トメさんの愛

先日、世界最多の特攻隊出撃基地、鹿児島県知覧を訪問しました。

鳥濱トメさんがあどけない特攻隊員の母となり、彼らの愛するものへ思いを最後に受け止め、後世に伝える天命を果たされたことは有名ですが、富屋食堂と富屋旅館、この二つの違いを私は全く理解出来ていませんでした。

富屋食堂は日本陸軍指定食堂、そこでは痴話話は憲兵の目があり出来ませんでした。特攻隊員は特攻隊員であることすら機密事項で家族にさえ言えませんでした。

家族に話せないことをトメさんは聞かれて受け止めていたのです。そこには、トメさんしか知り得ないことがあったでしょう?

その富屋食堂から外へ出て、離れをトメさんは借りてそこで特攻隊員の憩いの場として提供してだそうです。外からは生垣で見えません。

それがこの写真です。

戦前からのこの建物は、今でも現存し両面の欄間があり今ではそれを作れる職人さんは少ないそうです。
そして富屋旅館には、トメ観音堂があり観音像があります。トメさんが隊員たちと思い大切にされたもの。旅館業は1952年から始められたものです。

富屋旅館は、トメさんの長女美阿子さんの長男義清さんが守られて来ました。今は義清さんの奥様、初代さんが館長です。
富屋食堂は、次男明久さんが守られ出来ました。
今は鳥濱拳大さんが館長です。

富屋食堂と富屋旅館はウェブでリンクしてません。

そして、双方とも存続のために寄付を呼びかけています。

本来、これは国として税金で維持管理すべきものだと思います。国宝にすべきです。
それがなぜ、出来ないのでしょうか?

皆さん、ぜひ、富屋旅館にお泊まり下さい。
ひ孫の鳥濱義太さんから日本の心を思い出させる貴重なお話と特攻隊員とトメさんが語られた場所で美味しい食事を頂けます。

戦後レジームからの脱却‼️
まだ戦後レジームの真っ只中にいると言うことです。

それはここへ行かれれば分かると思います。

http://www.tomiyaryokan-chiran.jp/smart/index.html

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