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『読書脳』~樺沢紫苑先生の‹新版・読んだら忘れない読書術›を読んで♪~


20代の頃は全く読書をしてこなかった私なのですが、30歳を過ぎてようやく読書の習慣を身に付けることが出来ました。
きっかけはコロナ禍に入って、皆がおうち時間で過ごすことが増えたことです。
その頃私自身はそこまで日常生活に影響が出たわけではないのですが、何となく読書を始めることにしました。

小学生の頃たまに学校の図書室で、本を借りてきてリビングで読んでいたので、母が「知沙ちゃんは本好きやね」と言ってくれたことは今でも覚えていて、嬉しい気持ちになったなぁと思い返すことが時折ありました。
とはいえ私は多読家の子供ではなく、中学に入っても読んだのは「ハリー・ポッター」だけでした。
高校の頃は漫画ばかり山程読んでいたのですが、読書からはハリポタ以来15年ほど遠ざかっていました。
しかしあの頃好きだったハリポタを読んで、物語の世界に引きずり込まれるような感覚を覚えており、大人になってまた全巻読み返してみるとやはりとても面白く、読書の楽しさをまた味わうことが出来ました!
なので今度は小説だけに限らず、色々なジャンルの本を読みたいと思うようになりました。
中学の頃ハリポタを読んでいた時、読書ってこんなに感情が揺さぶられるものなのだと感じていたので、これは『読書脳』に書かれていた~心が動くと記憶に残る脳内物質読書術~だったのですね!

大人になって、近くの図書館で本を借りて読むのを何度か繰り返しているうちに、『読んだら忘れない読書術!!』というタイトルが目に入って、何となく読んだ方が良い本のような気がしたので借りてみることにしました。
この時はまだ誰が書いた本なのかも知らなかったです。ただタイトルに直感が反応したみたいな感じで、今まで読書をしていてもどこか不完全燃焼感があったからだと思います。
今思うと、これが私にとって本当の意味で樺沢先生(の本)との初めての出会いでした。
その数年前に本屋さんで発売されたばかりの『3つの幸福』を見つけて、すごく興味がわきパラパラ読みをしたのですが、当時の私は先生の読書術を知るよしもなかったので、買うのを躊躇い結局買わなかったことがあるからです。
今考えるとあの時確かに「読みたい!」と強く感じていたので、あのタイミングで買えば良かったのだと少し後悔していました。

『読書脳』を読んで、いくつか新たな気付きを得ることが出来ました。
1つ目は~鉄は熱いうちに打て!読書術~です。
読みたい!と思った直後に読む方が、興味や関心が高まっている状態なので記憶にも残りやすく、自己成長に繋がるということなので今後はなるべく、買った直後のワクワク感やドーパミンが身体に分泌されている状態で、読みたいと思いました!

2つ目は本を買う前に❬自問自答をする❭ことです。
これは、絶対に取り入れたいと思いました。
今までは何となく有名なタイトルだし、みんなも読んでそうだなぁとかで選んだり、ジャンルも興味ない上に守破離も何にも意識せず選んで買ってしまっては、やはり私にはちんぷんかんぷんでちっとも面白くなかったという苦い経験をしたからです…
他の人にとって素晴らしい良書であったとしても、それが必ずしも自分に当てはまるわけではないのだと、先生の本を読んですごく腑に落ちました。
正直お金をムダにはしたくないので(笑)、今後は今の自分に本当に必要かをしっかり見極めてから、レジに持って行くようにしたいです!

3つ目は❬セレンディピティ❭です!
これは私「あるなぁ、そうだよなぁ」と思いました!
つい頭で考えてしまっては、無意識に見つけた価値ある物があったとしても「いや今はこれを探してるんじゃない、邪魔だよ~!!」と瞬時に思ってしまって、打ち消したくなることが結構あるからです。
でも『読書脳』にはそれは悪いことなのではなく、心理学用語で❬選択的注意❭と言って人間に備わっている能力なのだと書かれていました。
なのでこれからは素直に、「これは偶然のようだけど偶然ではなく、何にもしていないようだけど私が無意識に選択していることなんだ」と思ったら、気が楽になりそれで良いのだと気付かされました。

手を動かしながら読書をすると運動神経を動員させるので、脳が活性化し記憶に残るという読書術や、気付きを得た箇所(マーカーで線を引いた箇所)だけ人に話しても気付きを共感することになるので、相手の為になるという気付きもありました!
実際ここに書いた2つ目の気づきの内容を、先日職場の仲良い人に話してみると「へぇ~そうなんやぁ、宇山さんのおかげで勉強になったわぁ」と言って頂き、嬉しかったです。

また直感を信じて「何だこれは!?面白そう!」と思ったものは信じていいということも気付きの1つです!
私は今までせっかくそのような感情にさせてくれる本と出会っても、お金がもったいないという理由で諦めてしまい後悔したことがあります。
先生の教えの通り手に取ってみてワクワクを感じたら迷わず即買いを心がけ、保留にするのか買わないのか1分以内で決めれるようになりたいと思いました!

今回の『読書脳』を読んでこうして感想をアウトプットすることで、今まで1度も考えたことのなかった“読書”にフォーカスを当てた新しい視点で、自分の人生を見つめ直すことが出来ました。
このような機会がなければ、そこまで深く思いを巡らすこともなかったぁと思うと、新鮮な気持ちになりました。

最後に書かれていた「自分の人生を切り開きたい、将来幸せになりたい、収入を増やしたい」と、確かに私は本心でそう思っていますが、どうしたら良いのかいまいち行動がわかっていないと思います。
準備をしたら良いのだという先生のお言葉には少し救われる気がするのですが…。
そして❮輝かしい未来が開ける❯ことを切実に願っています。
その為に良い人生にできるような行動を起こしていきたいです。
その手段として、より良い“読書”を自分の人生に役立てていけたらいいなと思いました!最後まで読んで下さり心から感謝致します!ありがとうございました。


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