見出し画像

マスクかぶれとブラジャーかぶれ

毎年、この季節になると、ブラジャーでかぶれる。
でも、ブラジャーをしないと、垂れた乳と、出張った腹が密着して双方ともかぶれるから、やっぱりノーブラというわけにもいかない。

今年はこれにマスクかぶれが加わった。
いつものブラジャーかぶれと同じような、独特の肌のザラザラ感。私の肌って、接触物を異物と認識すると、こんな風になる体質なんだろうな、って実感。

ブラジャーかぶれは、人に見られることないから、まあいいけれど、マスクかぶれはいやだなあ。
なんか、酔っ払いの赤ら顔みたい。
何より、顔がザラザラ、ヒリヒリするのが自分として気持ち悪い。

他の服だって、下着だって、肌には十分、接触しているのに、どうしてこう、局所的にかぶれるのかなあ。

たぶん、肉体的な問題だけではなく、精神的に「本当は身につけたくないものを身につけさせられている」という拒絶反応があるんだろうと思う。

例えば、男性のネクタイやジャケット。女性のパンプス。ネクタイはわからないけれど、ジャケットやパンプスは、「今日は勝負!」と思って身につける時は、体を心地良い緊張感に包んでくれる。でも、そこまでの気合いが無い時は、肩が凝ったり、足が痛くなったり、とあんまりいいことはない。

最近は、マスク着用は義務となり、またお店に行くと、アルコール消毒しないと入れなかったり、時には検温もされたりもする。検温はともかく、アルコールにかぶれる人は、このご時世をどうやってやり過ごしているのかな。
私は幸い、アルコールにかぶれる体質ではないけれど、アルコールではない、中身がよくわからない消毒液で、肌がちょっとおかしくなったりする。

でもこれも、体質の問題というより、自分の体への侵襲性というのかな、それに対して体が拒絶しているのかもしれない。
この前も、お店の入口で店員さんに検温されそうになって、思わず反射的に踵を返してしまった。
大きなスーパーの中の一角のお店。そこだけで検温してもしかたがないでしょうに。どうせならスーパーの入口でやろうよ。

何はともあれ、私はマスクで外を歩いても肌が荒れなくて、ブラジャーかぶれも気づいたら治っている、秋が早く来てほしい。10月が好き。その頃にはコロナも何とかなっているといいな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?