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11な、11なはもういいと

11月は誇れるほど体たらくな月だった。先月のなにかと忙しい日々に対して、ただ日に日に年はくれ、ぬくぬくとストーブの前でうたたね、体を起こし布団に入る。そんな毎日を送っていたに違いない。意味もなく制作とカッコつけて人形を作ったり、光る粘土で遊んだり、要らぬものを運んだりすることが毎日で楽しいと思いつつ、後ろめたく思うのは当然に感じる。何か自己のエッセンスを日に日になくしているにではないかと疑問に思うばかりである。
ひとまずそんな状況の打開のために一月に展示の予定を作った。年一で1作品なんて大御所のスタイルをやるにはまだ早すぎるように感じたからだ。それを初めて感じたのは、自分はまだまだ若くないといけないということである。実際まだまだ前途ある若者なのだが、どこか自分の年に対して言い訳をしているのが気に触る。年寄りに対して自分はまだああはなりたくないと思うのに口ではそんなことを言っているのが矛盾でちゃんちゃらおかしい話だ。もっと若く強く元気よくを意識したい。(だからさっき階段のなんてことない踊り場で足を引っ掛けた時、少し疑ってしまったのは今はノーカンにしよう)
制作ではドローイングをしなくした。画面における鮮度を上げる、自由度を上げるためだ。しかしこれは良くない。むしろ本番というものがやたらハードルが高くなり、自分の手を重くするばかりで全く描かなかった。今まではドローイングという隙間から深くの化石を掘り当てていたけれど、隙間もなければその化石を探そうという気持ち無くしてしまう。12月はもっと瞬発力高めにやっていきたいとこである。しかしお陰で展示をいくつか見にいくことにもなり、インプットが飽和してきたのはいい傾向にあり、ちょっとワクワクする。
もう歳も背でいつも通り焦る。ひとまずやれることをやるでマイペースにクレイジーにポップに行くけれど、今年の内容があまりにないことにすごく虚な感覚がある。あと最近はめちゃくちゃ人と話すようになり、なんだかんだ幸せが溢れすぎている。もっと毒とかを思う存分に溢れさせてしまいたいものだ。展示にぶち込んで先輩に喧嘩売ろ。

PS:絶望ビリーでヘドバンして疲れたあとナポリのマリオ64見て笑いたい人募集してます。

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