バック・トゥ・ザ・ 原始 ネイチャー vol.1
この世で生きていくには、何もかもお金がいる。
水道代、電気代、携帯代、食費、ガソリン代、あげてけばキリがない。
そして、豊かになろうとお金を稼いでも、
所得税というエグい税金が待ってる。
所得税はエグすぎやろ…
もはや生きていくだけで搾取されるのが決まってるようなもんだ。
もう嫌だ、
私は心底そう思っていた。
そんなある日、
突然、まばゆい光に包まれた。
なんだこの光は!
私はまばゆい光の中に溶け込んでいった。
う、うーん
心地よい風が、目を覚ましてくれた。
私は、広い草原の中に寝そべっていた。
風になびいて揺れる草木が心地よい。
ここはどこだろう?
空は、ピンク色と青が、グラデーションのようにいりまじり、えも言われぬ美しさだった。
立ち上がり周りをみわたす。
あ、ライオンだ!
遠くにライオンが見えた。
ライオンは、白を基調として、黄色、青、紫、オレンジなどの様々な模様をしており、幻想的な雰囲気を醸し出していた。
近くに象や、シカ、リスなど、様々な動物がたくさんいたが、ライオンは襲う素振りなど全く見せなかった。
この世界の動物は、他の動物を襲わないのか、
衝撃的な光景だった。
(もし、もし、、、)
頭の中に何かが語りかけてきた。
えっ誰!?
振り向くとそこに、
女の人が立っていた。
私は、この人との出会いで、この世界の事を、色々と知ることになる。