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2ヶ月連続デジタルリリース第一弾summer of KAGUYA

夏ですね。
鬱屈してむしむししたこの梅雨明け前に、気分良く家まで帰ろうじゃありませんか。

 夏になって夜空を見上げると綺麗な月が浮かんでいて、それを見るたびにかぐや姫の物語を思い出す。月に帰ってしまうかぐや姫を思い出すと大好きな夏もすぐに終わってしまうなぁと感じる。

 春先までメンバーと一緒に暮らしてた。ある日、夢の中で作ってたかぐや姫の曲がすごくよくて時間が経って忘れてしまう前に和也と白土に起きてすぐその場で聴かせた。良すぎてすぐに仕上がった。
長いようで短く終わってしまう夏が、十五夜が近づくに連れて別れを惜しむかぐや姫に重なってしまった。歌詞を書いてる時に、ああ自分は日本人に生まれて心底良かったなぁって思った。言葉の音が聞こえるし、言葉の情景がブワァァァって広がった。

 どこかでも言った気がするが、曲は僕の手元を離れた時点で作品になる。その作品は誰がどう感じようが自由だ。みんなの夏休みに落とし込んで欲しいです。そして自由に想像して楽しんでください。

 ちなみに僕は出来上がったあと、聴いてみてこう感じた。

竹取物語ではかぐや姫は月に帰ってしまって、翁は号泣、帝は鬱病。
そんなの悲しすぎるのでちゃんとハッピーエンドにしたんだなと。

月は溶けてなくなったので2人はいつまでも幸せに暮らしましたとさ!ちゃんちゃん!

伊織

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