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僕から君へ

今日僕は卒業する

この幼馴染みという立場から

僕 五十嵐○○は幼馴染みの白石麻衣が好きだ
彼女とは幼稚園から就職先まで一緒だ
就職先は違うかなと思ったがここまで来ると腐れ縁だ

彼女は世間で言うとこ高嶺の花だ
幼馴染みという立場だから届きそうなのに届かない
1番悩ましい立場

この気持ちにずっと悩まされてきた
だからこの気持ちを麻衣にぶつけてやる
フラれてもいいから

麻衣: 「○○ 今日定時で仕事終わらせてね」
○○: 「この仕事の量は無理だよ…」
麻衣: 「昔から頼まれたことは断れないもんね」
○○: 「その人が楽になるなら僕は断らないよ」
麻衣: (そんなところが私は好きなんだけどね)
○○: 「だから今日の飲み会は無しね」
麻衣: 「はぁ~い…」

~ PM10:30 ~

○○: 「はぁ~ やっと終わった…」
○○: 「全員帰ってるよな…」
麻衣: 「やっと終わったか○○」
○○: 「なんでいるの?」
麻衣: 「飲み会をするためだ」

麻衣: 「でもこの時間までやってるお店はほとんどない」
麻衣: 「だから宅飲みをしよう」
○○: 「コンビニでいいの?」
麻衣: 「奢りね?笑」
○○: 「はいはい笑」

~ ○○宅(一軒家) ~

麻衣: 「いい家住んでるね」
○○: 「お金を使うことがほとんどないから家だけでもって」
麻衣: 「この家なら3人ぐらい増えても大丈夫だね」
○○: 「ん? なにか言った?」
麻衣: 「○○ 私ね言いたいことがあるの」

○○:  「宅飲みするんじゃないの?」
麻衣: 「それは建前 だから聞いて欲しいの」
麻衣: 「私ね ○○のことが好きなの」
麻衣: 「だから私と結婚前提で付き合って欲しいの」

○○: 「僕でいいの? こんなどうしようもない」
麻衣: 「○○だからいいの」
○○: 「麻衣… こんな僕でよければお願いします」

~ 数年後 ~

○○: 「美波 これがママとパパの馴れ初めだよ」
麻衣: 「恥ずかしいね 自分の娘に話すの」
美波: 「少女漫画みたいな出会いだね」
○○: 「そうだね パパも思う」
麻衣: 「ママはそうは思わないかな」
美波: 「なんで?」
麻衣: 「それはね パパがママの運命の人だから」

僕は幼馴染みから卒業し君の夫
そして愛する娘のパパになった

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