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MONO NO AWARE 福岡BEATSTATION

MONO NO AWARE
アラカルトツアー
24.6.14 @福岡BEATSTATION

◯セットリスト
同釜
野菜もどうぞ
異邦人
88
イニョン
もうけもん
ゾッコン
かむかもしかもにどもかも!
味見
お察し身
幽霊船
うれいらずたのぼー
あたりまえ
風の向きが変わって
忘れる
そこにあったから
アングル
en.
マンマミーヤ
東京
en.2
井戸育ち

今ツアー初参加
マジでかけがえのないものツアーから福岡のMONO NO AWAREは別物という認識だったので、この日は本当に楽しみだった。

半休を取って空港に着いた瞬間に飛行機の遅延が発表され…開場時間、間に合わないタイミングでタクシーの運転手さんに助けられた事も今ではとても良い思い出。

1曲目の「同釜」が始まり、加藤氏を見るとスライドバーを使い始めてビックリ
後半のギターになると完全に今までの彼とは別物であった…
正直、震えた
演奏のパフォーマンスもお尻振ったり、しゃがんだりだけだったか彼が左足で何度も地面を蹴って髪の毛を振り乱して弾く姿に涙が止まらなくなった。

諸々どの曲か記憶が怪しくなってはいるが「野菜もどうぞ」は柳澤氏のドラムと綾子さんのベースがシンプルでとても聴き心地が良かった
そして「異邦人」である。

今だから話せる事だか私は前作「行列のできる方舟」はイマイチ好きになれなかった。
「かけがえのないもの」で昔からやりたい事をやってしまい過渡期に入った事とコロナ禍のmilkツアーでの「僕らの世代は綺麗事ら手垢がついた言葉ですが、それでも今回は綺麗事でいかせてもらいます」という言葉通りのアルバムにしかならなかったから…
ツアーはどこの会場もセトリも変わらずアレンジも特にないまま終わってしまった。
Zepp DiverCity Tokyoのファイナルに関しては今思い返しても成順氏の調子が悪い覚えしか無い日だった。

そこから、フジロック'21での「幽霊船」ではじめて今演奏してる形が演奏され
その後「水が湧いた」も含めてセッションに近いアレンジをするようになっていった。
コロナ前は弦が切れたら同じところを永遠ループするか演奏を止めるかしか出来なかった彼等の進化が見られた。(ちなみに同じところのループはhintoと対バンしたLa.mamaのイベント「イワンコッチャナイ」で周啓氏の弦が切れてギターを変える時の事、演奏を止めたのは、っと言ってもなんとか自然な形に戻そうと音を鳴らしていたが最終的に止めて、やり直したのだが、それは天下一'19の「そういう日もある」)

それを考えると、これまでの小さい布石がついに一つになったのが今ツアーだと思う
これまで彼等がやって来た事に何一つ無駄な事なんてなかったと思い涙した。

正直、私が追いかける3バンド「おとぎ話」「踊ってばかりの国」に比べ
「MONO NO AWARE」は好きだし、どこでも追いかけるけど結局3番手のバンドだと思っていた。

いつか、覚醒し素晴らしいバンドになるだろうという確信はあったが、もっと先の事だとばかり思っていたのだが…
アラカルトツアーの福岡公演はバンドとして2つぐらい頭飛び抜けた瞬間を見てしまったと思った。

まだまだ先だと思っていた事が目の前で起こって、もうライブ中は終始泣いていました。
ただただ…「立派なバンドになって」と呟いてしまう日だった。
ワシの大好きな西鉄大牟田線が通る場所でMONO NO AWAREメンバーの機嫌の良さと演奏の凄さに翻弄された夜でした。

周啓氏の終盤のMCで
周「BEAT STATIONは上を線路が走って電車が走っているので天井が一つ抜けても、まだあるんでBEAT STATIONは屋根に1番安心感があるんで、皆さんが物件を選ぶ際は参考にして下さい」
そこから世界観説明系のMCするかどうかの話からアルバムを作った時、今日のライブハウスの光景を思い描いていた、知らない人同士が集まるビッフェ的なという話をするが…結果的に説明出来ない系だった「失敗した」というのでお客さん達が声援で失敗をかき消して曲やるかって雰囲気になったら所で…

綾「喋る度にさ、口から冷気のでてるよ」
周「今、完全に歌うタイミングだっただろw」
綾「あー…どうぞ」

ってが流れぶった斬ったのが最高でしたw
その後、周啓氏、毎公演話すと前置きしてから

周「明日になったら今日の事は忘れるけど、そのかわりに皆さんへめちゃくちゃ良い体験が訪れる事を祈っております」
と、挨拶して残り3曲演奏して本編は終わった。

アンコールで真っ先に加藤氏がステージに走って来て福岡がどれだけ好きか語り「仙八」「イビサルテ」「万作」(この辺は薬院駅周辺でライブ後「イビサルテ」はお邪魔して来ました!)「やまちゃんラーメン」(7/5に行ったら人多過ぎて入れず…)「馬上荘」(大濠公園方面だった筈)を紹介したが…夜ラーメン屋探し回って食べれなかったと話すと豊氏が朝ラーメンを食べて勝ったと言い出したw

「マンマミーヤ!」がアンコールに演奏された。
もうこのツアーの為の曲だったし、ていうがアンコールで演奏するのもはじめて聴いたのでテンションが上がって仕方なかった。
ラストのギターソロの成順氏の笑顔最高でござった。
その後、「東京」で締めくくったと思ったが…

BEAT STATIONは2階に控室があるのか、2階の手すりにいるメンバーをみながら観客の拍手が鳴り止まず

成「よし!行こう!」

っと言い出し…
泳げ!ツアーファイナル以来のダブルアンコールが決定した。

綾「帰っちゃった人いるかな?」
周「また福岡来るんで!…何聴きたい?」
という質問にそれぞれ曲名を言うファンの中
後ろの女の子2人が…
「せーの、井戸育ちー!!」と叫ぶと同時に「井戸育ち」の演奏を始めたメンバーが素晴らしかった。
「井戸育ち」のギターソロで周啓氏が「いけ!いけ!!」と成順氏を煽り、成順氏がステージ前に出て来た事、今も忘れません。

ライブ後、ずっとお会いしたいと思っていた「マジでかけがえのないものツアー」の福岡公演でワシを認知していた方とも会え…
ずっと1人でMONO NO AWAREに通って、セトリやライブの感想を垂れ流してた自分が救われた日となった。

その後、帰るタイミングで周啓氏に「立派なバンドになりましたね」と声をかけた後…
飯屋探してプラプラしてるタイミングで成順氏と話したんですが…
もう自分の中で立派なギタリストとなってしまった彼にいつも通り話そうとしても緊張してしまい「立派なギタリストになってしまいましたね、これからは敬語で話します。すいません、僕と握手してもらっていいですか!」
って言うと、成順氏はいつも通り握手してくれました。
「今日の夜は楽しんで、あっ移動か、またまた〜」って去って行きました。
その後、例のインスタの件であるw
世界にむけてイチャイチャを発信してしまったのである(嘘です)


そう、この日の23時の夜行バスで広島へ向かう予定だったんですが…
仲良くしてくれるお二人とまさかの朝まで完徹で飲んで、始発の新幹線で広島へ向かい広島市内のネカフェで寝ると言うバカな事をしましたw

それぐらい、MONO NO AWAREが覚醒した感動が凄かった日でした。
だって、今までどれだけ良いライブ見ても話す相手もご飯行く人もいなかったから…本当ありがたかった。
なんなら、この福岡公演がツアーファイナルじゃないか?
これを超える日は無いのでは?っと思うぐらい素晴らしいライブでした。

#MONONOAWARE
#あわれぽ
#アラカルトツアー

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