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いくもどに込められた意味を考えてみようの回


9thのMVが公開される前に何歳の頃に戻りたいのか?(以降いくもどと略)のMVと歌詞の意味を考えてみたいと思います。
(注:これは一大学生があーだこーだ考えるだけであって正しいわけではありません。そもそもどう解釈しようが見る側の自由ですし正解なんてないと思ってもらえると幸いです)
まず、考える上でMVの監督である加藤ヒデジンさんのツイートを引用します。

つまり、このツイートと各種の歌番組で紹介されていた天ちゃんがカリスマで皆を巻き込んでいくというストーリーをセットで考えると、天ちゃんが皆を救済するという利他の物語であるということになると思います。
 ここで櫻坂46が表現するということをMVの解釈に加えて考えたいと思います。つまり、これまでのMVや櫻坂の軌跡を考えながら解釈したいと思うということです。まず、僕の思ういくもどの解釈を言ってから、あーだこーだ理由を言っていこうと思います。僕の思ういくもどの意味は「革命のやり直し」です。なぜこう思ったかというのを説明するには櫻坂の他のMVの解釈も説明しないといけないので話します。まずスタオバですが、このMVは「解放」と櫻坂とBuddiesにとっては「やり直し」という風にとらえられると思います。そして承認欲求は「君は君でしかないだろ」という歌詞がメッセージなんだろうと思います。また、この二つのMVを踏まえたストーリーとしていくもどが存在する。これは前段で同じことを言いましたが、僕はこう考えたときに3rdシングルである流れ弾とのつながりを感じずにはいられないんです。というのも、僕は流れ弾に込められた意味を「革命」だと思っているからです。以降、流れ弾の僕の解釈を述べてからいくもどに戻ります。

 なぜ僕が流れ弾を「革命」ととらえているのかというと、ある歌詞の飛躍にあります。それはラスサビでの1サビの繰り返しとラストのフレーズの飛躍です。

ラスサビ
今宵もどっかしらで顔隠して
リンチパーティー(リンチパーティー)
ターゲットにはなりませんように・・・
いい子でいますから ねえ
こんなことしていたら誰も彼も
家から出ない(家から出ない)
語り合おう 見つめ合おう
愛がなくちゃ世界は終わる
イェーーイ!!

ラストのフレーズ
飛んでこなくなった流れ弾
窓の外なんか見ちゃいない
週末の夜の街にも
銃声は聞こえない
(櫻坂46「流れ弾」より引用)


落ちサビの歌詞を踏まえたとしても、落ちサビの歌詞は「みんな本当は誰かに話しかけたかっただけか」という気づきにすぎないのでラスサビからの結果としてラストのフレーズの世界には至りません。これでは飛躍したままなのでMVを踏まえてみます。流れ弾のMVでは黒い衣装のカットとラスサビを中心とした赤い衣装のカットがあり、黒い衣装の部分でのメンバーの表情は狂気的な印象を抱かせ、赤い衣装の部分では自由で開放的な印象(2サビを除く)を受けます。そして最後にメンバーが強く視聴者側を見つめて終わります。僕はラストのメンバーがこちらを見つめるシーンが飛躍に一つの答えを与えてくれているような気がしていて、仮にラストのフレーズをこの曲の理想とすると、ラスサビは現実であり、理想を成すという決意がラストシーンの意味ではないのかと思ったんです。したがって、現実の世界を描いた理想へと変える、つまり「革命」がこの曲のテーマなのだと僕は思っています。



 
では、なぜ流れ弾といくもどにつながりを感じるかというと櫻坂のストーリーとスタオバ・承認欲求・いくもどの一連のストーリーの物語性にあります。櫻坂の流れ弾以降のストーリーを考える(あくまで僕の解釈)と、流れ弾で革命を宣言して4th五月雨よ・摩擦係数をリード曲としたアルバムをリリースしたけれども、紅白に落選する。しかし、翌年5th桜月・6th Start Over!・7th承認欲求をリリースして紆余曲折を経ながら紅白に返り咲き、そのうえで8th何歳の頃に戻りたいのか?をリリースして今に至るわけです。そしていくもどの物語はスタオバ「やり直し」から始まっているわけです。いくもどのMVを見ると、カリスマ天さんが保乃ちゃんやるんちゃん、夏鈴ちゃんと対峙して皆を救ってラストに大団円でありつつ天さんが髪の毛を時計の針のようにぶん回して終わるという感じです。そして歌詞は「過去は輝かしいかもしれないけど、夢を見るなら先の未来がいい」というメッセージだと思います(だいぶ端折った(笑))。このメッセージを込めてラストの天さんの髪を時計の針とするとぶん回して定めないことで過去には戻らないということを示唆していると思います。また、承認欲求は流れ弾のメッセージ性と共通の部分があって、ネット社会つまり現代社会への批判と救済です。ただ、救いのメッセージが前者は「君は君でしかないだろ」という自己の肯定、後者は歌詞にあるように「愛」です。そう考えると、「やり直し」から始まるいくもどの物語は「自己を肯定して」「未来に夢を見る」物語つまりもう一度櫻坂46が世界を変えてやるという革命の宣言、「革命のやり直し」の物語なのだと僕は思うんです。

あとがき
多分、読みにくかったですよね(笑)。もう少し読みやすくなるように精進します。9th自業自得のMVが出る前に書いておけてよかった〜。

タイトルの上の写真は加藤ヒデジン監督のツイートから引用しました。


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