見出し画像

窓ぎわのトットちゃん


黒柳徹子 著

「窓ぎわのトットちゃん」は1881年に刊行されました。これまで20以上の言語に翻訳されて世界で2500万部以上(令和4年9月末時点)に上っています。すごいですね。前から本の存在は知っていたのですが内容も分からずただ、タレントが書いた本くらいしかの認識がありませんでした。初めて本を読むきっかけはネットで「続 窓ぎわのトットちゃん」が発行されたということで読んでみようかなと思い立ったのでした。

読んだ感想ですが、黒柳さんの小学校(1〜2年)の話になります。生き生きとした文体でほのぼのとした内容になっています。当時の学校と少し違う教育方針といいますか自由で子供の主体性を重視した内容ですね。今の学校ではなかなかありません。(多分)小林校長先生の子供に対する接し方は今こそ重要な方向性を指すものであると思いました。

トットちゃんのエピソードは楽しく笑いと当時の生活、政治情勢(戦争前)の様子も知れて勉強にもなります。
「続 窓ぎわのトットちゃん」は図書館でも人気でなかなか空きがない状態が続いています。続編を書いたきっかけはロシアによるウクライナへの侵攻で、再び執筆する気持ちになったと話しているそうです。

是非早く読みたいです。教育関係者はもちろん、子育て世代、昔を思い出したい方など読んでほしいです。ほのぼのとした余韻が残る内容です。

因みに英語版も出ているので英語の勉強にも一役うと思います。英語タイトルは “Totto-chan: The Little Girl at the Window,”です。
こちらも気になります。(今英語の勉強しています!)
「トットちゃん」の由来は、お父さんに「トット助」とあだ名で呼ばれていてそこからとったようです。また「徹子」の名前は生まれてくる子に徹と付けようと考えていたところ生まれたのが女の子だった。しかし女の子だったら「子」をつければいいとなり「徹子」になったそうです。(笑)

イラストもいいですね

↑ 英語版

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?