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大学教員の女性率
こんばんは。
今週の研究室の議論は「ジェンダー」がテーマでした。
大学では近年,教員の性別による偏りを是正しようと,女性限定公募というのが流行っています。アファーマティブ・アクション(AA:積極的格差是正措置)の取り組みで,私の通う大学のほかにも日本中の大学がやっています。(他の国はどうなんでしょう)
研究室ではこれに対して,若手の女性助教が発言しました。
女性限定公募はジェンダーによる偏見をもとにした役割を女性に求めるものなのではないか,それは嫌だなと。
なるほど。
確かに女性教員を増やす目的としてよくあげられるのは,女性のキャリアパスのロールモデルになること,学生の相談相手になりやすいこと,女性”ならでは”の視点が教育研究に活かせること,などです。
機会均等こそが何よりも擁護されるべきだとの考えから,私自身は女性限定公募に反対なのですが,導かれる主張が同じでも別の論理があるというのは面白いものです。
(それはそうとして,アカデミックポストの女性限定公募や大学入試の女子枠,しばらくは広がり続けそうですね… )
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