バルセロナ滞在記#4 異質な存在『FCバルセロナ』
異質な存在『FCバルセロナ』
先週末はFCバルセロナのゲームを3試合観戦。
トップチーム、Bチーム、U-10の3チームです。
バルセロナに来るまで、
『スペインサッカー』の勝手な一括りのイメージを持っていました。
ポジショナルプレー、組織的、ボール保持、戦術理解、テクニック...
ざっくりと
スペインサッカー = FCバルセロナ的
そんなイメージをしていました。
なんと浅はかな。恥ずかしいです。
全然違います。
自分がスペインのどのカテゴリーの選手にも
共通していると感じることは
①ボールの持ち方
②豊富なプレーのアイディア
この2つは関連していて、
様々なプレーを選択できるボールの持ち方をしているということです。
低学年のジュニア年代だろうと
トップ年代だろうと
ボールの持ち方、上手いです。
(※もちろん「全員がいつも」というわけではありません。)
ただ、コーチが
「ボールの持ち方」を指導しているとも
今のところ感じません。
この辺りは実際にスペイン人コーチに聞いてみたいです。
ここからが本題のFCバルセロナの異質さについてです。
スペインに来て意外だったことは
ピボーテ(アンカー)が前を向く回数が多くないことです。
ボール保持の局面ではコーチ陣は
「シンプルに!」「簡単に!」「速く!」と
コーチングしていることが多く感じます。
サポートの選手は等間隔というかバランスのよい立ち位置を自然に取ります。
どの年代もポジショナルです。
そのなかでFCバルセロナBのゲームを見て感じたことは、
ピボーテがとにかく前を向く。
ピボーテと2人のインテリオールの距離感は短い。
FWにグラウンダーのパスが配球される回数が多い。
自然と中央からの崩しをみられました。
象徴するような得点シーンです!
異質でした。
守備に関しては非常にコンパクトです。
スペインのジュニア年代の7人制サッカーは固定のオフサイドラインがピッチ上に引かれています。
また、U-15までは副審を置かない1人審判制です。
そういった背景もあり、ディフェンスラインが低いなと感じるゲームもいくつかありました。
ということもあり、FCバルセロナBの守備時のコンパクトさは異質でした。
UEコルネジャは強度高く、守備局面もアグレッシブにプレーしていたので
非常にエキサイティングなゲームとなりました!
単純に質高いと思いますし、共感することが大きい分、学びも多いです。
なかなか日本では探しても見られない。
スペインサッカーの色。
そのなかでFCバルセロナが際立つ部分。
実際に見に来ないと分からない部分を知れました。
カンプノウ初観戦
Jリーグの史上最多観客動員数知ってますか?
63,854人
2019-12-07
日産スタジアム
横浜Fマリノス vs FC東京
だそうです。
自分が観戦したFCバルセロナ vs セビージャ
観客動員数 77,987人です。笑
Jリーグの史上最多動員数+約1万4,000人です。笑
勝てばレアルとの勝ち点差が広がり優勝に大きく近づく試合でしたが、
普通のリーグ戦です。
圧巻でした。
試合は言わずもがな、最高です。
こんなゲームを日常的に見れる環境......
育成年代におけるリーグ戦は20チームほどで編成されるようですが、
単純にFCバルセロナと本気で対戦できるチームが街に19クラブある。
もちろん各学年にです。
世界トップレベルが日常にあるということです。
サッカー人として、
うらやましいというか、そそられます。
バルセロナという街は魅力的すぎます!
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