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春日未来について語る 〜スタイリッシュ・エスケープ〜
ミリシタでSHSセレチケの販売が告知されましたね。
ということで、今回は未来のSHSカード『スタイリッシュ・エスケープ』の話です。
序盤はあれこれ書きますが、大まかな結論は
「覚醒コミュいいよね。春日未来いいよね」
です。
まさかのワル役SSR
このスタイリッシュ・エスケープ、当時「未来のSHSはまだか〜まだか〜」とヤキモキしていたところに、まさかの刑務所から脱獄する不良少女のリーダー役が来たもので、正直驚きを隠せませんでした(ぶっちゃけバレンタインとかホワイトデー限定として可愛い系で来て欲しかったと思っていたのは秘密)
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衣装も「いや、これ14歳に着せるのはアウトだろ……」という代物で、この時はミリシタ運営の考えてることが全く理解できませんでした。普段から理解できないことばっかしてるだろとか言わない
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衣装コミュでも未来の感想なかったけど
初めに見た時どう思ってたんだろ
髪型は僕が観測してる限り他担さんにも好評だったようですね。オリジナルより横髪がふわっとしているゆるふわパーマヘアという感じで、とてもガーリーに仕上がっています。
オリジナルだと結ってるだけのサイドテールが編み込みになっているのは未来の思いつきによるものです。
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ちょっと話題になりましたね
上記の通り、未来はまず形からワルになろうとしたわけですが、「じゃあ肝心の演技はどうだったの?」というところは覚醒コミュで描かれます。
このコミュが実に春日未来らしくて、僕は好きなんですね。
覚醒コミュの紹介
未来の演技の話はEpisode.Tiaraのイベントコミュや、SSR『ペールライト・オーシャン』でも出てくるのですが、Episode.Tiaraの頃と比べると自分一人でも「自分の演技は何かが違う」ということに気づけるようになったという成長が見られます。
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琴葉にダメ出しされてもよくわかってませんでした
このコミュの中で未来は、ワルとしてしっくり来る演技をするためプロデューサーと役作りをします。
そこでまずプロデューサーは「未来がこの役の子を『根はいい子』だと思っている」ことを知り、それが上手く演技できない要因になっているのではないかと推測します。
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「いい子」と思えるのは未来ならではですね
それからプロデューサーは未来に、役づくりをする上での視点を変えてみるよう提案します。それは「どうして仲間と一緒に刑務所から逃げようと思ったのか?」という視点からこの不良少女の気持ちを理解しようというものでした。その視点から未来はまず、「仲間を守るため」という理由を見つけます。
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未来自身と大きく重なりますね
もしかして、これを見抜かれたから起用されたのかも?
では、なぜこの少女は仲間を守るために「逃げる」という行動をとったのか。刑務所から出るだけなら、大人しく服役しても別にいいわけです。いつかは刑期も終わりますからね。それに対して未来が出した答えはこうでした。
「自分たちを信じてくれない看守にずっと囲まれていては、仲間たちの心が疲れてしまうから」
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という点で、役者としての成長を示していますね
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というのが脱出の動機だと思いつくシーン
これで「仲間思いのいい子が刑務所からの脱走する」背景が未来にも理解できたことになります。メタ的な話抜きにすると「監督なり脚本家がまずその話しろよ」とツッコミたくなりますね
それに加え、脱走に失敗したら看守から更に厳しい処罰を加えられることにも気づきます。このことにも気づけば、なんとしてでも逃げなければいけないという必死な気持ちもより深く理解出来たということになります。
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ここまでの気づきを経て未来は、「ワルく見せることにだけ拘るのではなく、"強い気持ち"を見せるのも大事」という結論に至ります。最初に感じていた「何か違う」という違和感は、この"強い気持ち"が足りなかったということだったんでしょう。
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そうして未来は気持ちを新たに撮影に臨み、作品も「いつもと違う未来が見れた」と話題になります。
ここまでが覚醒コミュのあらましです。
覚醒コミュ・ここ好きポイント
僕がこのコミュで特に好きなところは、未来の成長が目に見える形で表現されていること、そして、その成長の背景に『階のスターエレメンツ』の経験があると感じさせてくれることです。
『Episode.Tiara』のイベントコミュ時点で未来は素直な性格と甘さに近い優しさが災いしてしまい、自分の演技では駄目なことすら琴葉に指摘されるまで気づけていませんでした。ですが、先述した通りこの『スタイリッシュ・エスケープ』の覚醒コミュでは、自分の演技に何かが足りないことにまず自分一人で気づけています。これは着実な成長です。
他に成長している点としては、「脱走」という悪事(悪いこと)に躊躇しなくなっていることが挙げられます。
『Episode.Tiara』では「アイドル候補生同士の喧嘩」という、刑務所からの脱走に比べればだいぶささやかな"悪いこと"を演じることにすらなかなか踏み込めなかったのですが、今回はそういった迷いなく演じられています。これはあくまでコミュ同士の関係を僕なりに繋いでみた上での考えなのですが、この成長の背景には『階のスターエレメンツ』の撮影で琴葉と可奈から学べたことがあるのではないでしょうか。
未来の成長考察
『Episode.Tiara』でアイドル同士で争う役に入りきれなかった未来に、前に進む最後のきっかけを与えてくれたのは可奈でした。この時の可奈は、『スタイリッシュ・エスケープ』で未来が大切にしたいと思った"強い気持ち"を体現している存在だったと思います。
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それでも諦めたくない」と可奈が宣言するシーン
この可奈の姿を見た未来は、自分の中にある誰にも譲れないほど大切な"アイドルが好きだから、すごいアイドルになりたい"という気持ちを呼び起こさせられます。そして、その気持ちを演技にこめればいいということにも気づきます。
また、琴葉が未来に厳しかった背景に"芝居が好き"という気持ちがあったことにも気づきます。好きだからこそ、時には友人としてではなくライバルのように向き合わなければいけない。その考えに基づいた琴葉の言動もまた、"強い気持ち"が体現されたものです。
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必要があると考え未来に厳しく接した琴葉
そして、『Episode.Tiara』のイベントコミュ終盤、未来はこうした"仲間の強い気持ち"と向き合うことで見つけた"自分自身の強い気持ち"を演技に込め、最初につまづいたシーンの撮影を無事成功させます。
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これらの経験から未来は、
「強い気持ちがあるからこそ、仲間同士で競ってでも譲れないものがある」
ということを学べたと思います。
ここで話を『スタイリッシュ・エスケープ』の覚醒コミュに戻すと、未来は自分が演じる不良少女のリーダーに「"仲間を守りたい"という強い気持ち」を見出していました。
「強い気持ちがあるなら、脱獄だってしてみせる」
未来がそういう少女の姿を思い浮かべられたのは、かつて可奈と琴葉が見せてくれた強い気持ちのおかげであり、そこで見つけた強い気持ちがまだ胸の中にあったからでしょう。
そうした、仲間との絆によって生まれた成長が『スタイリッシュ・エスケープ』の覚醒コミュに表れている。
テキストで明言されていない以上はあくまで"僕の考え"以上の域を出ないのですが、こう考えてみるのも悪くないと思っています。
余談
最後に余談なのですが、STAR ELEMENTSのオファーコミュで可奈が「ドラマの続編があったら、二人と本当に仲良くなれたら嬉しい」と言うシーンがあります。この可奈の言葉に対して未来は、
「(可奈が演じる)水桜がイジワルをしなければいい」と返します。
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これは物事について深く考えず楽観する未来の一面が表れた言葉とも取れますが、それだけではないような気がします。
「水桜たちともきっと繋がることができる。何故なら、三人は"強い気持ち"を持つもの同士だから」
言葉にはならずとも、そうした感覚があるからこそ楽観的なことが言えてしまう。もしそうだとしたら、とても『春日未来』だなと思います。
では、今回はここまで。
お読みいただきありがとうございました。
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