状況判断①解答と②

フィニッシュは積極的に。

回答は追っかけリーチです。点棒をおさらいしましょう。

東2局
親5000点
南家30000点
自分西家55000点

まず。追っかけリーチをした時に起こり得る事象の割合。今回は自分がカンチャン待ちなので少し不利に見えますが親も好形とは限りませんので1番理解しやすいような割り振りをしてみます。

A親のツモ25%
B自分が放銃し親のロン25%
C自分のツモ25%
D親が放銃し自分がロン25%

正確には流局や南家のアガリがあるのでこんな簡易的な数字にはなりませんが今回は話を簡単にするためにこのように割り振ってみました。

まずはAについて。これは自分がリーチをしようがしなかろうが結果は変わりません。(リーチ棒の1000点だけ損する)。

親の打点をマンガンと仮定します。親がツモると次局状況はリーチ棒込みで

東2局
親17000点
南家24000点
自分西家48000点

誰もアガリに規制はつかず自由な麻雀を打つことができると思います。

ではB。自分が親へマンガン放銃すると次局は

東2局
親17000点
南家30000点
自分西家42000点。

CとDが達成できた場合はその場でフィニッシュです。

どうでしょうか?追っかけリーチをして損になるケースはBのパターンのみです。しかもBになってしまってもAとさほど状況が変わらないです。この程度のリスクを背負うだけでCやDのトップ100%のフィニッシュ抽選が受けられます。Bのリスクを背負うだけでこれなら追っかけリーチしようと思いませんか?

もう一つだけ要素を付け加えます。フィニッシュは積極的に、を実行するときとして重要なのはオーラスから遠い局面ほど有効であり、より積極的に行くということです。今回は東2局なので積極的に行く場面です。

ではこれが南2局ラス前でこのような状況ならどうでしょう?

南2局
親5000点
南家30000点
自分西家55000点

これにおいてはオーラスが近く、降りる選択をしてもいいかなと思います。ここで重要なのはフィニッシュをしにいかなくてもオーラスという自動終了があること。

東2局ではこの後にどのような展開になるかは分かりません。2着やラスになる割合も一定数あるので長い道のりを経るよりもここでフィニッシュしようということ。

南2局の時点だとラスになる割合も低く、トップで終わる確率も高いです。なのでリスクを背負ってフィニッシュしに行く効果が薄くなります。

ということで状況判断①の回答はフィニッシュは積極的に、追っかけリーチを打つでした。

第二問
赤2枚ずつのサンマイーハンありあり

東発
親30000点
南家30000点
自分西家30000点

親リーチと南家リーチの2件リーチに挟まれている状況で8巡目。手牌はタンヤオドラドラのリャンメンをテンパイし追いついた。切る牌は2人に無筋の牌。

追っかけリーチ?ダマで押す?オリる?

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