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高知の電車とうっかり鉄道
高知で電車といえば路面電車のこと。JRなどは非電化なので汽車と呼ばれるそうです。以下、高知の電車がらみの話です。
とさでん電車
高知の電車は、日本最古の路面電車です。かつては土佐電気鉄道(土電)でしたが、現在はとさでん交通が運営しています。
路線図は、はりまや橋を中心に十字の形をしています。その北側にだいたい並行してJRが通っています。大まかな位置関係はこんな感じ。
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東西にとっても長いのが特徴的です。東の終点が後免町(ごめんまち)、西の終点が伊野(いの)です。
はりまや橋から伊野・後免町までには、それぞれ30電停以上あります。南北も合わせた全長は25.3㎞と日本一の長さ。
伊野(いの町)のような郡部まで路面電車が伸びているのは珍しいみたいですね。
![](https://assets.st-note.com/img/1722754732043-mFvgat7bi7.jpg?width=1200)
一方で、電停間の距離は短めですが、一番短いところは約60mとのこと(一条橋~清和学園前)。もちろん日本一の短さです。
電車一日乗車券
運賃は、市内均一区間は200円。それ以外は初乗り130円です。
一日乗車券は、均一区間有効(500円)と全線有効(1,000円)の2種類あります。
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初日は均一区間用を使用しました。翌日分として全線用を購入したのですが、これについては「本当に乗りますか」と窓口の方から念押しがありました。
JRのほうが圧倒的に速いんですよね。それでもわざわざ乗りますか、という意味でした。
東西の路線を乗り通すなら、JRを使って片道だけ電車に乗るのがよかったのかもしれません。
でも、全線用の一日乗車券には、全線の路線図のほか、電車の一覧写真も載っています。やっぱり買ってよかった。
それから「電中八策」という乗り方指南も載っています。これも楽しい。
![](https://assets.st-note.com/img/1723373325423-TsSW0U8A1z.jpg?width=1200)
うっかり鉄道
ところで、高知の電車のことを初めて知ったのは『うっかり鉄道』という能町みね子さんの本です。
ライトな鉄道エッセイで、全国9か所の鉄道が紹介されています。
著者のツボは、車両よりも駅や駅舎。速いのは苦手で特急より各駅停車、など共感できる部分が多いです。
高知の電車については車両もツボだったようで、文庫版の表紙の真ん中にあるのは、ごめん電車の写真。
2010年頃の情報ですが、少なくとも高知の電車についてはほとんど変わっていないはず。文章もノリノリで楽しいのでおすすめです。
![](https://assets.st-note.com/img/1723464120160-qoZji5YaNY.png?width=1200)
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