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Colorsに参加したらPolygonチームに入った話

この1-2か月で面白い仕事を経験したので備忘録的に記事を書きます。
(COLORSに行った感想を公開してください!と宇大web3研究会の飯泉さんに言われて いたのを思い出しました。5月のイベントの記事を7月に出すのは遅すぎ感がありますが ちゃんと土産話を持ってきたので許してください...。)

COLORSとは

大手町で行われるweb3に興味関心がある学生向けの交流会です。5月に第二回が開催されたのですが、宇大web3研究会の枠が1人分あるから使っていいよということで参加しました。当日はweb3の事業者の方が登壇して各々の事業内容についてお話した後、学生と登壇者でグループになってディスカッションをするという流れでした。

各登壇者の方のお話はそれぞれ興味深いものばかりだったのですが、その中でもPolygonの岡山さんの話が面白かったのでディスカッションの時間はPolygonグ ループに行きました。私自身パブリックチェーンが好きだというのもあります。

そこで簡単に自己紹介タイムがあったのですが、私の自己紹介が終わるやいなや 「Polygonでハッカーハウスやるから手伝って!」とお誘いを頂きました。そして岡山さ んの圧に押され、なんのことかもわからなかったのに「やります!」と返答をしていまし た。全くの初対面の私と話をして数分で採用を決める岡山さんまじすごい(笑)

そんなこんなでPolygonの手伝いをすることになりました。(本当はPolygon手伝うこと になった経緯を厚く書くつもりだったんですが、一瞬の出来事だったのでほぼ書くことが ありませんでした)


PolygonTokyoHackとは


今回私が入ったプロジェクトであるPolygonTokyoHackについて簡単に説明します。



7/1-7/3の3日間で開催されたPolygon主催の日本初のハッカソンです。当日はハッカソンに加えて、DeFi、NFT、DAOのトークセッションや伊藤穣一さんの登壇、PolygonチームやPolygonエコシステムの開発者との技術メンタリング、ネットワーキングなどのコンテンツを実施しました。

3日間トータルの来場者は300~400人にのぼり、複数のサイドイベントも開催されまし た。

当日の様子は以下の記事から見られます。



Polygonチームとしての仕事


話は戻りますが、採用を頂いた次の日、軽くオンラインでミーティングをして、午後に SolanaHackerHouseで落ち合いました。そこでPolygonチームを待ち受けるアツい夏の 話を聞きました。私はアツい話を聞くことによって感化されて自分もアツくなれるという タイプではないので、「まあなんかよくわからんけど面白そうだからやってみるか」くら いの動機で、ジョインすることに決めました。

次の日からプロジェクトのキャッチアップや当日に向けた準備、ミーティングが始まりま した。私はイベント全体のPMという立ち位置で会場周りの整理や外部ベンダーとのやり 取り、当日のイベント運営に向けてのあれこれをやりました。

私のキャリア的なバックグラウンドはエンジニアと経営企画だけでありイベント運営のノウハウは1ミリもありません。なのでイベントプランナーの会社に無料で見積もりをもら うという口実をつけてミーティングを設定しなるべく多くのイベント運営ノウハウを引き出し、不足している部分を埋めていきました。

また、Polygonチームのミーティングはグローバルメンバーもいるので基本的に英語なのですが、数年前にちょっとだけ留学して身に着けた英語力は見事に錆びついて、会話の内容がほとんど理解できないレベルでした。なのでミーティングの一時間前になるといつもお腹が痛かったです。しかし、回数を重ねるごとに「文法とか表現方法が合っているかとかを気にしていたらキリがないので、とにかく意思疎通さえできればいい」という思考に切り替わっていきました。この思考のおかげで少しずつコミュニケーションが取れるようになり、ハッカソン当日の想定外の事態の急な対応も英語で乗り切ることができました。

PolygonTokyoHack当日はたくさんの人にご参加頂いて、Polygonコミュニティの盛り上がりも見えたのでよかったのではないかと思っています。来場頂いた方、お手伝い頂いたスタッフの方、Polygonチーム、全ての関係者の皆様に感謝しています。

イベント運営やPM含めこのプロジェクトに関する業務全てが初めてだったことに加えて、他の会社での仕事も普通にあったので準備や運営はまあまあ大変だったのですが、振り返ってみると多くのことを学べたので、やってよかったなと思っています。

振り返り

  • 英語は喋れるかどうかではなくて喋る気合があるかどうか

  • リアルイベントにおける会場の導線の引き方は大事(当たり前だけど自分でやっ てみてとても実感した部分)

  • 外部とのやり取りが発生する業務は、即レスが命で、自分がボールを持つ時間を最短にしなければいけない

  • PMだからといって細かいところまで管理しきるのは無理なので、早い段階で部分的にでも権限委譲して、クリティカルな部分だけ考えればいいようにしておく

  • いくら準備してもしすぎることはないが、想定していないことは当日絶対に起こるので精神的にも物理的にもバッファを用意しておく

  • 早い段階でプロジェクトの最低限の体裁を整えて、アップサイド狙うためのリソースを確保する

  • 本番当日はめちゃめちゃアドレナリンが出て無限に働ける

  • ゆえに、体調管理がとても大事

  • 声は大きい方がいい


このイベントに際して、初めての取材もして頂きました。 【#Polygon Tokyo Hack 完全ガイド】 運営メンバーmayu氏に取材 | NFT Media | NFTに関する最新情報をお届けするメディア (nft-media.net)

また、今回この記事を書くにあたりPolygonの岡山さんから寄稿して頂きましたので掲載致します。

岡山さんコメント

まゆさん超ハイパーウルトラ熱盛鬼お疲れ様でした。大変だったと思うけど最後までやり遂げてとても素晴らしい活躍を結果で示していただきました。ありがとうございます。

今回はまゆさんのブログに寄稿させていただくということで概論的にテー マを設定しました。

「成長する振る舞い」です。あくまでも私の主観です。今まで新卒からVCで働きたくさんの上場企業家もしくはこれから上場する起業家に会ってきました。また、自分も事業を立ち上げたり、スタートアップで事業開 発なども行ってきた経験から、どのような要素が重要かを考察しました。

また、前提の整理として、この場合の「成長する振る舞い」の対象は、自分で事業を起こす、自分の腕だけでやっていくと覚悟を決めた人のみに当てはまると考えています。

結論です。多くなってしまいましたが下記の9項目くらいが必要だと考え ます。

1. 条件や他人に依存せず、全て自己責任でやると決めてから来こ と
2. どんな問題も自分で解決すると決めていること
3. 不愉快な真実から目を逸らさないこと
4. 他人の期待を背負えること
5. わからないことをわからないと言えること
6. 嘘をつかないこと取り繕わないこと自分を大きく見せないこと。 結果を出すために多少のコンフリクトを気にしないこと。
7. 機会が与えられた時に全て振り抜くこと、ホームランしか狙わな いこと
8. 義理や恩義を大事にすること
9. 最後の1秒まで成功のために手を動かし続けること


前提知識や経験不足は、コミット濃度と時間軸があればいくらでも回収できます。しかしそれだけだと圧倒的に足らないパズルのピースがあります。それは仕事という概念に対しての"スタンス"だと私は考えています。

本気の勝ち負けがかかっているプロジェクトをやったことがある人なら誰しもわかると思うのですが、仕事では嘘はつけません。取り繕った発言 や、その場しのぎの場当たり的なものは全て白昼の元晒されてしまいま す。

また、不確実性や時流に愛されず立ち行かなかった事業やファウンダーもたくさん見てきました。全ては論理上の仮説の通りにいかないことの方が多いです。

ただ、このスタンスさえ揃っていれば必ず周りの人はプロジェクトに対して応援してくれるし、サポートする余地も十二分にあると思います。そして何より、勝負強くなれると思います。

勝負強くなれるということはどういうことかというと、勝っている時では なく、負け越しそうな局面からひっくり返せる胆力があるかということだと思っていて、このスタンスを崩さず、全ての機会に対してトライし続ける限り、人は年齢や性別、経験の多寡に関わらず成長のラダーを登り続けることができる思います。

そして、まゆさんのブログにも書いてある通り、僕は、最初にまゆさんと二人で話した時に自分でも意図的にわかるくらい、覚悟を問うために、プ レッシャブルに決断を問いました。

その時まゆさんは1mmも目を逸らすことなく動じることなく、「やります」と一言だけ言ってきた時は超クールだなと思いました。そして今でも採用判断は間違っていなかったし、この0コンマ数秒に感じた器の大きさは、結果で証明されたと思っています。

また、まゆさんのブログを読むだけでわかる、滲み出る上記の9個のスタ ンスがしっかり浸透していて(元から持っていたものでもあると思う)今後の活躍もとても期待しています。

実力でしか評価されない一丁目一番地でお互いこれからも戦い続けていきましょう。

そして、僕の寝首を掻きに来るくらい強く、したたかにになってきてくれるその日を楽しみに待ってます

岡山佳孝




岡山さんの仕事の仕方を1か月間見ていたのですが、気が狂っているのかと思うくらいと ことんやり切っていて妥協を一切許さない姿勢はかなり勉強になりました。そして全ての 勝負に勝ち続けた岡山さんの言葉には、結果という裏付けがあって、一つ一つの言葉に重みを感じます。(まじすごい)


Polygon Advocates Programについて


今回PolygonHackerHouseのプロジェクトに参加するにあたって、Polygon Advocates Programにジョインするという形で関わりました。

このプログラムは私自身参加するまで知らなったのですが、Polygon Advocate Communityに入ることで

  • 世界のPolygonコミュニティと繋がれる

  • 地域のPolygonコミュニティの育成のサポートを受けられる

  • コアチームと一緒に仕事ができる

などができるようです。
Polygon Japanのnoteに詳しく書いているので興味ある方は是非 Polygonで働きたい人向けのジョブボード|Polygon Japan|note

さいごに

上記以外にも、IVS那覇をはじめとするBlockchain weekのイベントにもPolygonチーム として参加させていただきました。やっぱりクリプトって面白いなと思うことがいくつも あったので、たくさん学んでクリプト業界を前進させたいなと感じる1か月でした。

Polygonチームの仕事が落ち着いて暇な時間が増えたので、しばらくは気になっていた 諸々のSDKをいじって遊ぼうと思います。あとは英語も勉強しつつ仕事の幅を増やしたいな~と考えているので、おすすめの英語勉強方法があればこっそり教えてください。

また、今回Polygonチームにジョインするきっかけを作ってくれたCOLORSが8月に開催されるようなのでクリプトやWeb3に興味ある学生は参加してみてください~。


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