蜜 漬~♂蜂先生の女王口説き 15 返金可 みとぎや🐉✨ 2023年1月17日 21:04 ¥200 「・・・今夜は、嬉しかったです。勇気を出して、お誘いして良かったです」「こちらこそ・・・、ご馳走様でした。美味しかったです」「あの・・・、もう少し、お時間ありますか?」「・・・少しなら」タクシーに乗り込んで、ターミナル駅の方へ向かう。「時間、大丈夫なんですか?」「家の者も、今日は地方に出ていて、戻りませんから」「少し、遅くなれそうなんですね?」「・・・先生、なんか、嬉しそうですね」「あ、そりゃ、そうですよ。・・えっ、あー、」「お客さん、ターミナル駅外れでいいんですか?」「えーと、外れ?ああ、外れ、ですね。はい」 外れ、って、なんだっけ?なんか、聞いたような、あああ、と思ったら、ついてしまった。 再び、彼女の顔を見ると、気恥ずかしそうに呟き始めた。「さっき、お話しましたよね。私、月鬼げっき症候群だって。実は、それが今日、解って、病院から、連絡を頂いて・・・」「月鬼症候群・・・まさか、確定なんですか?」「そうなんです。私もまさか、自分が罹患するとは思ってませんでしたが・・・」「症状が出てるんですね」「ええ・・・」 彼女の顔が途端に曇り、涙が溢れ出した。あああ、この場所で、このタイミングで泣かれるのは、ちょっと・・・。「あの、もし、嫌じゃなかったら、その、なんていうか・・・」「はい、わかりました」「え?」 どうするとかではなくて、とにかく、落ち着かせて、話を聞こうと思って、彼女を誘いざなう。・・・ああ、もう、これは、言い訳にしか聞こえませんね。彼女も、この時ばかりは、気が動転していたのか、そういえば、先ほど、少し、杯が進みがちではあったし・・・。 すんなり、部屋に入ると、我慢していたものが堰を切ったように、彼女は声を立てて、泣きだした。両手で顔を伏せて。 ベッドに座らせて、話を聞くと、身体に『黒墨』の症状が出ていることが辛いという。そんなに酷いのか、と聞くと、首を横に振る。できた個所が嫌なのだと。先ほどの居酒屋の席では、話ができない内容だった。「主人には、見せられないから」「・・・そうなんですか?」「だって・・・」 身じろぎするような仕草で、彼女は胸の前で両手を組んだ。「多分、ショックに思ってしまうから・・・」「見られたくないんですね」「多分、見たら、もう・・・」 そういうことか。すごい、現役感だな。じゃあ、なんで、君、ここまでついてきてるわけ?「見たら、もう、嫌がられて・・・」「そんな、きっと、そんなこと、ありませんよ」「そもそもの求めが、とてもレベルが高いんです」「どういうことですか?」「ずっと、綺麗にいてくれ・・・って」 やっぱし、現役じゃないか・・・。なのに・・・いいのかな。今、ここにいて。「それは、そういうだけで、許してくれると思うよ。病気なんだから」 彼女は頑迷に、首を横に振る。「そんなあ、僕だったら、そんなの気にしないよ」「・・・」「あ、いや、そんな、えーと・・・」 ダウンロード copy ここから先は 3,540字 この記事のみ ¥ 200 購入手続きへ メンバーシップ ¥ 666~ /月 みとぎやの作品の世界を、更に、深く、広く、知って頂く為のものです。 みとぎや独自の基準により、今まで… このメンバーシップの詳細 高官接待アルバムプラン ¥666 / 月 初月無料 みとぎやの長編小説「御相伴衆~Escorts」の世界を、限定でご紹介します。 小説本文は勿論、設定、キャラクター紹介(イラスト)など。 また、既出記事の加筆加工、挿絵イラスト追加も予定しています。 他、有料記事も読み放題です。 有料記事は読み放題となります 既出記事の加筆、扉絵、挿絵イラスト追加(随時) メンバー限定の会員証が発行されます 活動期間に応じたバッジを表示 メンバー特典記事を閲覧できます メンバー特典マガジンを閲覧できます ログイン #生物学者 #理科の先生 #火曜の夜はラベイユかパルファム #少しだけ大人っぽいお話 #そしてみとぎやの設定裏話 #バイプレイヤーのプライベート #よく読んでください二重構造 #彼の職業は大学准教 #蜂先生 #15番オス蜂 #普通に真面目に頑張るタイプ #可愛い子が好き 15 更に、創作の幅を広げていく為に、ご支援いただけましたら、嬉しいです😊✨ 頂いたお金は、スキルアップの勉強の為に使わせて頂きます。 よろしくお願い致します😊✨ サポート