歴史探検隊中国歴史旅ノート「敦煌と太白山」② 平成30年10月15日

画像1 歴史探検隊中国歴史旅ノート②「敦煌と太白山」 平成30年10月15日 記録者:武藤智子隊員  まだ薄暗がりの5時30分、参加者17名(1名は中部セントレア空港にて合流)は名鉄岐阜駅に集合。お天気は曇り、暖かい朝です。5時57分セントレア行きに乗り込みました。早朝の出発故に朝食をとる人、一眠りする人、これからの楽しい旅に思いを馳せる人、また経験談を交換し合う人等、リラックスした車内でした。7時にセントレア空港に到着、岡崎から参加の小柳津さんが改札口前で待っていました。これで18名全員が元気に出発します。
画像2 出国手続きを済ませて搭乗口前で待っている時、外を見ると小雨が降っていました。ネットで中国の天気を調べた人が、多分天気は良いでしょう、と教えてくれました。※写真右端が記録者の武藤智子さん。(左へ武藤晴彦さん、亀山京子さん、薮下賀代子さん、白木一利さん、隊長の薮下浩)
画像3 中国東方航空MU二九二便に乗り込みました。機内はほぼ満席、私は三人掛けの真ん中の席でした。予定通りに八時五五分に離陸。雨のため日本列島の姿は見ることが出来ませんでしたが、雲の上に出てしまえば安定した飛行でした。しばらくしてシートベルト解除のサイン。機内食の鶏料理は柔らかくて食べやすかった。完食しました。  上海に近づき徐々に高度が下がってきて快晴の空の下に海が見えてくると、大型小型の無数の船が浮かんでいました。
画像4 10時25分、上海浦東国際空港に着陸し、入国手続きに向かいます。ここで迷子になったら一大事と今回も緊張しました。係員の「シーアン、シーアン」という大声で急き立てられて移動。入国審査で前回は無かった指紋認証機がありました。前回は平成27年に参加していますが、上海で青空は見ませんでした。でも、今回は日本のような美しいものではありませんが青空が見え、これからの旅への期待感が少し膨らみました。とにかく西安行きに乗り込むまでが慌ただしく、セントレアからのおなじ飛行機に乗り込みました。
画像5 12時45分、上海浦東国際空港を離陸、一路西安へ。シートベルトが外れ機内食が出ましたが、このときに選んだ麺は私の口には合いませんでした(残念)。14四時20分、西安咸陽国際空港に到着、荷物を受け取って出口に向かいかけた時、麻薬検査犬に足下やトランクをチェックされました。指紋認証や麻薬犬などチェックが厳しくなっているなーと感じました。
画像6 空港を出たところでいつも御世話になる宝鶏市の馬立群(左端)さんと、お友達の賈さんと陳さんの出迎えを受けました。賈さんは、十年前に農業研修で徳島県に滞在したことがあるので日本語が少し話せました。陳さんは優しそうな綺麗な女性でした。  西安の空も薄い青空が見えます。やはり中国の大気の状態は少しずつ良くなっていると思いました。  出発前に馬さんから赤い帽子をいただきました。混雑の中での移動には目印になって助かりました。
画像7 一五時三〇分頃バスにトランクを運び込み、今日の見学地宝鶏市周原博物館へ向けて出発しました。  高速道路に入り、右側遠方に連なる黄土高原の河岸段丘を見ながら一路宝鶏市へ。法門寺インターを出てからさらに北へ、岐山県に向かいました。
画像8 町はいかにも地方都市の風情で、少々荒っぽい運転の中柳並木を進みました。隊長の声で左前方に法門寺の巨大な合掌型本堂が見え、やがて車は左に折れて農村地帯を進みました。細く高い木々が茂り、リンゴ畑が続きます。悪路を苦戦しながら進み、ようやくのことで17時過ぎに周原博物館に到着しました。
画像9 夕暮れの田舎町、鄙びたところに博物館はありました。館長以下皆さん方がにこやかに出迎えていただきました。  博物館を見学し、応接室でお茶を出していただき暖かい歓迎を受けてお別れをしたのが18時50分、外は真っ暗で上弦の月が少し西に傾き、綺麗に輝いていました。前回の時の赤い月とは大違い、やはり大気は綺麗になっているようです。
画像10 博物館に別れを告げ今回の中国歴史旅最初の食事会場に向かい、一九時四〇分に到着しました。お腹がすき、美味しい匂いに誘われまずは青島ビールで乾杯し、名物の岐山ラーメンはスープが赤く、見た目にいかにも辛そうでしたが、それほどでもなく食べることができました。
画像11 賈さんと陳さんは、岐山県の人ということでずっと同行していただき、夕食も一緒にしました。賈さんには食材などお聞きし、和やかに食事ができました。  私たちが食事を終わる頃は、他のお客さんは誰もいなくて、レストランのスタッフが薄暗い片隅でまかない食を食べていました。申し訳ありませんでした。
画像12 さんと陳さんには別れを告げ一日目のホテルの宝鶏市容海夢酒店に向かい、21時半頃に到着しました。初日からかなりの強行軍でした。(武藤智子記)

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