見出し画像

音楽を愛するすべての人たちへ

コロナがもたらした思いもしなかった日々

このコロナ禍に突入したことで今年3月以来、人前で演奏活動してない。これって積極的にライブ活動を始めて20年以上になるけれど初めてのことだ。

そう、僕はアマチュアだけど、ライブ活動をするミュージシャン。ギターを弾きながら、自分たちで作った曲を歌ったり、時々ドラム叩いたりしてる。
もちろん、アマチュアだから営利目的の活動はほぼ無し。それでも、歌い奏でることが自分を表す手段と思ってるので、これまで続けてきたし、これからも続けて行きたいなと思っていた。

そんな中、このコロナ禍へ突入。実は僕が主活動としているアコースティックユニット「燦燦(さんさん)」は、2マンライブを今年5月に企画していた。ライブの企画は去年に立ち上げたのでさすがにこの状況は読めなかった。
色んな準備を進めながらも日本国内の状況は悪化の一途を辿っていった。それを受けて僕たちもギリギリまで開催するかどうかの判断を伸ばしたけれど緊急事態宣言発令直前の4月上旬、断腸の思いで中止を決めた。

開催できていたとしたら、どんなライブになっていただろう。何人くらい動員できてたのかな。そして、2マンを終えた後の自分たちが次に見据えるものは?そんな諸々全て今や想像すらできない。


そして、半年あまり人前で演奏してない今、これからの活動のあり方を模索しているところだ。プロ、アマ問わず、安全に細心の注意を払いながら、すでにライブ活動を再開させている人たちもいる。そんな中で僕らはまだ動き出してはいない(正確に言えば動き出そうとしてはいるがまだ外向きには何を始めるかは伝えてはないから、そういう意味では動いていないのと同義)。

音楽を発信する人は多かれ少なかれ、この期間で色んな事を考え、去来する思いも様々あったはず。

僕もそうだった。

もしも応援したい人がいるなら…

多くのリスナーやファンが存在するプロとは背負うものや責任感は違うけれど、音楽を愛する気持ちは負けないと思っている。
みんなそう思ってるはず。その気持ちにブレが無いから、皆んなこの状況でも何かを届けたい!何かを伝え続けたいと踠いている。

この特別な状況の向こうにどんな世界が開けるのか、まだ今もはっきりとはわからない。ただ、どんな世界であっても今まで僕らの音楽を愛してくれた人たち、また、それ以外の人たちにも何かを届けられたらいいなと切に願う。

それから、皆さんにもし大好きな推しミュージシャンやアイドルとかいれば、彼等や彼女たちの発信するものをぜひ見守ってほしい。そして、できればお金を出して、聴いたり触れたりしてほしい。そうすることで、また新しい作品や新しい触れ合いの機会に出会うことができるはずだから。

タダで音楽は聴けるけど、タダで創作はできないし、ライブもできないし、配信もできないことだけでも、どうか理解してほしい。

あと、それプラス僕みたいにしがないミュージシャンでも心血注いで作品を作ったり、ライブで演奏してるので、そこもわかってもらえたら嬉しいな。


コロナは憎しだけど、結構物事の本質やコアな部分がちゃんと捉えられるようになったので、その点に関して言えばこの世の中になったこと、あながち恨んではないかも。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?