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千年エクゾディアデッキ解説書

割引あり



1.はじめに

はじめまして!ゆうき二十代と申します!
今回はINFINITE-FORBIDDEN(インフィニットフォビドゥン)にてテーマ化された千年エクゾディアデッキについて解説します。

このデッキは動きが簡単で誘発受けも良いため大会勢にはもちろんのことOCG復帰勢や初心者の方にもオススメできるテーマになってます。
しかもシモンへのリスペクトが高く、千年アイテム(千年の十字)ナシだとバー(ライフ)を削らないと石版(永続魔法)からカー(モンスター)を呼べない部分とか原作再現もすごいんですよ実は!!!🙌ディアハできます!
幻の召喚神エクゾディアがスタンバイに1000ライフ失うんですけどそこもシモンのバーが徐々に尽きていくのを再現してるんですよね😊
(そこは再現しないで欲しかった)

戦績に関してはYCSJと日本選手権店舗予選でしか使用していないので大した戦績を残せてませんがYCSJが4-2で6回戦敗退、店舗予選3-1で決勝負けと勝率は悪くないかと思います。
ランキングデュエル(1デュエル戦)で優勝もできました!(NEW)
DKCで8位にもなりました!

さて、前置きはこの辺にしてこのnoteでは、無料部分で【デッキの特徴とメリット紹介】【テーマ関連のカード】と【テーマ以外で相性の良いカード数種類】の紹介をし、有料部分では【構築及び採用、不採用の理由】【展開例の紹介】という形で解説していきます。
千年エクゾを組もうと思っている方には無料部分だけでも読んでもらえると嬉しいです🙌
目次で見たい箇所に飛べるので興味のある部分以外読み飛ばして貰っても大丈夫です🙆

2.デッキの特徴とメリット (5/23更新)

千年エクゾディアデッキの特徴として、千年モンスターは永続魔法化し魔法罠ゾーンから効果で特殊召喚していくため召喚権を使わずに高ステータス+おまけ効果持ちのモンスターを並べていくことができます。

原人、盾に関してはそれぞれモンスター効果での破壊耐性、魔法罠での破壊耐性がありフィールド魔法があると破壊されても魔法罠ゾーンに戻るので次のターンのリソースとなり場持ちが良いです。

また千年の十字1枚から、魔法罠の効果発動を1回無効+破壊耐性+打点アップ+エンドフェイズにエグゾード魔法罠のセットをできる幻の召喚神エクゾディアを降臨させることができ戦線を一気に変えることができます。

打点の期待値として
原人2750+ゴーレム2000+幻エクゾ4000~8000=8750~12750
となるので後攻からのワンキルも容易で倒しきれなくとも破壊耐性付の幻エクゾでの魔法罠無効+怒りの業火エクゾード・フレイムでの全体破壊と制圧力も申し分ないです。

そして、このデッキのメリットとしては大きく4つあります。


メリット①誘発受けが良い

採用率の高い各種誘発即時効果持ちカード達、いわゆる手札誘発への耐性ですが
効く○状況次第△効かない✕として
・灰流うらら△ 状況により効く

・増殖するG✕か△ 最小1枚~最大3枚ドローで幻エクゾの召喚可能

・マルチャミー・プルリア✕ 手札から召喚も特殊召喚もしない

・無限泡影✕か△ 2枚持ちされていると効く

・原始生命態✕ テーマ内召喚特殊召喚最大4回、テーマ外モンスター使用の場合は効く

・エフェクトヴェーラー○ 次元の裂け目、アトラクター、墓穴でケアしたい

・幽鬼うさぎ△ 状況により効く

・ドロール&ロックバード△ 状況により効く(効かない寄り)

・DDクロウ✕ テーマ内で墓地使用なし(墓地効果は怒りの業火程度)

という形で明確に効くのはヴェーラーくらいです。
増殖するGは通してしまいうらら、墓穴を温存し次のターンの妨害として使うことが多いです。

・超融合△ 幻エクゾが吸われることがあまりない、吸われる場合相手も何かしらモンスターの用意が必要

メリット②除外、墓地対策に強い

これはもう言葉通りでテーマ内に墓地を使って展開するギミックが全く無いため墓地対策の影響を受けません。

今後環境がデモンスミス+何かという構築に染まることが考えられるため一定数墓地をメタるデッキを使用する人が増えるかと思いますが、全く影響が無いです。
むしろこちらがアトラクターや裂け目でこちらの苦手なカードをケアしつつ、墓地をメタりながら環境デッキと渡り合える状況です。

強いて言えば怒りの業火エクゾード・フレイムの墓地効果を使えなくなる程度ですね。

メリット③デッキの空きスロットが多い

千年エクゾを組む上で必要最低限必須なのが
メインデッキがエクゾパーツ5+原人3+盾3+ゴーレム1+神殿3+十字3+怒りの業火1のメインデッキが計19枚
エクストラデッキが幻エクゾ2の計2枚
となっており墓地も必要としないため、環境に合わせて柔軟にデッキの構築を変えられるほどメインもエクストラもかなり枠があります。

メリット④後手捲りがしやすい (5/23追記)🆕

後手捲りがしやすい?天盃龍の劣化でしょ?
そう思うかもしれません、しかしこのデッキ、天盃龍と完全に差別化できる部分があります。
まず、このデッキはテーマ内で召喚権を使う動きが全くありません。
これが後手捲りがしやすい部分にどう直結するかと言うと
・溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム
・ラーの翼神竜-球体形
を使えるんです!!!!

どちらも相手フィールドのモンスターをリリースし、相手の場に出すことができるカードで、効果の発動を許さず、耐性もガン無視の最強の除去カードです。
最近の展開デッキは強力なモンスターが数体並ぶため、複数を一気に処理できるこのカード達はかなりのパワカです。
しかし、デッキを回すために召喚権を使わなくてはいけないデッキには中々採用ができないカードです。

つまり後手捲り最強デッキ、天盃龍でも採用することが難しいカードです。
採用できてもせいぜい壊獣程度でしょう。
壊獣だと1体しか処理ができませんが、上記のカードだと複数を一気に除去でき、ラヴァゴーレムはターン1の制限がないため、重ね引きをしていれば何体でも相手の場を食らいながら出せます。

そしてこちらは後攻で倒しきれなくとも、幻の召喚神エクゾディア+怒りの業火エクゾード・フレイムという前と後ろで質の高い妨害を簡単に構えることもできます。

以上
・ラヴァゴーレム、ラー球体を採用できる
・倒しきれなくとも質の高い妨害を構えられる
という2点が天盃龍との差別化を図れる部分であり、後手捲りがしやすいという部分でもあります。

ちなみに、ラヴァゴーレムの必殺技名は城之内ファイヤーです。

3.テーマ関連カード紹介

千年の十字の効果でバウンスされないレベル10以上のエクゾディアモンスター、千年モンスター、ミレニアムモンスターとそれらのサポートカードをテーマ関連カードとして紹介します。

デッキを組む際によく使用するカード

幻の召喚神エクゾディア

このデッキのエースモンスター

破壊耐性+ダメージ計算時にライフ分打点アップ(永続)+魔法罠の効果発動無効(ダメステでも発動可)+エンドフェイズにエグゾード魔法罠のセット(セットなのでうらら等すり抜け)
という出ただけでかなりの制圧力を持つモンスターとなっています。

効果が5つあるのは素材がエクゾディアパーツ5体だからでしょう。それぞれのパーツに効果が割り当てられているのだと思います。
①の効果から順番に、胴体、右手、左手、右足、左足だと勝手に思ってます(笑)
⑤の効果が完全に足を引っ張ってますね、足だけに

千年の十字

幻の召喚神エクゾディアを簡単に降臨させることができる千年アイテム

この手の融合モンスターを出すカードはうららに引っかかる弱点を抱えていることが多いですが、このカードはエクゾディアパーツを見せびらかし自慢するだけで幻エクゾを出せる破格の性能。
また、千年モンスターを魔法罠ゾーンから出す際、このカードがライフコスト代わりになります。

デメリットとして自分フィールドのテーマ外モンスターはバウンスされますが、心変わりや三戦の才等で相手モンスターを奪った後にこのカードを発動することにより、相手モンスターを破壊以外の方法で除去をできデメリット効果をメリット効果に変えることができます。

発動後にデッキに戻る処理が入るため、デッキにカードを戻すことができない場合にはこのカード自体が発動できなくなるため注意が必要です。

封印されしカード×5枚

千年の十字と魔神火焔砲を発動するために必要な必須カード


「封印されしエクゾディア」「封印されし者の右足」「封印されし者の左足」 「封印されし者の右腕」「封印されし者の左腕」 が手札に全て揃った時、自分はデュエルに勝利する。

千年の眠りから覚めし原人、千年王朝の盾

千年の盾を持ってはしゃいでいる千年原人
千年の盾から千年王朝の盾へ出世に成功

2枚ともこのデッキにおける十字素引き以外の1枚初動です。
原人初動の場合、原人→盾→十字(残りLP4000)
盾初動の場合、盾→十字(残りLP6000)

それぞれ破壊耐性も持っており、原人はモンスター効果、盾は魔法罠効果で破壊されません。
高ステータスの耐性持ちモンスターなので場にいるだけで仕事をしてくれます。

原人は自身をサーチすることも可能です。

千年の宝を守りしゴーレム、石版の神殿

千年守っていた財宝は石版の神殿だったらしい
石版をウェジュと読ませる部分が原作リスペクトを感じる

2枚ともこのデッキにおける2枚初動
ゴーレムor神殿+任意のモンスターが必要になります。

ゴーレム初動の場合、ゴーレム→神殿→盾→十字(残りLP4000)
神殿初動の場合、神殿→盾→十字(残りLP6000)

ゴーレムがモンスターゾーンにあると千年の十字の発動が無効にされないオマケが付きます。

神殿があるとモンスターゾーンの千年、ミレニアムモンスターが破壊された場合、永続魔法として魔法罠ゾーンにおけるため次のターンのリソースや禁じられた一滴のコストとしても利用できます。

エグゾード魔法・罠

怒りの業火エクゾード・フレイム

原作、アニメにおける特殊勝利の際の効果名


レベル10以上のエクゾディアモンスターが存在すれば相手フィールドの全破壊、墓地から除外することでエクゾディアパーツをサルベージ若しくはサーチとどちらも優秀な効果を持っています。

相手エンドフェイズにこのカードで相手盤面を更地にし、次のターンに除外しサーチ効果を発動し
幻エクゾATK7000+このカードでサーチした胴体ATK1000で8000ジャストキルすることもしばしば

サーチは流石に1体しかできませんがサルベージは5体までなのでパーツをリンクモンスターの展開やコスト等に利用してもこれ1枚で十字の発動条件を満たせるようになるのが地味に偉いです。

全体除去効果の発動の条件はレベル10以上のエクゾディアモンスターのため、召喚条件が緩く比較的展開しやすい召喚神エクゾディアや守護神エクゾディアでも発動条件を満たすことができます。
究極封印神エクゾディオス、真エクゾディア、エクゾディア・ネクロスは含まれないため注意。

魔神火炎砲

シモンが操るエクゾディアの攻撃名


発動条件が緩く、このカードを素引きしているだけで相手のモンスターをコストがあれば毎ターン1枚バウンスできる妨害札となり怒りの業火エクゾードフレイムと違い腐ることがまずないカード

墓地へ送られればエクゾパーツを回収できるオマケ効果付き
ただし千年の十字との相性が悪いため採用優先度が下がってしまうカードでもあります…

魔神火焔砲

シモンの操るエクゾディアがゾークに攻撃している場面のカード


レベル10以上のエクゾディアモンスターは現在、幻の召喚神エクゾディア・守護神エクゾディア・召喚神エクゾディアの3体ですが、召喚神エクゾディアは効果を受けない耐性によって効果を付与することができないため、幻の召喚神エクゾディアと守護神エクゾディア用のカード

守備で守ることすら許さない超攻撃的な効果を持っており、ライフを半分払えばお互いの魔法罠を除去しながら貫通持ちの攻撃力10,000以上のエクゾディアでワンショットを狙いに行けます。

守備貫通を付与するだけでは特に制約等かかりませんが、ライフを半分払う方の効果を使用した場合、ターン終了時までこのカードを付与したモンスター以外の他のカードの効果を発動ができなくなり、魔法罠ゾーンも全てエクゾディアパーツで埋まってしまい、いなされた場合負けが濃厚になる諸刃の剣です。

一撃必殺技級の威力がありますが、原作ではゾークによって一蹴され負けています。

その他テーマ関連カード

ミレニアム・アブソリューター

幻想魔族としてリメイクされたアブソリューター


ミレニアムの名を持っているため千年の眠りから覚めし原人でサーチが可能です。
十字がない場合、千年モンスターの展開にライフコストが必要となるため、テーマ内にライフポイント回復効果持ちのモンスターがいるのは嬉しいところ。しかし展開方法が受け身なのがネック。

ミレニアムーン・メイデン

幻想魔族としてリメイクされた月明かりの乙女


ミレニアムの名を持っているため千年の眠りから覚めし原人でサーチが可能です。

戦闘に強く破壊耐性と魔法罠の効果発動無効はあるが、モンスター効果での破壊以外の除去に弱い幻の召喚神エクゾディアに対象耐性を持たせ場持ちをもっと良くできるのは嬉しいところです。

他にも幻想魔族や魔法使い主体のデッキで、それらのモンスターを守るのに使用することもできそうなスペックを持ったカードです。しかし展開方法が受け身であり、このカードを特殊召喚できるタイミング的に耐性付与が間に合わないケースが結構あるのが惜しいカード。

ミレニアム・アイズ・サクリファイス

ミレニアムと名前に入っているため千年・ミレニアムのテーマに内包されたカード。

幻の召喚神エクゾディアの苦手なモンスター効果での除去や千年モンスターの魔法罠ゾーンからの展開の際の灰流うららや幽鬼うさぎをケアできる小回りの利くカードです。

ただし幻エクゾ+このカードで超融合されて共命の翼ガルーラを出されてしまう点は注意が必要

ミレニアム・アイズ・イリュージョニスト

ミレニアムアイズサクリファイスと同様ミレニアムと入っているためテーマに内包されたカード。
アイズサクリファイス融合モンスターが特殊召喚されると墓地から回収可能で、千年の眠りから覚めし原人からサーチも可能なためミレニアムアイズを入れるのであれば採用したいカードです。

召喚神エクゾディア

召喚条件は緩く比較的場に出しやすい完全耐性を持ったカード。
①と③の効果が嚙み合ってなく、エクゾディアを揃えたいのか墓地に置いておきたいのかどっちなのか分からない中途半端なカードです。

守護神エクゾディア

ロマン砲

その他の千年、ミレニアムモンスターたち(サクッと流します)

千年、ミレニアムどちらにも属するカード
千年をミレニアムと読むためミレニアムにだけ属してます。
打点足らない、レベル4だったらワンチャン…
リメイク元
リメイク元
リメイク元

4.相性の良いカード紹介 (5/23更新)

相性の良いカードを何枚か紹介します。

BF-下弦のサルンガ

自分のターンにこのカード+原人若しくはゴーレムからBF-フルアーマード・ウィングを出すことで完全耐性を持つ攻撃力3000のモンスターを展開しつつ墓地効果で相手カードを1枚破壊できるようになります。
フルアーマードは完全耐性を持つため千年の十字の効果でバウンスされません。

ゴーレム+このカードで展開する際は間にアクセルシンクロ・スターダストドラゴンを挟みます。

盾+サルンガでブラックローズドラゴンを出し盤面をリセットすることもできます。

ホップ・イヤー飛行隊

サルンガとは違い相手ターンで展開ができるカード。

盾+このカードでブラックローズ・ドラゴンのシンクロ召喚から全体除去
原人+このカードからフルール・ド・バロネスシンクロ召喚での1妨害

ゴーレム+このカードからアクセルシンクロ・スターダストドラゴンを挟んでこのカードを蘇生し、アクセルスタダの効果でスターダスト・ドラゴンとシンクロ召喚しフルール・ド・バロネスをシンクロ召喚することで1妨害を構える動き辺りがねらい目となります。

融合呪印生物-闇

主に②の効果を使用します。このカードと任意の効果モンスターでミレニアム・アイズ・サクリファイスを出すことができます。
他にも出せる融合モンスターはかなりいますが割愛します。

サイコ・エンド・パニッシャー

1000LP支払うことで相手フィールドのカードを1枚除去することができ、相手とのライフの差分だけ攻撃力を毎ターンアップすることが可能で、自分の方がライフポイントが少ない場合には相手の発動した効果を受けない化け物モンスター。
千年エクゾデッキの影のエースです。

活路への希望

活路エクゾ懐かしいよね!

千年の十字が手札にない場合、千年モンスターの展開に2000LPを支払うことになるため発動条件が満たしやすく、ターン1の制限もないのでエクゾディアを揃えるデッキを作成した際に使いやすいロマン砲カードです。
千年モンスター3体の展開でLPを6000失い、成金ゴブリンで相手に+1000LPしこのカードで1000LP失えばライフ差が8000あるので4枚ドローできます。

自分がカジュアルで使用している令和の活路エクゾデッキ

財宝への隠し通路 (5/23追記)

あ~れれ~?幻の召喚神エクゾディアって攻撃力0だぞ~~?
千年の十字+このカードから相手フィールドのモンスターをアウトオブ眼中して直接攻撃で8000ライフを削れますね(笑)

セベクの魔導士 (5/23追記)

失ったライフを回復することで、幻の召喚神エクゾディアの攻撃力を上げることができるカード。

王の棺 (5/23追記)

ホルス展開にて《神竜騎士フェルグラント》を出し、フェルグラントの効果を自身に発動することで千年の十字のデメリットでバウンスされるのを防ぎ、相手ターンでの妨害数を増やしたり、《熱血指導王ジャイアントレーナー》の効果でのドローで千年の十字を探しに行ったり、打点が足らない際にホルスモンスターを打点要員にでき相性が良いです。
背景も古代エジプトをモチーフにしている部分が世界観を壊さなくてGOODですね!

5.知っておいてほしい裁定等 (5/23追記)

さて、ここで問題です。
自分の場には攻撃力が8000の幻の召喚神エクゾディアがいます。
相手が禁じられた一滴を発動し、幻の召喚神エクゾディアを選びました。
禁じられた一滴の処理後、幻の召喚神エクゾディアは攻撃力がいくつになっているでしょう?

A.攻撃力は0
B.攻撃力は4000

回答は禁じられた一滴の欄でするとして、この項目ではこういった千年エクゾを使用する上で、最低限知っておいてほしい裁定等を解説します。

1.魔神火焔砲

このカードはモンスターに効果を付与する効果です。
例えば【幻の召喚神エクゾディア】に効果を付与したとすると幻の召喚神エクゾディアの効果として扱います。

つまり、LPを半分払って【封印されし】モンスターを5体装備して10000攻撃力が上がっている状況で【エフェクト・ヴェーラー】等のモンスター効果を無効にする効果を受けた場合には幻の召喚神エクゾディアの効果は無効となり、自身の効果で装備した封印されしモンスターカードは全て破壊されます。
現況の無限泡影、エフェクト・ヴェーラーが3枚ずつ積まれてるような環境だと諸刃の剣ですね。

見切れていますが、事務局に確認した結果

『この効果の発動後、ターン終了時まで自分はこのカード以外のカードの効果を発動できない』の一文で勘違いしがち、及び忘れがちですが【魔神火焔砲】の効果を付与したモンスターの効果は使用できるため【幻の召喚神エクゾディア】に付与した場合、問題なく②③④の効果が使えます。

2.千年の十字

このカードは発動後にデッキに戻る処理が入るため、デッキにカードを戻すことができない状況では、このカード自体が発動できなくなります。
ここまではテーマカードの紹介で書いた内容ですね。

では、処理時にデッキにカードが戻せない状況だとどうなるでしょうか?

結論を言うと、【幻の召喚神エクゾディア】の特殊召喚は正常に行われます。
しかし、自分フィールドのテーマ外カードを戻す処理は行わず、このターン召喚、特殊召喚できない効果は適用され、【千年の十字】はデッキに戻せないため墓地に送られます。
簡単に言うとモンスターのバウンスは起きず千年の十字はデッキに戻る代わりに普通の魔法カードと同じで使用後に墓地にいくだけですね。

これを逆手にとって、頑張れば幻エクゾ+アポロウーサみたいな盤面が築けるかも、、、

めったにないと思いますが覚えておいて損はないでしょう。

また、石版の神殿でフィールドに仕方なく置いたモンスターをデッキに戻すことができる点も覚えておきましょう。

3.石版の神殿

②の効果について4点ほど説明します。

まず1点目として、②の効果を適用できるのはモンスターゾーンに存在する千年、ミレニアムモンスターにだけです。
魔法罠ゾーンのこれらのカードが破壊された場合には適用できません。
これには明確な理由があり、【千年】モンスターと【ミレニアム】モンスターと指定しているからです。
もし、【千年】モンスターカード、【ミレニアム】モンスターカードと記載されていれば魔法罠ゾーンで破壊されてももう一度置くことができました。

次に2点目として、石版の神殿と千年、ミレニアムモンスターが同時に破壊される場合ですがこの場合には石版の神殿の②の効果は適用できません。

3点目ですが、魔法罠ゾーンが5枚埋まっている場合には②の効果は適用できません。
応用ですが、魔法罠ゾーンが埋まっていて、千年、ミレニアムモンスターと魔法罠ゾーンのカードが同時に破壊される場合には②の効果は適用できます。

4点目ですが、墓地へ送られるカードが除外される効果が適用されている場合でも問題なく②の効果が適用できます。
(ペンデュラムモンスターとは違うのだよ、ペンデュラムモンスターとは…!!!)

4.幻の召喚神エクゾディア

②の攻撃力アップの効果部分について解説します。
・モンスターゾーンから離れた(リトルナイトの効果等の一時的なものも)
・裏側表示になった
・このカードの効果が無効になった
上記3点の場合、攻撃力アップの効果の適用はなくなります。

③の魔法、罠の効果の発動を無効にする効果についてです。
例えば『ナイトメア・ペイン』を発動されたときに③の魔法罠の効果の発動を無効にする効果を発動できるかできないかどちらでしょう。

効果の発動しか無効にできないから起動効果を使用した時じゃないと発動できないのではと思う方が一定数いると思います。
実際僕も最近までそうでした。

しかしながら、基本的には魔法カードや罠カードの発動は、カードの発動に伴って、効果の発動が行われています。
つまり『ナイトメア・ペイン』のような起動効果しか持たない永続魔法もカードの発動時に③の効果で効果の発動を無効にできます。
その場合『ナイトメア・ペイン』は発動後墓地に送られます。

カードの発動を無効であると効果の発動は無効にできませんが効果の発動を無効だとカードの発動も効果の発動も無効にできるということですね。
簡単に言うと幻エクゾ最強ということです(笑)

また、効果の発動を無効にするためダメージステップでも問題なく使えます。
これは発動した効果を無効ではなく発動自体を無効にするからですね。

⑤の1000ライフを失う効果についてです。
この効果は誘発効果であり、自分スタンバイフェイズに発動する。
と記載されているため、発動の条件を満たしている場合に必ず発動する効果です。
この効果で自分のライフが0になる場合でも発動し、0になった場合は通常通りデュエルに敗北します。

5.禁じられた一滴

お待たせしました、冒頭の問題の解答です。
答えはBの攻撃力は4000になるです。

ここまで読んだ方は幻の召喚神エクゾディアの項目でこのカードの効果が無効になった場合、攻撃力アップの効果の適用がなくなるって書いてたじゃん!と思うかもしれません。

しかし、禁じられた一滴の効果は、攻撃力が半分になり、効果は無効化される。です。
もっと分かりやすく書くと、攻撃力が半分になり、その後に、効果は無効化されるです。

冒頭で書いたのと同じ状況だとすると、攻撃力8000の幻の召喚神エクゾディアは
1.まず攻撃力が半分になる効果で攻撃力が4000になります。
2.その後で効果が無効化されます。
つまり、効果が無効化される段階では、攻撃力が4000になっているのは禁じられた一滴の効果であり、幻の召喚神エクゾディアの効果ではないんですよね。
よって攻撃力は4000となります。

6.デッキ解説 (6/11更新)

構築の採用、不採用の説明をする前にこのデッキが避けて通れないエクゾディアパーツを引いてしまう確率の話からさせてもらいます。

デッキは40枚とします。その場合に先行の5枚の中にエクゾディアパーツがある確率を計算します。これを直接計算するのは複雑で面倒なので
 1-(1枚もそれらのカードを引かない確率=35枚から5枚選ぶ場合の数/40枚から5枚選ぶ場合の数)を計算します。(間違えていたらすいません…)
 1-(35C5/40C5)
=1-{(35×34×33×32×31/5×4×3×2×1)/(40×39×38×37×36/5×4×3×2×1)}
=1-(35×34×33×32×31/40×39×38×37×36)
=1-0.493
=0.507
約50%の確率で初手にエクゾディアパーツが1枚以上ある計算になりますね。

大会で4回戦までマッチ戦フルでやったとすると期待値として12戦中6戦は初手にエクゾディアパーツが最低1枚はある状況です。流石にキツイ…
エクゾディアパーツが揃えば勝利できますが、できればデッキに眠っていて欲しいですよね。
そこでデッキ枚数を増やすところから構築を考えていきました。
デッキを50枚にすると
1-45C5/50C5
=1-0.589
=0.411で約40%
55枚にすると0.391で約40%、60枚にすると0.363で約36%
40枚構築よりは50枚~60枚程度の方が戦いやすそうですね。

構築及び採用理由

メイン枚数を増やす方向で決定し、1~6の条件を課して条件を満たすカードとその他必要なカードを合計してメインの枚数は決定しました。

条件

  1. メインデッキの枚数50~60枚
    前述した通りエクゾディアパーツを引きづらくするため

  2. 初手5枚の中に初動が1枚以上ある確率80%程度
    メイン50枚であれば13枚、60枚であれば16枚程度
    (2枚初動の条件が緩いので1枚初動、2枚初動どちらでも可とします) 
    理由は初動ナシによる負けを減らすためです。

  3. 初手5枚の中に手札誘発が1枚以上ある確率80%
    メイン50枚であれば13枚、60枚であれば16枚程度
    先行時に幻エクゾ+怒りの業火のフィールドでの妨害+手札での妨害を構えるため
    後攻時に展開眺めて腕組デュエル終了を減らすため

  4. 灰流うららを誘えるカード若しくはケア札が初手5枚の中に1枚以上ある確率50%程度(千年モンスターへのうららが刺さるため)
    メイン50枚であれば6枚、60枚であれば7枚程度
    展開デッキが増殖するGをケアする札をうらら+墓穴+指名者の計6枚入れている部分をもとに算出しました。

  5. 禁じられた一滴をケアできるカードが初手5枚の中に1枚以上ある確率50%程度(明確な負け筋の1つのため)
    メイン50枚であれば6枚、60枚であれば7枚程度
    前述と同様、展開デッキが一番通したくないGへのケア札の枚数をもとに算出

  6. 蓋をするカードが初手5枚の中に1枚以上ある確率50%程度
    幻の召喚神エクゾディア+αで蓋をしイージーウィンを狙えるカード
    メイン50枚であれば6枚、60枚であれば7枚程度
    先行取れた時、2回に1回くらいはイージーウィン狙いたいなあという願望から

そして今回解説する構築がこちらになります。

架け橋ギミック以外の混ぜ物ナシで純構築寄りとしています。
この構築の強みとしては
・基本展開で特殊召喚回数が少なく増殖するGがあまり効かない
・テーマ内展開では召喚、特殊召喚回数が最大でも4回のため原子生命態二ビルに引っかからない
・デモンスミス、ホルス等の混ぜ物をしていないため展開が簡単
・強力な永続魔法、罠と魔法族の里があるため環境デッキと対戦しても割と勝てる
の主に4点です。
展開がかなり簡単なので、展開デッキの難しい展開が苦手な方や、
G、二ビルへのケアをあまり考えなくてよいので復帰勢、初心者なんかにオススメかなと思います。

メインデッキ (6/11更新)

【テーマ内カード】

  • 千年の眠りから覚めし原人 3枚
    条件2を満たすための1枚初動。
    このカードが他のデッキへの出張もされており、原人+盾のような手札の際にこのカードから入ることで、相手目線ではレベル8モンスターを場に用意し、後続のサーチまでされその後の展開に繋げられてしまうカードのため誘発を誘いやすく、灰流うららや幽鬼うさぎの有無をチェックをし、安全に盾の効果を通しに行くということができるため3枚投入。

    このカードに増殖するGを打たれて弾けなくても原人、盾、幻エクゾの3枚ドローで理想盤面を築けます。

  • 千年王朝の盾 3枚
    条件2を満たすための1枚初動。
    現状は千年の十字に直接触れるカードがこのカードしかないため文句無しの3枚投入。

  • 千年の宝を守りしゴーレム 3枚
    条件2を満たすための2枚初動。
    このカードと任意のモンスターカードが必要になります。
    ゴーレム初動はあまり強くないですが、今回デッキの枚数を増やしているため初動のかさ増しのために3枚投入。

    このカードから神殿サーチ→神殿発動し手札のモンスターと盾を魔法罠ゾーンに置いて盾効果から十字をサーチします。

    このカードがモンスターゾーンにいれば、千年の十字の発動が無効にされないため多少強引に幻の召喚神エクゾディアを出しにいける点に稀に助けられます。

  • 封印されしモンスター(エクゾディアパーツ) 5枚
    千年の十字を発動するためにデッキに必ず入れなければならないカード。
    稀に幻エクゾATK7000+封印されしエクゾディアATK1000でキルを取りに行ったりします。
    後述しますが、腕や足2枚からリンク値を伸ばしに行くこともしばしば

  • 千年の十字 3枚
    条件2と4を満たすためのカードであり、このデッキの核となるカード。
    この手の融合モンスターを出すカードにしては珍しく灰流うららを受けない点がかなり強いです。

    制約は厳しいですが、無料部分でも説明した通り何らかの手段でこちらのフィールドに相手モンスターを移動できれば除去札にもなります。
    素引きが強いカードであるため3枚投入。

  • 石版の神殿 3枚
    条件2を満たすための2枚初動。
    このカードと任意のモンスターカードが必要になります。
    神殿発動し手札のモンスターと盾を魔法罠ゾーンに置いて盾効果から十字をサーチします。

    このカードがある状態でモンスターゾーンで破壊されたモンスターを永続魔法化でき、次のターンのリソースとして使用できるのが強いです。
    毎ターン手札でダブついたモンスターを使用しデッキから千年モンスターを引っ張て来られ、後続の確保にも優れているため3枚投入。

  • 魔神火焔砲 1枚
    今まで入れれいませんでしたが、このカード自体が相手のターンで伏せて次の自分のターンで使用という流れになるため、自分のターンの展開の際にエフェクト・ヴェーラーを打たれなければ次の相手のターンのドローでエフェクト・ヴェーラーを引かれていない限り10000パンチが通るだろうということで思い切って採用。

    実際このカードの守備貫通のおかげで勝てたり、不利な状況を守備貫通持ち10000パンチで覆しキルしたりとかなり活躍したカード。

  • 怒りの業火エクゾード・フレイム 2枚 1枚
    相手のターンと自分のターンで発動し、盤面を更地にしキルを取りに行くため2枚採用。
    以前1枚にしていた時期がありましたが、2枚目があればキル取れていた場面が多発したため2枚にしました。
    マッチ2戦目以降で相手のデッキが分かっている状態ではサイチェンでこのカードを1枚にすることもあります。
    相手のターンで発動し相手の展開を妨害するカード。
    魔神火焔砲を入れたことで短期決戦になったため一枚にしました。
    (ここまででメイン22枚)

【テーマ外カード】

  • ディメンション・アトラクター 2枚
    条件3及び5を満たすためのカード
    環境にぶっ刺さる強カード。
    このカードを使用してもこちらは全くと言っていいほど被害がないです。
    このカードの効果の適用中は千年モンスターが苦手とする幽鬼うさぎや幻エクゾが苦手とするエフェクト・ヴェーラー、禁じられた一滴を発動できなくなるためそれらをケアする札としても運用でき相性が良いです。

    今後増えそうで状況により刺さるドロール&ロックバードをケアすることもできます。
    文句ナシの最大数投入

  • エフェクト・ヴェーラー 2枚
    条件3を満たすためのカード
    うらら同様、妨害兼チューナーとしての運用がメインです。
    このカード+幻エクゾでサイコエンドパニッシャーを出したりします。
    ただし天盃龍のようなデッキに効きが悪かったり、幻エクゾとのシンクロ召喚は状況が限られるため枚数を絞りつつもセレーネで釣れる点から2枚採用。

  • 増殖するG 3枚
    条件3を満たすためのカード
    通った際のリターンが1番大きく、効果の発動、適用後に相手がこのカードを無視して展開してくれればエクゾディアが揃いそのまま勝利もあり得るので3枚投入。

  • 灰流うらら 3枚
    条件3を満たすためのカード
    展開デッキとは異なり、増殖するGを止めるためではなく妨害兼チューナーとしての運用がメインです。
    原人+うららからサイコエンドパニッシャーを出したり、単純にリンク値を+1するのに使ったりします。
    星3の誘発兼チューナー達の中で一番使いやすいカードであるためこのカードを採用。

  • 惑星探査車 3枚
    条件2,4,6を間接的に満たせるカード
    初動がなければこのカードの召喚から石版の神殿をサーチ、初動があれば魔法族の里をサーチし幻エクゾ+蓋をするカードとして機能します。
    モンスターであるため重ね引きをしても神殿で手札から置くモンスターとしても使用でき無駄がないです。

  • ドロール&ロックバード 3枚
    現環境にかなり刺さる誘発なため最大数採用。
    除外ギミックと喧嘩しますがそこは割り切り。
    最悪、神殿で置くモンスターにします。

  • 宝玉獣コバルト・イーグル 1枚
    架け橋でフィールド魔法と一緒にサーチしてくるカード。
    なぜこのカードなのかというと素引きした場合に召喚すれば自身の効果でデッキに戻ってくれるからです。ディスアドではありますが…

  • テラ・フォーミング 1枚
    条件2を満たすための2枚初動であり間接的に条件5も満たすカード。
    初動のかさ増しで1枚採用。
    魔法族の里も入れているため、神殿を引いていれば里をサーチしに行き使い分けをします。

  • 次元の裂け目 3枚
    条件3及び5を満たすためのカード(ディメンション・アトラクターとほぼ同じ理由での採用)。
    こちらの苦手なカードをケアしつつ相手を妨害できるカードであるため最大枚数投入。

  • 墓穴の指名者 2枚
    条件4を満たすカード。
    このデッキでこちらが苦手とする灰流うららを止めることができる唯一のカードなので最大数投入。
    幻の召喚神エクゾディアに対するエフェクト・ヴェーラーを止められるのも偉いです。
    後引きでも一定以上の仕事はしてくれるカード。

  • 魔法族の里 1枚
    条件5と6を満たすカード。
    テラ・フォーミングの使い分け用のカード。
    幻の召喚神エクゾディアが魔法使い族のため使い勝手がよく、対天盃龍では捲り札が魔法カード主体なためこのカードと幻エクゾで割と完封できます。

    魔法罠の発動→幻エクゾで無効→それにチェーンして禁じられた一滴発動や物量で突破されることが多いのですが
    魔法カードを潰せることで、一滴は発動できなくなるとともに、ターン1回しか使えない幻エクゾの魔法罠効果発動の無効で妨害するタイミングを相手が致命的な場面で使用しやすくなります。

  • 金満で謙虚な壺 1枚
    条件4を満たすカード。
    千年の十字や初動、妨害札を探しにいけるカード。
    迷わずエクストラを6枚除外し、6枚捲りにいきます。

    このカードで灰流うららを誘うことができるので、このデッキが苦手とする千年モンスターへの灰流うららを回避しやすくなったりします。
    本当は2枚採用したいが制限カードなので泣く泣く1枚投入。

  • 強欲で金満な壺 2枚
    条件4を満たすカード。
    金謙と同様に灰流うららを誘いつつ初動や妨害を探しにいけるカード。
    手札が1枚増えるのが単純に強いです。
    2枚ドローにより初動や妨害札を引き込む期待値が高く、事故率軽減にもなるため2枚採用。

  • おろかな副葬 2枚
    架け橋を落とすことで1枚初動となるため2枚採用。
    他にも稀に怒りの業火エクゾード・フレイムを落として墓地・除外状態のエクゾディアパーツをデッキに戻す段取りをしたりします。

  • カイザーコロシアム 2枚
    幻の召喚神エクゾディア+このカードで蓋をしイージーウィンを狙うカードです。
    千年モンスターを展開してしまった場合はそれらでトップハットヘア等を出した後に千年の十字を発動することで十字のデメリット効果でテーマ外モンスターをバウンスし幻エクゾ1体にします。

  • 禁じられた一滴 2枚
    このカードでチェーン切りをしつつ耐性のある相手モンスターの効果を無効にし怒りの業火で相手のフィールドを全破壊したり、幻エクゾを相手のモンスター効果から守ったりと割と小回りの利くカード。
    千年モンスター達は出た後は棒立ちであり、神殿があれば破壊された場合に魔法罠ゾーンにいってくれるため、コストに困ることもあまりないです。
    ダメージステップでもダメージ計算前までであれば発動できる点も強いです。
    しかし除外ギミックがデッキに入っているため優先度が少し下がり2枚採用としています。
    おろかな副葬を入れる都合上枠を空けるため抜きました。

  • 無限泡影 3枚
    条件3を満たすためのカード
    同名ターン1、同一チェーンでの発動制限もないため扱いやすく、結界像などの置き型モンスターや制圧モンスターにも後引きからでも対応でき、幻エクゾが苦手とするモンスター効果での破壊以外の除去もケアできるため最大数採用。

  • サモンリミッター 2枚
    条件6を満たすカードであり、環境にぶっ刺さるカード。
    十字素引きでなくとも神殿か盾初動であれば 盾→幻エクゾで2回の特殊召喚で理想盤面を作れるため、こちらは注意すればケアできる程度のカードであり発動できた際のリターンが大きいため採用。

    しかしこちらに全く刺さらないわけではないので優先度が落ち2枚採用。

  • 魔封じの芳香 1枚  
    条件5と6を満たすカード。
    魔法族の里と同様に幻エクゾが出た後の蓋をする役目のカード。
    運用は里とほぼ同じ。
    千年モンスターは自身の効果で魔法罠ゾーンに表側で置き、表側の魔法カードはこのカードの影響を受けないため、問題なく千年モンスターの展開が可能。
    発動できればリターンの大きいカードであるため採用。

    しかし、千年の十字の発動ができなくなり、2体目以降の幻エクゾを出すことが困難になるため優先度がかなり落ち1枚採用。

  • 影法師
    トップハットヘアでセットするカード。
    なぜアズルーンでないのかというと天盃龍対面で盃満ちる燦幻荘を無効にできるという点からこちらを採用しています。

  • 救いの架け橋 1枚
    おろかな副葬から落とすことでフィールド魔法+宝玉獣をサーチできるカード
    神殿をサーチすれば宝玉モンスターもサーチできているため手札から置くモンスターに困らない初動カードとなり、魔法族の里をサーチすれば蓋もできます。

エクストラデッキ (6/11更新)

  • 幻の召喚神エクゾディア 3枚
    このデッキの核となるカード。
    使用するのは多くても1デュエル内で2枚ですが、強欲で金満な壺を採用しているため3枚採用。

  • サイコエンドパニッシャー 1枚
    このデッキの影のエース。

  • リンクスパイダー 1枚
    胴体以外の封印されしモンスター2体からリンク値を伸ばすためのカード。
    エクゾディアパーツを複数引き込んでしまった場合の展開に使用します。

    封印されし者の足若しくは腕を召喚→リンクスパイダーをリンク召喚から効果でもう一体の封印されし者の足か腕を特殊召喚→リンクリボーリンク召喚
    そしてここから展開が派生します。

    ①リトルナイトルート
    リンクスパイダー+リンクリボーを素材にリトルナイトをリンク召喚

    ②アクセスコード・トーカールート
    1.リンクスパイダー+リンクリボーを素材に崔嵬の地霊使いアウスをリンク召喚
    →効果で相手の墓地の地属性モンスターをこちらのフィールドに特殊召喚し神聖魔皇后セレーネをリンク召喚
    →セレーネ効果で墓地の封印されしモンスター(腕か足)を特殊召喚
    →リンクリボー効果で封印されしモンスターをリリースし特殊召喚
    →セレーネ+リンクリボーでアクセスコードトーカーをリンク召喚

    攻撃力5300のアクセスコードトーカーを展開しつつ、地・闇・光の3属性のリンクモンスターを墓地に用意できるため相手のカードを3枚破壊することができます。
    使用するタイミングがほぼないため抜きました。

  • リンクリボー 1枚
    前述のリンクスパイダー展開に使用するカード。
    他にもエフェクト・ヴェーラーを素材にこのカードを出し、千年モンスターとこのカードを素材にリトルナイトをリンク召喚、リトルナイトの除去効果発動したりと一定以上の仕事はしてくれるカード。
    使用するタイミングがほぼないため抜きました。

  • 崔嵬の地霊使いアウス 1枚
    千年モンスター2体から出すことができ、効果を使用しセレーネからアクセスコード・トーカーに繋げたり、トロイメア・ユニコーンに繋げたりします。

  • 暗影の闇霊使いダルク 1枚
    前述のリンクスパイダー展開に使用するカード。
    使用するタイミングがほぼないため抜きました。

  • 神聖魔皇后セレーネ 1枚
    雑に千年モンスター3体や千年モンスター+ダブついた誘発を召喚や封印されしモンスターを召喚でリンク召喚しアクセスコードトーカーに繋げたりもします。

  • アクセスコード・トーカー 1枚
    セレーネを素材にしたこのカード+千年の眠りから覚めし原人で相手盤面を破壊しつつライフ8000を削りにいったりします。

  • S:Pリトルナイト 1枚
    単純にパワカ。
    このカードをリンク召喚し、リンク召喚時の除去効果発動→相手効果発動にチェーンし②の効果を発動しエンドフェイズまで除外した後に千年の十字を発動し幻の召喚神エクゾディアを出すことで相手カードを除去しつつ千年の十字の効果をすり抜けてエンドフェイズに戻ることで妨害数を+1できたりします。

  • トロイメア・ユニコーン 1枚
    破壊以外の除去で相手フィールドのカードを除去しなくてはならない場合に重宝するカード。
    破壊をトリガーにするカードが最近多いため、活躍の場は多岐に渡ります。

  • トロイメア・フェニックス 1枚
    相手の魔法、罠を除去するためのカード。
    伏せカードが1枚であれば幻エクゾで効果発動を無効にできるため、幻の召喚神エクゾディアの攻撃が通れば勝てるが相手に2枚伏せカードがある際に頻繁に利用します。

  • 影法師トップハットヘア 1枚
    主に展開に使用した千年モンスター2体からリンク召喚しデッキから永続罠をセットすることで妨害数を増やすことができます。

    千年の十字の制約から先行で出してもエクストラに戻るため、次ターンに魔法罠の除去をするためにも使用でき、千年モンスター展開前にこのカードを出しておくことで、魔法罠ゾーンから千年モンスターを出した際に相手の魔法罠を除去することができます。

  • 転生炎獣アルミラージ 1枚 
    惑星探査車や封印されしモンスター達、手札誘発達を召喚しそれらを素材に出すカードです。
    簡単に炎属性のモンスターを用意できるのが偉いです。

  • 灼熱の火霊使いヒータ 1枚 
    ダルクと入れ替えたカード。
    アルミラージと適当なモンスターから出し、リンク値を稼ぎに行きます。
    現状まだまだ炎環境ですし、灰流うららが入っていないデッキがほぼないため入れておけば仕事をしてくれるカードです。

  • 空牙団の懐剣ドナ 1枚
    除去手段の追加での採用。
    自身の効果で場を空けることができる点が良いです。

  • 厄災の星ティ・フォン 1枚
    相手に大型モンスターを並べられてしまった際にワンチャンを作り出してくれるカード。

サイドデッキ (6/11更新)

  • D.D.クロウ 3枚
    このカード今めちゃくちゃ強くない!?
    ほぼデモンスミスギミックの入ったデッキとしか当たらない読みで入れました。
    ルリーを飛ばしてデモンスミスギミックを停止させたり、ベアトリーチェで落としたカードを除外して本命の動きに繋げることができなくなるようにするために採用したカードです。
    深淵の獣だとルリーの特殊召喚を許してしまうのと光、闇しか除外できないためこちらを採用。
    モンスター以外も除外できるのがほんとに偉い、偉すぎる。
    文句ナシの3枚採用。

  • ラーの翼神竜-球体形 3枚
    後攻捲り用のカード。
    相手のモンスター三体を問答無用で処せる破格の性能なので最大数採用です。

  • 溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム 3枚
    無料部分でも触れましたが相手のモンスター2体を簡単に除去できるモンスター。
    こちらはラーの翼神竜-球体形と違い除去できるのが2枚ですがこのカードを殴れるのが有難かったりします。

  • 三戦の号 3枚
    後攻で投入するカード。
    このカードから千年の十字を手札に加えることができるので実質、3枚目以降の千年の十字。
    十字を手札に加えられるカードが他にあるなら結界波や拮抗勝負等を手札に加えられるため後手捲りをする際の択が増えます。

  • 冥王結界波 1枚
    1枚で相手フィールドのモンスターの効果を軒並み無効にできるカード。
    モンスター効果をチェーンさせない部分もかなり強いです。
    しかしモンスターを処理するカードはラヴァゴーレム、ラー球体形と枚数が結構あるため、バックも除去できる拮抗勝負に枠を譲って1枚です。(三戦の号から最悪サーチもできるし)

  • ハーピィの羽箒 1枚
    バック除去カード。
    号からのサーチ先候補。

  • 三戦の才 1枚
    状況によって3つの効果を使い分けることができ、先行でも後攻でも使いやすいカード。
    手札を確認することでこちらの展開を安全に通しながら相手の初動を戻したり、相手のモンスターを奪取して千年の十字に絡めて疑似的にモンスターを除去したりします。
    このカードの2枚ドロー効果でワンチャン狙う時もあります。
    基本的には号からのサーチ先としての運用。
    引けたらラッキーくらいのカードなので1枚。

  • 拮抗勝負 1枚
    バトルフェイズを失うのは痛いですが、捲れずそのままゲームエンドより全然良いので採用。
    1枚で盤面をひっくり返せますし(1枚は残りますが…)採用。

    除去方法が裏側で除外なのがめちゃくちゃ強いです。
    また、魔法、罠も除去できる点も優秀です。

    魔法、罠の除去なら他にもありますが
    コズミックサイクロン→幻エクゾと相性が悪い
    ハーピィ、大嵐→魔封じの芳香が流行りそう
    なためモンスターも除外でき、罠である点から拮抗勝負にしています。


そして下記がサイド入れ替えプラン例です。
これを基準とし、あとは対面次第で入れ替えるカードを変えます。

先行時の入れ替え例
後攻時の入れ替え例

採用を見送ったカード及び不採用理由 (5/23更新)

  • 怒りの業火エクゾード・フレイム2枚目 (5/23追記)
    稀に2枚目が欲しくなる場面がありますが、現状1回打てれば十分なため2枚目は不採用。
    このカードの2枚目を入れるなら魔神火炎砲で毎ターンモンスターを1枚バウンスするのを狙うか、手札誘発や蓋をする永続魔法、永続罠を増やす方が良いかなと思います。

  • 魔神火焔砲
    守備貫通は魅力的で攻撃力が10,000アップも魅力的ですが、このカードを運用する場合はこちらが先行で相手ターンのエンドフェイズにこのカードをセットし自分のターンで発動する流れになると思います。

    その展開になっているならばこちらの展開が通り、相手ターンで捲られることもなかった状況であるためこちらが有利の状況です。
    ほとんどの場合が相手のフィールドは魔法罠の数枚のセットとモンスターが1~2体程度の状況になっているかと思います。
    セットするカードの競合には怒りの業火エクゾード・フレイムがあり、そちらならばモンスターも魔法罠もすべて破壊することができます。

    更地から8000削るのはそこまで難しくなく、スタンバイに1000LP失ったとしても
    【十字素引きで展開していた場合 LP7000】 
    幻の召喚神エクゾディア+怒りの業火の墓地効果で封印されしエクゾディアをサーチし召喚で7000+1000で8000
    【原人、ゴーレム初動 LP3000】
    幻の召喚神エクゾディア+千年の眠りから覚めし原人+千年の宝を守りしゴーレム+怒りの業火の墓地効果で封印されしエクゾディアをサーチし召喚で3000+2750+2000+1000=8750
    若しくは幻の召喚神エクゾディア+セレーネ素材アクセスコードトーカーで3000+5300で8300
    と割と簡単に8000打点を出すことができます。

    また、このカードには致命的な弱点があり、魔法罠を破壊し10,000攻撃力を上げる方の効果を使用した場合にはライフが半分になり、自分の魔法罠ゾーンは全て封じられ、他のカードの発動ができない状況となっています。
    この状況でエフェクト・ヴェーラーや無限泡影を発動されたら自分が有利の状況から一気にひっくり返ってしまいます。

    以上の
    ・相手ライフを8000削るのはそれほど難しくない
    ・リスクが大きすぎる
    という2点から今回採用を見送りました。
    しかしながら、このカードが入っていれば勝っていたという状況も稀にあり採用不採用が悩ましいカードでもあります。

    枠があればサイドデッキに入れておくことで活躍できそうです。

  • 抹殺の指名者
    一言でいうとこのカードに枠を割いてでも無効にしたいカードがない。
    これに尽きます。

    以前は入れていた時期もありましたが、手札で腐ることが多く、セットしても墓穴の指名者ほど活躍しないため抜きました。
    今後、千年モンスターの出張が今より流行ったりしたら入れるかもしれません。

  • デモンスミスギミック
    エクストラの枠を5~6枠程度割いてしまい、強欲で金満な壺、強欲で謙虚な壺と相性が悪いため不採用。

    しかしながら、ベアトリーチェからトランザクション・ロールバックを落としておき、怒りの業火エクゾード・フレイムを2回使用→次のターン魔神火焔砲を使用しキルを取るという流れはかなり強いため採用をかなり迷ったカードでもあります。

    リンクスパイダーギミックは壺で飛んだらまあいいかと割り切れる程度ですが、デモンスミスギミックは飛んだら一気にカードパワーが落ちる点から採用を見送りました。

  • おろかな副葬、救いの架け橋ギミック
    フィールド魔法をサーチできるギミックで初動のかさ増しにもなりますが、宝玉獣モンスターを入れなくてはいけなくなり引きたくないカードが増える点(5枚あるだけでもデッキ枚数を増やす選択を取っているのに増やすのは本末転倒)、初動率は悪くない点の2点から不採用。
    1枚初動を増やすため今回採用しました。

  • BF-下弦のサルンガ
    テーマ展開で原子生命態二ビルを受けずに展開でき、増殖するGの受けも良いという点を潰しかねないカードであり自分が有利の時にしか生かせないカードだと思います。
    妨害数を+1したいならトップハットヘアで良いやの結論に至り不採用。

  • ホップ・イヤー飛行隊
    相手ターンでの展開ができるのがGOODポイント。
    相手ターンでのバロネス展開やブラックローズドラゴンによる全ブッパも狙えるカードであり展開の幅を広げてくれます。

    エクストラはバロネス、アクセルスタダ、スタダ、ブラロとレベル12モンスター1体辺り入れとけば良いかなと思います。
    壺との相性が悪いのとトップハットヘアの存在から今回不採用にしましたが今後採用すること大いにありです。

    文にしてみると強いですね!?なんで採用してないんだろう…(笑)

  • ミレニアム・アイズ・サクリファイス
    融合呪印生物-闇と千年モンスター若しくは簡易融合から出します。
    このデッキがあまり受けたくない灰流うららやエフェクト・ヴェーラーをケアできる点、相手ターンでの妨害数が+1になる点が強いです。

    灰流うららやエフェクト・ヴェーラーをケアする札は足りている点、G受け、二ビル受けが悪くなる点、幻エクゾとこのカードで超融合を受けてしまう点(ここが一番デカい!)の3点から不採用にしました。

  • 儚無みずき
    幻の召喚神エクゾディアの打点アップに貢献及び千年モンスター展開のライフコストを稼ぐことができる点がかなり優秀です。以前は採用していました。

    しかしこのカードで相手を止めることはできず、このカードを無視してフル展開された場合制圧盤面を築かれ、いくらライフが多くてもこちらが展開できずジリ貧になりそのまま負けということが多発したためデッキから抜けたカードです。

  • ホルスギミック (5/24追記)
    ホルス展開をし神竜騎士フェルグラントや熱血指導王ジャイアントレーナーを出したり、打点要員としての運用ができたり相性は良いです。
    しかし永続魔法、罠や里で蓋をしようというプランでデッキを組んだためとメインの枠がキツイため今回は不採用。
    また、G受けが悪くなる点と棺がないと機能しない点からも採用を見送りました。

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