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成長元基

魔人ブウ編の最後が嫌いだ。最後の最後に地球が壊されそうになり、倒せるのは悟空の元気玉しか無い。元気玉には多くの人の気を集める必要があり、悟空はテレパシーでみんなに協力を呼びかける。しかし世界中の人々はそれを空耳かのように流し、地球の危機なんてどうでもいいかのようにしている。まさにピンチ。そんな時にMrサタンが何をやっているんだ、協力しろよというとみんな手を返したように気を差し出して地球は救われる。すごく人間で薄気味悪い。結局有名な人たちが助けてといったらどこか自分の中で自信になるんだろう。ふと思い出してすごく不愉快になった。そんなことを思い出したのは、色々と自分の中で溜まっていた毒が自分の方へと向かってきたからだ。
何かを人並みにやる。それは自分にとって造作もなく、むしろ簡単でだから満足だった。親の一声、友達の言葉それで十分で何もいらないと感じていた。でもそれらは本当に腹を満たしてくれないし、安地をくれない。きっと昔からこの道は刺々しかったんだろう。それに気づかなかった自分がわるいんだろうけど、気づいた瞬間どうしよもなくやるせなくなった。何に追われて、何を怯えて、何を目指しているのかわからない。きっと遠くをみすぎて自分がかなり歩いていたんだろう。だから休んでみることにした。停滞が怖くて何もできなかったが、今は自分勝手に生きていくことが大切だろう。今はただ楽にしていたい。

さようなら、また会う日まで。

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