焦点距離を味方につけて様々なシーンを撮影してみよう
iPhoneのカメラには、実はもうひとつ大きな秘密がある。それが「焦点距離」だ。今日は、この焦点距離について詳しく見ていこう。
焦点距離って何だろう?
焦点距離は、簡単に言えば「どれくらい広く(または狭く)撮れるか」を決める要素だ。
- 焦点距離が短い → 広く撮れる(広角)
- 焦点距離が長い → 狭く、遠くのものを大きく撮れる(望遠)
iPhoneで0.5倍、1倍、2倍...と切り替えるとき、実はこの焦点距離を変えているんだ。
iPhoneのレンズと焦点距離
最新のiPhoneには、通常3つのレンズがついている。
1. 超広角レンズ(0.5倍):焦点距離が短く、とても広い範囲を撮影できる
2. 広角レンズ(1倍):標準的な見え方で、普段使いに最適
3. 望遜レンズ(2倍や3倍):焦点距離が長く、遠くのものを大きく撮れる
実際に試してみよう
さあ、ここからが本番だ。実際にiPhoneを手に取って、焦点距離の違いを体験してみよう。
1. カメラアプリを開く
2. 撮影したい被写体を決める(例:公園の木や建物)
3. 画面下部の0.5、1、2(または3)をタップして、倍率を変えてみる
4. それぞれの倍率で同じ被写体を撮影する
5. 撮影した写真を見比べてみる
焦点距離の使い分け
では、どんなときにどの焦点距離を使えばいいのだろうか。
1. 超広角(0.5倍)を使うとき:
- 大勢での集合写真
- 広大な風景
- 狭い室内で全体を撮りたいとき
2. 広角(1倍)を使うとき:
- 日常的な風景
- ポートレート(人物写真)
- 料理の撮影
3. 望遠(2倍や3倍)を使うとき:
- 遠くの被写体を大きく撮りたいとき
- スポーツの試合や舞台を撮影するとき
- 人物の表情をアップで撮りたいとき
ちなみに、人間の焦点距離は50mm程度だと言われている。iPhoneだと2〜3倍ズームの間になる。
視野は小さくなってしまうが自分が見たままを撮影したい場合は、2.5倍拡大することを意識してみよう。
焦点距離は、拡大率の部分を長押しすることで大まかに確認できるため、是非試してみてほしい。
上手に撮るコツ
1. 手ブレに注意:
望遠になるほど手ブレしやすくなる。脇を締めて、息を止めて撮影しよう。
2. ライトを活用:
望遠レンズは光を取り込みにくいので、暗いところでは「フラッシュ」や「ナイトモード」を使おう。
3. 構図を工夫:
広角では手前の被写体を大きく、望遠では背景との距離感を意識して撮ろう。
4. 動きを捉える:
望遠で動くものを撮るときは、少し余裕を持たせた構図で撮影しよう。
まとめ
焦点距離を理解し、場面に応じて使い分けることで、iPhoneでさまざまな表現が可能になる。理屈はともかく、まずは実際に試してみるのが一番だ。同じ被写体を異なる焦点距離で撮り比べてみよう。
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