クジラとペンギン

クジラがペンギンに恋をした
身分違いならぬ身の丈違い大違い
お話ししようと近づくも
波を立ててしまうのでペンギン遠くににじむだけ
一緒にご飯を食べよとしても
食べるものが違うので一緒になかなか食べられない
こんなに大きくなければよかったのに
もっと一緒に触れあえたのに
クジラは泣いて泣いて泣きつくし
海が空まで届きそう
ペンギンそのときこういった
そこをつかんでくださいな みんな溺れてしまいます
クジラつかんだその星は北斗七星ひしゃくのかたち
涙をわっせこわっせとくみだしてすっかり海はもとどおり
遠くに輝くペンギンは
クジラのスター
まぶしくて綺麗で手が届かない