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3ヶ月間毎日新しいことをやるプロジェクト - 【番外編】娘の銀行口座開設までの長い道

毎日何か新しいことに取り組む3ヶ月間のチャレンジプロジェクトは諸事情で一時休止していますが、以前に取り組んだ新しいことの進捗についてたまに報告しようかなと思います。

さて、今日のお話は娘の銀行口座開設に関して気になることがあったので、そのお話です。

先日、ジュニアNISA運用のための娘の証券口座を開設したという報告をしました。

レポートにも書いたとおり、娘の証券口座への入金には娘名義の銀行口座が必要ということがわかったため、楽天証券と親和性の高い楽天銀行の口座を娘名義で開設することにしました。

楽天銀行のサイトによると、子供名義の口座は親権者がWeb上で申し込めるとあります。

さっそく口座開設を申し込んだのが6/25のこと。ここまでは先日のレポートで書いたとおりです。


口座開設が遅々として進まない

本人確認書類は郵送で送ることにし、数日後に楽天銀行から送られてきた返信用封筒に、子供のパスポートと保険証のコピーを付けて楽天銀行宛に発送しました。

その後2週間ほど経っても何の音沙汰もなく、申し込み時のメールに記載された進捗確認Webポータルにログインして進捗を確認してみたところ、書類に不備があったので、この後の手続きについてメール連絡があると書かれていました。

それから数日経っても不備内容について連絡はなく、痺れを切らして楽天銀行の電話窓口に問い合わせをすることにしました。電話口で10分近く待たされましたが、結論として現段階では私が送った書類の内容の確認中だとの回答しか得られませんでした。もう3週間は経ってるんですけどね。

楽天銀行から着信あり

週末をまたぎ、昨日の朝楽天銀行から着信がありました。曰く、娘の口座開設にあたり、私の職業や勤務先を教えて欲しいとのこと。なぜ今のタイミングでそんなことを聞くのかと不審に思いつつも回答をしたのですが、何のためにこの情報が必要なのかと尋ねたところ、この後勤務先に在籍確認の電話を入れるというのです。

子供の銀行口座の開設に、なぜ親の就業先情報や在籍確認が必要なのかと尋ねても、そういう決まりなんですの一点張り。娘名義の証券口座を開設したときにもそのような確認は入らず、自分自身のクレジットカードを作るときにだって、今時電話での在籍確認なんてやっていないように思います。そもそも、勤務先では外部からそのような電話が入っても個人情報保護の観点から回答をしない方針なので、電話での在籍確認自体ができない状態です。

電話で在籍確認が取れない場合はどうするのかと尋ねたところ、そうすると在籍証明書を送る必要があるといいます。リモートワークのこのご時世、会社から書類を取り寄せるとなると1週間はかかるでしょう。届いた書類を楽天銀行にまた送り、それを確認してもらい不備がなかったとしても、銀行口座が開設されるまでにはおそらく2週間はかかるでしょう。

ひとまず伝えた番号に電話してもらって在籍確認が取れるか試してもらい、ダメだった場合は在籍証明書の提出が必要な旨をメール連絡もらうことにしました(午後になって、結局証明書提出が必要とのメール連絡がありました)。

オンラインで気軽に申し込めますとあったのに、実際には一ヶ月経ってここまでしか手続きが進まないことに不満を覚えたので、楽天銀行の方にはクレーム窓口を教えてもらい、電話を切った後にまた別の番号に電話をしました。

口座開設の段取りの悪さに苦情を申し立てる

電話窓口に出られた方に、口座開設を試みている一顧客として、一連のやりとりに不満があり電話をした旨を伝え、これまでの経緯とかかっている時間の長さについて苦言を申し立てました。また、子供の銀行口座を作るだけの手続きに親権者の勤務先に在籍確認が必要なことの説明も求めました。

しばらく保留にされ、戻ってきた担当者に説明されたことは、

口座開設に当たっての与信確認は別部門の担当で、こちらではわかりかねる。
在籍証明書の要不要は担当部門から改めて連絡がある。
未成年口座の開設には親権者自身の本人確認書類も必要である。
親権者である私が外国人であるため在留カードのコピーの提出も必要。
親権者と子供の苗字が異なるため、親子関係がわかる書類(住民票など)が必要。
追加書類提出用の封筒は本日速達で発送する。

といった内容でした。

あまりにも期待と外れた説明にがっかりし、その旨も伝え、苦情をきちんとエスカレーションして欲しいこと、そして可能であれば説明が可能な担当者から、なぜこれほど時間と手間をかけてまで身元確認が必要なのか、改めて説明が欲しい旨を伝えて電話を切りました。おそらく説明をしてもらえることはないでしょう。

親子でも他人の銀行口座開設は難しい?

電話を切った後にあらためて調べてみたのですが、最近マネーロンダリングや脱税態対策として、たとえ親子であっても銀行口座開設に際する本人確認は厳しくなっているようです。しかも我が家は私が外国人妻、子供は二重国籍ながら日本においては夫の姓を名乗っているなど「普通ではない」状況があり、おそらく通常よりも余分な確認が必要だったのかと。

つべこべ文句を言わず、言われたとおり情報を出せば嫌な気持ちにもならないのかもしれません。あるいは、こういう面倒を避けるために、子供を夫の扶養に入れてすべての手続きを父親名義でやるのがいいのかもしれません。それでも実際は私が主たる生計者ですし、世帯主ですし、娘は私の扶養に入れていますし、家計の管理は私が担当しています。何一つ間違ったこともしていなければ、税金もきっちり納めています。

夫婦親子は同じ苗字で同じ国籍という「スタンダード」から外れる家庭では、おそらくこういう不自由や不愉快を時折体験しているんだろうなと思い、なんだかやるせない思いになりました。

そんな思いで検索していたら、こんなブログを見つけました。この方は離婚のために親子が別姓で、子供のゆうちょ口座の変更手続きで嫌な思いをされたそうです。

子供がいる夫婦が離婚をして、母親は旧姓に戻り子供は父親姓のままなんて家庭、ざらにありそうです。事実婚の家庭も増えている上に、今後は選択式夫婦別姓導入の議論も加速すると思われます。家族の形が多様化する中、役所や金融機関には、より柔軟な対応を期待したいところです。

ということで、銀口座開設までの道はまだ続きます。

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