東京の朝、今日は珍しく雨。1日中降るであろう雨。 私は雨の日が好きだ。 しっとりと雨の音に消されて街の音が吸収される感じ、 公園に行けば緑がいつもより青々として、深い深呼吸を促してくれる。 土の匂い、柔らかい土の感触、それらを味わいながらこの公園の森を散歩する事を好んでいる。 雨の音を聞いていると、自分の中の余計なもの 無意識に取り込んで、自分の純度を落としているようなものまで洗い流してくれるような気がする。 そして、 晴れだから散歩に行こう。 もいいけれど、普通はやら
中1息子は専ら定期考査の勉強中だ。 勉強は得意は方ではない。 日々の積み重ねは大事だろうと あの手この手で彼の勉強を応援している。 よく、優秀な人が「親から一度も勉強しなさいと言われたことはない。」 というのを聞くけれど、やらない子に同じ事をやってしまうと悲劇しか生まない。 親ができることは、勉強のスケジュールを共に立てること 質問があれば答えること ご飯を作ること。 このくらいしかない。 本人が頑張る以外には道はないのだ。 4月に入学してから3ヶ月、彼の事を観察し
分かりやすいって親切だ。 でも、分かりにくいって面白いことだと思う。 分からなければ、分かろうとするしかないし 相手を自分のものさしや常識の範囲内で測ろうとしていた気が付く きっかけにもなる。 迂闊に生きていると 自分のものさしが合っていると思いがちだ。 自分と感覚が違うものは 「変」や「理解できない」で片付けてしまうことも多々ある。 実際、この展覧会では、有名な絵画もないし、現代美術のインスタレーションが多く美術館が好きな私にとっても何だかよく分からない展示だった。
先日、アーティゾン美術館に行ってきた。 「ブランクーシ 本質を象る」 ルーマニア出身の彫刻家、コンスタンティン・ブランクーシ(1876-1957) 《接吻》 男女がひっついてひとつになっている彫刻 男女が愛し合っているように見えるこの作品 作る時には、ひとつの塊の石から二人を彫り出している。 ふたりがひとつになったのではなくて、 ひとつのものからふたつのものを見出したと考えた時、 ふと、ひとりの人間の中の男性性と女性性が思い浮かんだ。 自分とは何者かのか考えてもキリが
はじめまして 神崎明日香と言います。 大学で美術教育を学び、 20代は公立美術館 30代は子育て、学校図書館の司書 40代はアートワークショップをフリーランスでやっています。 夫と子供二人と色々なところに転勤しながら その都度、家族や仕事、暮らしのあり方を見つめ直しながら 丁寧に感じて生きることを心がけています。 仕事だけでもない、暮らしだけでもない 日々の小さな心を動きを かざらずありのままに綴っていきます。 このnoteが誰かの日常に新しい視点になることを願って