RKS47ノート藍川2「延算寺東院」

画像1 RKS47ノート藍川1「延算寺」 令和5年12月22日  ヤブ 延算寺本院から東の方へ山を下りていくと東院といって、普通はかさ神さまといって岐阜の人に親しまれていますね  ズボ 笠松の笠に、神様の神で笠神さま  ヤブ 当然笠神さまの前で田楽を食べたんでしょうね?ブーさん  ズボ 二軒ありますね  ヤブ 豆腐田楽が美味しいですよね  ズボ 僕の親父が笠神さまの田楽が好きでよく行きました  ヤブ 笠神さまの前の二軒ある田楽屋さんはとても美味しいですね。
画像2 ヤブ その延算寺さんの東院、笠神さまにいらっしゃるのが実は、この人はそんなに古い像ではないんですけれども、これは誰だか分かりますか  ズボ これはあの方ではないですか  ヤブ ちょっと写真が見づらいんですけれども、世界の三大美女の一人というと  ズボ はい、小野小町ですね  ヤブ そうそう、これは延算寺と関係あるんですよね  ズボ 延算寺が小野小町伝説にかかわってる  ヤブ なんかズボさん曲作ってるみたいですね
画像3 ズボ そうなんです。実を言うと、僕がいつもやってます岐阜のつたえ話、あの本の中にも「小野小町と笠神さま」というお話がありまして、その昔むかし小野小町が疱瘡という身体じゅうにかさぶたのできる皮膚病にかかりまして・・・  ヤブ 疱瘡ってお話しする放送じゃなくて ズボ そっちじゃなくて、難しい漢字の、よう書かんのですけど  ヤブ 病気のほう  ズボ 京の都で疱瘡という病気にかかって、困って親しいお坊さんに相談したところ、美濃に病気を治すいいお寺があるので、そちらへ行って養生してきないと言われて来たのがこの延算寺
画像4 ボ ところが毎日毎日お参りをしてもなかなか治らない。困って早く治して下さいと仏様にお参りしてたら、ある晩のこと夢の中に仏さまが出てきて、ここからちょっと先に滝がある。あっ!滝じゃない、松の木の下に泉が湧いている。その水で身体を拭きなさい、清めなさいと言われて、明け方山へ行くと松の木の下に泉が湧いていて、その水でかさぶたを拭いたところ腕のかさぶたがきれいに取れた、こっちも取れた、顔も取れた、全身綺麗になって元の美人に戻って京の都に戻っていった
画像5 ブ という今のお話。小野小町が綺麗になったという泉ではないんですけれども、延算寺の麓の山の中に滝があるんですね。小町の滝というのがあるんですけれども、ちょっとほとんど水が流れていないから見ずらいんですけれど  ズボ たぶん湧いた水が滝になったんじゃないですか ヤブ と思いますけれども、岩場からチョロチョロと水が落ちてる程度の滝なんですけれども、言い伝えでは小野小町が目の病気にかっていて、ここで目を洗ったら目がきれいになってよく見えるようになったという、そういうお話が残ってます
画像6 ズボ 僕も何年か前に行きました。さっきの「小野小町と笠神さま」というお話は僕のレパートリーで、藍川小学校に呼ばれたときに演奏しました。その後かな?何年かしてから見に行きました。それがこの地図でいうところの ヤブ その地図じゃなくてこれで見よう。お寺の鳥瞰図ですので、お寺の下のほうに滝が描かれてますが、これが小町の滝と言うんですね ズボ これですね、これが滝、この上がお寺 ヤブ これが本堂で こちらが笠神さまと呼ばれている東院ですね ズボ はいはい
画像7 東院本堂の内陣

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