【遊戯王】60カオス~前編・スモールワールドを使ってみる~【デッキ紹介】
こんにちは、すぱけです。
今回はCODE OF DESTINYで収録されたスモール・ワールドを私が愛用している【60カオス】で使ってみようという記事です。
前後編で書きますが前編(本記事)はこのデッキにおけるスモール・ワールドの使い方と構築を、後編はD-HERO デストロイフェニックスガイをギミックの1つとして取り入れたこのデッキの展開を書いていきたいと思います。
前編の有料部分は少しでもこのデッキについて興味を持たれた方向けに、各々のカードの採用理由、現状のサイドデッキのプラン&構築紹介、採用したかったカード、当デッキの構築に至った経緯などの構築面での部分を深く掘り下げた内容をお届けします。
デッキ紹介
【60カオス】は、光属性・闇属性モンスターとそれらの除外で展開を行うデッキです。2012年では【カオスドラゴン】として【甲虫装機】衰退後に台頭したデッキでもありました。
その後は【ドラゴンリンク】【サンダー・ドラゴン】などでカオス要素が少し盛られていたのですが、最近ではWORLD PREMIERE PACK 2020のカオス関係のカードを取り込んでデッキの安定性と展開力を獲得でき、ギミックとしてではなく1つのデッキとして構築する事ができました。
デッキとしての特徴は、
①特定のカードを引けずとも組み合わせ次第でどれも初動となり得る事
②展開後でもフィールド・墓地にリソースを置いておく事ができる事です。
例えば混沌領域+雷獣龍ーサンダードラゴンによる組み合わせの場合は雷獣を捨てて輝白竜ワイバースターをサーチする事で合計4体分のリンク値を獲得する事ができます。この場合は捕食植物ヴェルテ・アナコンダとユニオン・キャリアーを展開し、デストロイフェニックスガイ+破壊剣ードラゴンバスターブレードと並べて「カードの破壊+EX封じ」をしながらリソースを確保し3ターン目を迎える事ができます。
この場合のリソースとは、「場のユニオンキャリアー(+アナコンダ)」「手札の(暗黒竜コラプサーペントでサーチした)ワイバースター」「墓地の(雷鳥龍ーサンダー・ドラゴンで特殊召喚した)雷獣、(雷獣で特殊召喚した)雷電龍ーサンダー・ドラゴン、雷鳥、D-HEROディアボリックガイ、ディナイアルガイ、(未使用であれば)混沌領域」になります。
どうすればリンク値が伸びるのか、どうすればリソースをうまく確保できるかをプレイできないとデッキパワーは衰えますが、逆を返せばモンスター同士のシナジーを知識としてうまく活用する事でこのデッキのパワーは何倍にも跳ね上がります。
構築
※2021年8月14日(執筆段階)現在の構築です。
まず、60カオスと題したようにデッキ枚数は60枚となっています。
①隣の芝刈りによる墓地アドバンテージ確保
②サーチ先カード(所謂ゴミ札)のドロー回避、カードの被り回避
が主な目的となっています。
①隣の芝刈りを採用し60枚構築にする事で発動時に15~20枚のカードをデッキから墓地に送る事ができるため、芝刈りを引いた試合では大きく有利に立ち回る事ができます。また、墓地を肥やすと妖精伝記ーシラユキの効果を発動するためのコストを大量に確保できると後攻でも相手の盤面を捲りやすくなるという点も芝刈りの採用理由の1つです。
②引いたら本当にどうしようも無いゴミ札はバスター・モードのみとなります。準ゴミ札はPSYフレーム・ドライバー、バスター・ビーストですが前者は混沌領域やスモールワールドのコストに、バスタービーストは最悪デフラドラグーンの特殊召喚コストにできます。60枚に対してゴミ札と呼ぶべきカードが3枚だけなので60枚構築にする事で素引きのリスクは大きく下げられたと思います。
スモール・ワールドを活用する
メイン・エクストラのカードの各々の採用理由は有料部分で公開させていただこうと思いますが、スモールワールドだけは記事の題材となりますのでこちらで書かせていただきます。
複雑そうに見えるテキストですが、簡単に説明すると
①手札のモンスターを1枚を見せる
②①のモンスターのステータスが1箇所だけ一致するモンスターをデッキから除外する
③②のモンスターのステータスが1箇所だけ一致するモンスターをサーチし、①のモンスターを除外する
となります。連想ゲームのようにステータス1箇所のみを参照して間接的にモンスターをデッキからサーチできるカードとなっています。
例えば、上の通りに処理していくと
①手札のPSYフレーム・ギアγを見せる
②属性のみを参照し、デッキからサンダー・ドラゴンを裏側で除外
③種族のみを参照し、デッキから混沌の創世神をサーチし①のγを裏側で除外
というふうになります。
ここで大事なのが、
①2箇所以上ステータスが一致するカードは参照できない事
②デッキのモンスター全てのステータス(特に攻撃力・守備力)を把握しておく事
です。別の例ですがγの攻撃力は1000なので、それ以外が不一致なデフラドラグーンを参照する事ができ、ドラゴン族以外の好きな闇属性モンスターをサーチできるようになります。このようにモンスターのステータスを意識しながらカードを採択し、スモールワールドの特徴を活かして構築しました。
60カオスの戦略
前のコンテンツではスモールワールドについて紹介しましたが、スモールワールド採用の主な目的は初動となるカード(大体はサイキック・リフレクター)をサーチし、安定性を高める事です。このデッキは展開系デッキにあたるため、安定した展開を行うには初動となるカードを手札に握っておく必要があります。
初動としてリフレクターをサーチする理由はこのカード1枚で混沌魔竜カオス・ルーラーをS召喚でき、カオスルーラーの効果で墓地を肥やす事ができるからです。
墓地を肥やしたらその墓地を使ってワイバースターなどのカオスカードや自己蘇生できるチューナーを活用しさらに展開を伸ばしていきます。
最終的には召命の神弓ーアポロウーサや琰魔竜 レッド・デーモン・アビス、デストロイフェニックスガイ(以下デスフェニ)などの妨害カードを場に揃えて相手を圧倒します。
ユニオンキャリアー(破壊剣装備)や墓地にシラユキが揃っているとより勝ちに近づけると思いますが、妨害札全てを場に揃えるのは結構大変なので、消去法で出せるカードを選んで展開する必要があります。
手軽さではデスフェニ(アナコンダ)、ユニオンキャリアー(破壊剣装備)、超雷龍で、強さではアポロウーサ、レモンアビスだと思います。
3ターン目は、トロイメアモンスターやアクセスコードトーカーでフィールドを踏み荒らし、トポロジック・ゼロヴォロスなどでダメージを与えて試合を終わらせます。
おおまかですが、これがこのデッキの主な戦略になります。
※ここから先は有料記事となります。各々のカードの採用理由、現状のサイドデッキのプラン&構築紹介、採用したかったカード、構築に至った経緯などを購入者に公開させていただきます。
※※現在、有料部分は執筆中です。少しずつになると思いますが出来次第ご報告させていただきます。※※
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