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微生物の会社を創業したらハードウェアをつくることになった話

このnoteをまだ見てくださっている方は一体いるんだろうか。
ご無沙汰しております。komhamの西山です。

本日情報公開しましたが、スマートコンポストを開発しました。

元から実証パートナー募集で配信する予定だったかのように、しれーっとそれっぽいこと書いてますが、ついこの前まで正式に売り出しを開始する予定で動いてました。
一昨日夜、急遽正式販売を見送ることにしました。

今の心境を叫ばせてください。
つれーーつれーーよー。このローンチにメンバーも全力だったので忍びない。忍びなさすぎる。水面下で営業しまくってやっと今期黒転できると計画組んでたのに全部見直し
😇

そんな珍道中をnoteに記録させてください。

なぜスマートコンポストを開発するに至ったのか

いまだになんで私ハードを作ってるんだろうと自分でも思うことがあります。開発を決めたのは昨年の夏の終わり。
昨年、たくさんのご協力があり、さまざまな場所で「コムハム」の性能と安定性を見るための実証をさせていただきました。
そこで出てきた今後弊「コムハム」をグロースさせていくには、絶対突破する必要のある壁が2つありました。

① だれが使っても「コムハム」がちゃんと安定して処理ができる仕組みの構築

② 顧客が「コムハム」を使い続けられるよう、既存のごみ処理委託費用外から収益を得られるビジネスモデル構築

さらっと補足すると、どこでもSDGsや脱炭素の言葉を聞くようになったように感じますが、未来の環境を考える余裕がある人は一握りで、ちゃんと今求められる偏差値に運用ハードルを下げる必要性を感じることが多々ありました。

そして、CSRやブランディングの一環で「コムハム」を選ぶのではなく、ちゃんと持続的に使われるインフラとしてワークさせたいと考えると、経済合理性の担保がマストだった。

上記を解決する今出せる最適解が、「コムハム」が活動しやすい環境をスマートコンポストの中に整え、どのくらい温室効果ガスを抑えられたか、人が気になるデータもウォッチできる、スマートコンポストをメディア面として販売し、顧客がマネタイズ装置として動かすことができる仕組みを作ることでした。
「スマートコンポスト」開発のはじまりはじまり〜〜〜

下北沢の商業施設「reload」でモックでの最終性能試験していました!感謝💜

最終検収で大ごけ

もともと、本日(5/26)の情報公開で100台限定で正式に販売する想定で動いてました。一昨日晩まで。しかし、立命館大学へ機体を運ぶ直前の最終検収で、発電パートがこれまでシミュレーションしていた数値と大幅な乖離が出てしまい、急遽実証実験フェーズをもう半年続けることにしました。
これまでエクイティでの調達を行なっていない、キャッシュカツカツkomham社には非常に大きな痛手である。
ローンチまで休みなく(睡眠も十分に与えず)働かせたメンバーにも申し訳なさすぎて、まだ100%立ち直れていませんが、より大きなことを成し遂げるチャンスだと考えて、この1日半で計画をごそっと変更しました。

発電問題をこのあと知ることになる直前の様子をご覧ください

協力パートナー求む

そんな珍道中を一緒に歩んでいただけるパートナーを募集しています。実際にプロトタイプをリースで借りていただけたり、ガラクタになってもいいから買ってあげる、スマートコンポストは買えないけどスポンサーで広告出稿してあげる。なんでも構いません🙏🙏🙏

hi@komham.jp

スマートコンポストの先

目先の売上だけを追求するのであれば、スマートコンポストを作らずに生ごみが大量に排出される廃棄物処理業社や食品工場への技術導入を目指した方がいいと思います。ただ、ワクワクしない。
最終目標は、生ごみ処理インフラのアップデートと、人が無駄な消費をせずにごみの排出を減らす習慣の定着です。
そのゴールを考えた時、街、集合住宅、商業施設、学校など、コミュニティにスマートコンポストが当たり前に設置され、利用者データやコミュニティの傾向、それに伴う温室効果ガス排出量の削減データを企業がマーケティングで利用できるデータベースまで構築できれば、人の消費行動を変えることができるんじゃないかなーと、ただの私の妄想が本当なのか、まずいろんなところにスマートコンポストを設置してみて、現実的なプランに落とし込みたいです。

協力パートナー求む(再)

hi@komham.jp

ご覧いただき、ありがとうございました…!引き続きkomhamをどうぞよろしくお願いいたします🙇‍♀️🙏🥺

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