女性プレイヤーから見た、今のシーンに起こった問題について
こんにちは。beatboxerのSunaoです。
今回は、いまbeatboxシーン全体で取り上げられている、ある問題ついて書いていきたいと思います。
はじめに
この記事は、私個人の意見です。
私が今まで聞いてきた話も含めた私の考えです。
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1.今回の問題について
まずは、今回起こったことについて。
swissbeatbox からお知らせがあり、『しばらくの間動画投稿の停止』。
理由が先日行われたGBB2021にて、性的暴行及びドラッグによる問題が発生した、とのことでした。
この事実が本当なのであれば、到底許されることではありません。
この問題について私は、被害者に直接何かしてあげられるわけでもなく、こうやって文章で多くの人に届ける必要があると考えました。
もう既に多くの人が、SNSで考えを提示していますが、何回でも目に留まるようにしなければならないな、と思っています。
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2.女性目線でシーンに対して思うこと
私は今回の問題は、今までの問題が表面化された一部のように思えています。
塵が積もった結果です。
今まで見て見ぬふりをしてきた結果です。
今までのbeatboxシーンは、完全に男性社会。
だからどうというわけでなく、事実として。
イベント会場の男女比は9:1。
プレイヤーは自分以外男性。
それが当たり前でした。
それを前提に現場に足を運び、自分で危機管理をする。
私の友人はイベントを観戦しに来てくれた時、普通に楽しんで、帰りました。それでいいんです。
内的要因の話です。
暗い夜道には、注意を払って歩く。それと同じです。
それは別に良いんですけど、マジョリティ(多数派)だからなにをしても良いということではない。
そう思います。
他の問題に対しても同じことが言えます。
人種差別やLGBT、他の身近な問題にも。
しかし女性プレイヤーは、『SNSなどで容姿をバカにされる』、『YouTubeのコメント欄にbeatboxとは関係なく、性的なことを書かれる』、『性的ジョークの場に居合わす』、これが現実です。これはまだ良い方です。(最近は減ってきたように思います)
一回ならまだしも、何回も何回も、毎回のようにやられると、誰でも嫌ですよね。
これは自らの危機管理だけではどうにもならない、外的要因です。
人によっては受け流せるすごい人もいますが、そうじゃない人もいます。(受け流してる人でも、心の傷が残る場合もあります)
私がシーンに出てくる前の日本の女性beatboxerは、上記の出来事や他の問題を抱え、シーンを離れていったと聞いたことがあります。
全員がそういうわけではないとは思うのですが、"そう感じた人もいる"という事実が悲しいです。
そして、様々なbeatboxerからも、過去の体験などが動画によって語られています。そういうことです。
これらは意識や、一人一人のモラルを持つという自覚により少しずつ減っていく問題だと思いますが、シーンが拡大すればするほど、完全に無くすことは無理です。
また、イベントなどにおいて、具体的な対策も必要なのではないかと感じています。
今後、多くの新規プレイヤーやファンの方々ががイベントに足を運ぶことと思います。
同じような悩みを抱え、シーンに幻滅し離れていく人が少なくなるようにしたい。
これが私の考えです。
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3.女性beatboxerへ向けて
ひとりの日本人female beatboxerとして、私は今後シーンに入ってくる女性に対して、サポートをしたいと思っています。
現在は居場所づくりをしている途中です。female beatboxerの括りとして、サポートできるほどになるには時間はかかると思います。
それまでは個人で支援できることはしたいです。
必要であれば、女性beatboxerと繋がれる場や、さまざまな相談の場を提供することができます。
ひとりでイベントに行くのに抵抗がある
親から許可がもらえない
などの悩みは、多くの人が通る道です。
共有することで解決できることもあると思います。
TwitterのDMに気軽に連絡をください。
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終わりに
私は今回の記事について、私が発信できる最善を自分なりに考えて書きました。
正しいかなんてわかりませんが、正しいと思ってした行動であることは間違いありません。
この意見に対しても、賛否両論あるかも知れません。それでも私はこの考えが、ひとりでも多くの人に届くようにと思っています。
文字ばっかりですいません。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
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