と私が叫ぶと驚いて走って逃げて行ってしまいました。
そのあとは探せど探せど見つからず…
近所には身体の大きな猫がいたり、アライグマが出没していたり(ちなみにカメも飼っていたのですが、アライグマに食べられてしまいました)と、キャンディは無事なのか、不安が募る一方でした。

 父も帰宅し、探してくれました。
すると、隣の家の塀の向こうから鳴き声が…
見てみると、キャンディちゃんとハチワレ猫が一緒にいるではありませんか…!私と父は、「しまった」と思いました。
塀を飛び越えるわけにはいかないので、「キャンディ!こっちにおいで」と叫びました。私たちに気づいたキャンディがこちらに近づいてきていたのですが、後ろからハチワレ猫が「ニャー。」と小さく叫びました。その声を聞いたキャンディは振り返って、ハチワレ猫のもとへ行ってしまったのです。そして、一緒に走って行ってしまいました。その様子を見ていた父が、「そうだよな。お前も一緒にいたいよな。メス猫の本能かもな。その猫と一緒にいたいのか。そうか、そうか。今日だけは許してやろう。な。」と言ったのです。

ーその時、私は思いました。

 もしキャンディが野良猫だったら、恋愛をして、家庭を築いて、自由に過ごしていたのかもしれないと。今回避妊手術をして、その幸せを奪ってしまったのではないかと。一緒に過ごせるからと、キャンディのためを思って私たちがとっている行動は、果たしてキャンディにとって幸せなのか、と。「何が幸せかわからないから、キャンディを大切に育てていこう。」と家族みんなで誓いました。

完全にくつろいでますね…
いないなと探していたらこんなところに…
こたつが大好きなようです。

 この日の出来事から感じ取ったこと、考えたことを描いてみたいと思い、漫画にしました。
※最後はチュールを使って捕獲しました。

 手術を終え、今でもときどき脱走するキャンディちゃん。玄関を開けておくと、勝手に帰ってきてご飯を食べています。汚れて帰ってくるので、その都度私が洗っていますが。笑
 ハチワレ君は、しっぽが半分なくなっていました。喧嘩か、事故か、アライグマか、本当の所はわかりませんが、なるべくこれからもキャンディが脱走しないように、厳重に戸締りをするつもりです…。

目が合った👀

 本日も、最後まで見ていただき、ありがとうございます。
これから、キャンディとの日常も漫画に描いていけたらいいなと思います(^^)


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