中国歴史旅「雲崗石窟と龍門石窟」⑮日誌令和元年10月25日その2

画像1 中国歴史旅「雲崗石窟と龍門石窟」⑮日誌令和元年10月25日その2記録者山本甚吉隊員  一四時二五分 見学を終えてバスに乗車。鄧さん馬さんからこの次に訪れる「大同雲崗石窟」の説明を聞きました。  一四時四二分 高速道路に入り北上を始めました。  一五時一五分 左手に電波塔が見えてきました。塔の高さは一〇〇メートルを超えていると思われます。  一五時二三分 石炭の町大同ICを通過。大同市も西安市、太原市に負けてはいません。高層マンションの林です。
画像2 一五時四五分 ガソリンスタンドで給油して出発した途端に大渋滞にはまりました。中国の三分の一の石炭を産出する大同市にはどのくらいの火力発電所があり、そのうち石炭を使用している火力発電所はいくつあるのか。  石炭を運搬するトラックの数が桁違いに多い。トラックの運転手には「ゆずりあう」心は持ちあわせていないのでしょうか。ようやく魔の交差点を過ぎ、渋滞に巻き込まれること約二〇分で通り抜けることが出来ました。
画像3 一六時二六分 雲崗石窟駐車場に到着しました。入場料一二五元  一六時三〇分 入場して見学が始まりました。記録担当は形山裕幸隊員です。期待してください。  前回の歴史旅ではほとんど活躍することのなかった「翻訳機」ですが、堀田隊員は初日からいろいろテストしながら「ポケ・トーク」を使われていました。晋祠見学や五台山見学で試され、今日はバス車内などで鄧さんと会話をされていました。便利な物だなと感心しています。
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画像5 大同雲崗石窟の見学で印象に残ったのは、第一八窟の「千佛袈裟の仏」と雲崗石窟のシンボル第二〇窟「露座の大仏」でした。  「千佛袈裟の仏」の仏の顔が非常に優しい表情をしていて、笑を浮かべ、今にも語りかけようとしている口元、眼は大きく、いつでも見守っていただいている安心感を味わうことができました。
画像6 次にシンボルの「露座の大仏」の顔は、見学時にちょうど夕日が大仏を照らしだし、光で本当に生き生きしていて「歴史探検隊よ、よくこの地まで参詣にこられましたな、さあ、なんなりとお願いしなさい」と語りかけられているように思いました。夕日が沈む西の空の極楽浄土からの光を全身に浴びている仏の顔は丸みを帯び、耳は肩に垂れ、どんな声でも漏らさないぞ。眼は鋭く夕日に輝いて探検隊をしっかりと見つめています。広い額と高い鼻、一文字に鋭くくっきりした唇と口の両端のくぼみ、私もこんな顔になりたいなあ。
画像7 一七時三二分 「露座の大仏」前で記念撮影。   一七時五〇分 バスで夕食会場へ出発。  一八時一〇分 レストラン汾酒店(景泰楼)に到着。お店に入る階段があります。よそ見しながら一歩一歩登っていきましたが、最後にもう一段あると思って左足を踏み出したらありません。おっとっとよろけましたが、なんとか転倒はしませんでした。この後も続く旅行中肝に銘じて行動しなければならないと思いました。
画像8 今日の夕食はなんと日本式のしゃぶしゃぶでした。メニューには「景泰藍火鍋」とあります。  山西省名物の「汾酒」が卓上に出されました。陶器製の栓を開封するとき薮下隊長が手の指を怪我されたということでした。私のよろけ、隊長の怪我、ヒヤリハットの入り口ですんでいるので助かりました。
画像9 一八時五〇分 汾酒、ビール、ウーロン茶などがそろい、しゃぶしゃぶの具材が食卓に一杯、大声で乾杯。四日ぶりの日本式しゃぶしゃぶ料理はあっという間にお肉が無くなっていきます。途中でお肉がなくなってきた頃隊長から「鄧さんから牛肉の差し入れがありました」と紹介され、隊員から盛大な拍手が湧き上がりました。感謝感激でした。後で隊長に聞きましたら、二つの食卓で追加のお肉が四〇〇元ということでしたが、鄧さんの一日の通訳料に匹敵する金額だそうです。申し訳ありませんでした。鍋の最後は山西省名物の刀削麺でしめました。
画像10 次はトイレの紹介です。日本式に近い順番待ちトイレが一部屋に二カ所ありますが、ドアは厚手のビニールシートが垂れ下がっているだけです。男性隊員は気になりませんが、女性隊員は四人ほどで一緒に行って、二人が使用して二人が見張りをしていました。  二〇時二〇分 気分がいい。満足感一杯でお店を後にしました。車中はしゃぶしゃぶの話題で一杯でした。毎日でもいいね、という声もありました。
画像11 二〇時五五分 大同美晶酒店に到着。薮下隊長から「明日が歴史旅の中間日になります。今夜は前祝いとして隊長の部屋に集合してください。お酒などを飲みながら話し合いましょう。」ということでした。  二一時一〇分 同室の形山隊員と隊長の部屋に行きました。二次会が始まりました。レストランで残っていた汾酒で乾杯。他にも「保健酒:三五㌫」、「杏汾老酒:四二㌫」など持ち寄ったお酒を飲み、つまみは木の実、カボチャ種等です。  二一時五五分 お開き。部屋に戻りシャワーを使ってベッドへ。今日の歩数は九三七五歩でした。

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