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第一部 傭兵篇 ~坂の上のRe:~

このながい一人語りは、そのプリコネ史上類のない幸福な楽天家の物語である。やがて彼はクランバトルという途方もない大仕事に無我夢中で首を突っ込んでゆく。最終的には、滑稽なほどに楽天的な騎士が、最上位に君臨するクランに所属する為に、どのようにふるまってきたかということを書こうと思っている。楽天家は、前をのみ見つめながら歩く。のぼってゆく坂の上にもし一位クランという白い雲が輝いているとすれば、それのみをみつめて坂をのぼってゆくであろう。
(司馬遼太郎『坂の上の雲 一』文藝春秋、昭和44年、318頁)より拝借

2月のクランバトルを以て、ダメージコンテスト&連携クランを退くこととなった。新しい家族がまた一人増える為である。

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プリコネをインストールしたのは、2020年8月31日。その年の末には、ラースドラゴンを倒した満足感から一度アンインストールしたのだが、ここまで深く楽しむことになるとは思ってもいなかった。

再インストールの後、まず取り掛かったのは、バリーナ・プリーナの登頂であった。しかしこれは、比較的容易に達成できた為、”自分はどこまで上位でクラバトをやれるのか”ということを目指すことにした。

当初は、”貧弱なキャラ持ち”ということが、かなりの難点であったと記憶している。微課金勢というハンデがありながらも(ガチャにお金落とすなら、子どもや妻の欲しいものを買ってあげたい、という価値観)、今までにジュエルを買ったのは6回である。要所でキャラを引いてこれたのは、僥倖に恵まれただけではなく、ジュエル節約術に長けたヴァッシュ氏の動画を見続けてきたこと、アドバイスをくれた先輩方のおかげと感じる。

着実にスコアを増やしていき、より上位のクランへ移り住む中で、最大の影響を受けたのは、やはりRe: HDであった。
とりわけ、2021年9月、ありがたいことに、Re: に所属することができた(当初希望していたわけではなく、やる気を買ってもらっての補欠繰り上げ、という形だったのだと思う)。この月は、一位狙いの単月クランが結成されており、頂上決戦月という相当に緊迫した状況であった。

※余談であるが、clown.は連携クランとしての完成形だと感激したし、Rebellionは質が高い上に賑やかで楽しいクラバトが出来た。RENKは、大変恐ろしいクランだと認識していたので相当に身構えて臨んだが、タバコを吸っていても特段怒られなかった。。どのクランも特徴が異なり、ニーズに応えた棲み分けが明確であったと感じた

さて、その月、Re: は無事一位を守ることが出来たのだが、自身の凸を振り返ると、ほぼダメコンで勝てなかった・誤確定・虚偽報告の3アウト。流石に大きな不甲斐なさを感じて、隠居を決意した。
そもそも、それまでに最上位のダメコンを経験していなかったこと、また、(これは結果論であるが)オユキ・星6ジータが実装されてTLが難化した月であったことを考えると、一位クランへの加入は、もう少し警戒、躊躇するべきであったのかもしれない(後悔先に立たず)。

そうして後ろ向きになっていたのだが、奴さん(Re: HDの屋台骨的な存在)から”まだまだ伸びしろあるから頑張ってみて”という励ましを頂戴したことで、なんとか再びモチベーションを回復することができた。今から思うと、ここで挫折を味わったことが、これまでの経験で一番効果があったと感じている。

そしてここからの課題は、”どうすれば1位クランでやっていけるのか”という問いに変わった。

まずは何よりも、規定のダメージを出す=進行が指示する以上のダメージで3凸する、ということが最低限の条件だと考えた。
進行していようと、TLを作っていようと、ムードメーカーであろうと、30人のチーム戦である以上、パーツとしての役割がこなせないことには、貢献することはできない。

その為、アタッカー(傭兵とも言う)としての実力を付けることが、最優先されるべき課題だと考えた。進行・TL作成・クラン運営など様々に関心を抱いていたが、凸練度を只管に求めて、そこに影響しない程度に留めた。中途半端は一番悪い。

TLをなぞる為の方法論については、様々なノートが書かれている為、ここでは省略する。ただ、”わからないことをわからないままにしない・出来ないことを出来ないままにしない。自分が出来るようになるまで質問して模擬をする”ということが一番大事だと思って、これまでやってきた(Twitterで、全く絡みの無いFFにDM質問したことさえ)。それと共に、”決めるべきところで確実に決める”為の精神修養も必要だと感じている。こちらの話となると、今度は人生論やハウツー系に走ることになるので、これも省略する。ただ一言、人それぞれ、ここ一番のルーティンがあると思う。

こうして、少しずつPSを上げながら、半年近く表彰台クランに在籍することが叶ってきた。また、1月クラバト終了後、奴さんから「アタッカーの大成」とお褒めの言葉を頂いたのは、自分のしてきたことが評価されたわけで、大変嬉しかった。

そして先月、初心者の頃から憧れていたREVOLUTIONに加入が叶い、夢見た舞台でクラバトが出来た。自分史からすると、大満足の千秋楽であった。

これからは、自分の都合でクラバトをしていくことができるので、今まで取り組めなかったTL作成をメインに、プリコネを楽しんでいきたいと考えている。今までは、次々に出てくるTLをなぞるだけで毎月精一杯だった。だが、次に一位狙いのクラバトに挑む際には、自分もまた秘匿TLを作ることのできるメンバーとなっていたいものである。

 ~第一部 傭兵篇 完~

謝辞
 これまで育ててくださった皆さま、ありがとうございます。もっと強くなって、いつかまた、遊びに行かせていただきます。

・クラン(加入順)
水着幼女天国・・・最初にお世話になったクラン
猫の集い・・・連携クラバトの基本を教えてくれたクラン
GENERATION・・・初グラマスをくれたクラン(R.I.P. ロリヤ様)
魔王科高校の劣等生・・・モチベーションを爆発させてくれたクラン
Re: HD・・・最高の環境を与えてくれたクラン
REVOLUTION・・・憧れであり続けたクラン

・個人(special thanks)
如月さん
奴さん
WalPurGisさん
たろーさん
あんとりあさん
ほむりずさん

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