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小池逮捕or選挙無効 の可能性

過去最多の56人が立候補した東京都知事選挙にて、3選を果たした小池百合子氏。
しかし、選挙期間中から小池氏は小島敏郎氏から公職選挙法違反(虚偽事項公表罪)の容疑で刑事告発されていましたが、
なんと別の公職選挙法違反も犯したとして他にも刑事告発を受けているのです。
小池百合子氏逮捕待ったなしといったところに。

そしてそもそも今回の都知事選自体が無効になる可能性まで浮上してきた。

そして選挙期間中に小池氏は(小島敏郎氏とは)別の告発も受けています。

告発したのは郷原ごうはら信郎弁護士と神戸学院大学法学部教授の上脇うえわき博之さんのお二人。

現職の知事が選挙に出る場合、通常なら選挙期間中は休職、副知事など地方自治法に基づく立てるのに、
小池都知事は「公務優先」を旗印に、それを

そして候補者でありながら、露出のある公務には取り巻きの記者が取り囲み、候補者としてのPRを公務の中で行っていたのです。
これは、公職選挙法第136条の2第1項1号に"明確に違反"しており、刑事告発されました。

お手盛りの質問を発しそれに答える形で選挙違反が行われたので、当初は記者も告発される可能性があったようです。

学歴詐称、大手公告代理店や不動産デベロッパーとの不透明な癒着など、どれ1つ取ってもとんでもない小池百合子氏ですがここへ来て "決定的な「公職選挙法違反」" がネット上で溢れてしまいました。あろうことか公式な「定例記者会見」で都知事候補としての自らの選挙PRを流してしまったのです。

小池百合子氏が元来、高校・大学レベルの学生が学ぶ「法的な公私のケジメ」が怪しい、弱いという指摘は長くなされてきたものだと思います。

【小池都知事が公選法違反で刑事告発された内容】
6月28日の定例記者会見

島田直樹記者(テレビ朝日)
「街宣車で昨日回られた、手応えがあった、ということですけれども、昨日ゲリラ的に回られてどういった手応え…」

という質問が発せられてしまう。この絶妙な愚問に対して、小池氏は「知事として」答えるべきところ、小池「候補として」応答してしまったのです。

小池
「ゲリラじゃないですけど、オッホッホ、正当の選挙戦だと思います。」
島田記者「どのような手応えがあったのか、どのような方が手を振り返してくれたのか、また知事の公約の部分、訴えかけて、どういったところ集中的に街宣車で訴えたいか、そういったところがあれば教えて下さい…」

現職の都知事に「公務としてどういったところを集中的に有権者に訴えたいか」と尋ねるのは、処刑台への階段に案内しているのと同じことになってしまいます。

またここで、知事と候補者の法的なケジメがついている、分別のある大人ならこう答えるべきでした。
「そのご質問は都知事候補としての私に発せられたものでしょう。ここでは公職としてお話ししていますので、別途お答えしたいと思います…」

ところがこの大学学部1年レベルの分別が小池百合子氏には全く存在しなかったのです。小池氏が答えた内容は
「この間ですね、昨日で申し上げると各地区部を回らせていただきました。いや、とても反応は良かったことを実感いたしました。新橋の仕事を終えたビジネスマンに向かって訴えても、『クールビズなどはまさに楽で実感していただいているのかな』と言ったら『そうだー』という声が返ってきたりと…」
と完全に選挙活動のPRと取られる回答をしていたのです。

候補者として有権者に特定の案件を訴えたら「そうだー」という声が返ってきた。これを「東京都知事の定例記者会見」で言ってしまえる公私の区別のゆるさ加減。この東京都の公式動画の23分ちょうど辺りに隠れなく記録され、不特定多数に公開されてしまったので、もう無かったことには出来ません。

さらに驚くべきことに、都知事候補としての自分の選挙活動法を、知事の定例会見で縷々るる説明し始めてしまったのです。
「私の場合、その、街頭演説等も、場所とかですね、車の位置づけ等々、何かとこの、安倍(晋三)さん(が選挙応援中狙撃され死亡したケース)とか、前回のつばさ(の党)とかですね、正直、具体的に言ってしまいましたけれども、色々制約が出てきて、非常に限られてくるわけで、ございますけれども…」

「制約」が出るのは「選挙に出馬している候補者としての小池百合子」であって、東京都、何の制約もかけられることはありません。
その内容を話すべき都知事の定例記者会見で、何と選挙演説の詳細を語り始めてしまった。

きちんとした法律のリテラシーを持っていたら、こんなことにはならずに済んだはずです。

また、「小池氏は街頭演説も行いますが…(候補者として)様々な街の反応も実感して、より、これからも、そういった形で(候補者として)都民の皆さんの中に入っていこうというふうに考えております。」
と明らかに候補者としての発言もありました。

こうして致命傷が出てくるのは、ちょっと賢慮が足りないゴマを摺るのに熱心な取り巻きが引導を渡してしまうところにも原因があります。
何とここでNHKの中村記者が追い討ちをかけてしまったのです。
「知事選の関連なんですけれどもあの、前半戦が終わりまして、いま手応え感じているということでしたけれど、後半戦に入っていく中で戦略みたいなものはございますか?」

何と、都知事候補としての「選挙戦戦略」を尋ねてしまったのです。
小池氏も小池氏で「まーあの戦略はあまりベラベラ喋ると戦略でなくなるということもございますが(笑)」と答えています。
そして中村記者はさらに追い討ちをかけます。
「SNSをですね、見ていますと、昨日は『赤いキツネ』と『緑のタヌキ』のご質問が陣営の方からされていたり…」

陣営というのは選挙陣営、つまり「知事」としての公務ではなく「小池選対」の内輪の話にこの記者は「東京都知事定例記者会見」で言及し、それに現職の都知事が応じて、しっかりしまって
こういった場面が多々見られた会見が問題となっているのです。

これはまさに公職選挙法136条の2第1項1号~に違反しており"当選しても無効"になる水準の重篤な法令違反が隠れなく残ってしまいました。

これでは~公職選挙法で、当選無効の裁判所決定が高い確率で予想される仕儀とあいなっています。


また、選挙が無効になるかも知れない申し立てもあるのです。

その申し立ては元候補者から~今回の都知事選は過去最多56人が立候補~選挙ポスターの掲示板には48人分しか枠が無かったため、8人の候補者はクリアファイルで掲示~

選挙権の平等を保障した憲法に違反するとして元候補者が都選挙管理委員会に選挙を無効にするように異義申し立てを行ったのです。

今回申し立てを行った元候補者は「クリアファイルでは、ポスターが雨や風で斜めに曲がってしまい、有権者がきちんと見ることができなかった。同じ条件ではなかった。」と会見で訴えました。
都選挙管理委員会は「書類を確認して適切に対応したい」とコメントしています。


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