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虎ノ門ニュース「高市早苗」編

DHC 深層深入り!虎ノ門ニュース 2021年9月2日配信分より抜粋文字起こし

目次
Part1(これ)出馬までの経緯
Part2 高市早苗の経済政策
Part3 高市早苗のコロナ対策、安全保障政策

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https://youtu.be/W-zvwwThPGc より)

山田晃)お待たせいたしました。いきましょうか?はい。これね、はい。じゃあまいります。ドーン!有本香さんの『強力ありもと』のコーナーです。はい。お久しぶりのコーナーは、有本香さんの強力なネットワークや、強力なジャイアン力を駆使した情報発信していただいてます。

<笑>

(山田)それでは本日のスペシャルゲストをご紹介しましょう。前総務大臣の高市早苗衆議院議員です。おはようございます。

高市早苗)おはようございます。

(山田)よろしくお願いします。

(高市)お願いします。

(山田)はい。よろしくお願いします。今日ちょっと司会が違うんですがよろしくお願いします。

(高市)はい、よろしくお願いします。

(山田)はい。大阪弁で大丈夫ですので、お願いします。

(高市)いやいやいやいや。標準語もしゃべられるんですけれども…

(山田)いや、もう喋れてまへんがな。

(有本)はい。高市議員のお越しは今年3月以来、半年ぶりですね。ようこそお越しくださいました。

(高市)どうも久しぶりになりますね、じゃあ。

(山田)はい。よろしくお願いいたします。それでは有本さん、本日は高市議員にどういったお話を伺いましょうかね。

有本香)あのもう、たくさん聞きたいことが、伺いたいことがあります。視聴者の方からもあれ聞いてこれ聞いてたくさんあるんですけれども、何よりもですね、先ほどちょっとその政局の話をしましたが、今のところ9月29日投開票、ということで予定されているとされる自民党総裁選。これに今回非常に早い段階でですね、もう鮮やかに出馬宣言をされたということでですね、それをその一連のお話を伺いたいと。で、近々政策集等々出版の運びになるんでしょうけれどもね。

(高市)はい。

(有本)この中身に関することも含めてですね、いろいろ伺っていきたいというふうに思います。

(高市)あの、忘れないうちに言うといてよろしいでしょうか?9月の6日に先行販売、紀伊国屋ジュンク堂、丸善東京大阪などですね。大きな町で先行販売だそうです。地方では9月17日からになります。なかなかちょっと出版社の印刷が追い付かないないということでございます。また今Amazonで予約受付中だと聞いておりますので、皆様よろしくお願いいたします。これ税制も財政も、それからこれから日本が直面する様々な課題についてどう取り組むかってことを幅広く書かせていただきましたので、よろしくお願いいたします。

(有本)あの~超特急で書かれたんですよね。

(高市)そうですね。もうこれまでのやはり積み上げっていうものがありますから、問題意識として持ってたこと、自分が一生懸命提案したけれどもやりきれなかったこともあります。安倍内閣の積み残し課題もございます。そんな事柄についてかなり徹夜が続きましたが頑張りました。

(有本)タイトルもなかなか素敵ですね。

(高市)うん、そうです。

美しく、強く、成長成長する国へ。

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https://www.amazon.co.jp/dp/4898318525 より)

(高市)出版社の方のイチオシタイトルで、あの本文の中に入ってる言葉の中からタイトルを選んでくださいました。

(有本)それでもう既にですね、私がインタビューさせていただいた雑誌、今発売中の月刊誌でもお話しいただいてますけど、この総裁選に、改めて伺いますが、総裁選に出馬をしようとというふうに至った経緯なんですか。これは実ははなからご自分がもう質問するということではなかったというところですよね。

(高市)まああの正直のところ、そうですね。国会議員ですから、最終的には国家経営のトップというものを目指している方は多いと思います。ただ菅総裁の任期も9月までということで、昨年の段階では1年間ということを前提に、また安倍内閣の政策を引き継いでくださるとおっしゃっていただいた唯一の候補者でしたので、そういう意味で多くの方からお話が出たと、非常に強い支持があったと思うんですね。でも、安倍総理がすっかりなぜかみるみる元気になられていたので、本当にいいお薬があの効いてと、いうことでしたので、もう今年の1月頃は相当お元気でいらっしゃいました。2月から集中的に安倍内閣の積み残し課題もございますので、これをどう打破していくかっていうことで、かなりこっそりですが、2人だけの勉強会もずっと重ねてまいりました。私なりに政策をしっかりと作り上げていたということです。7月ぐらいまでそういった作業を続けてきて、それで毎回毎回お会いするたびに、もうすっかりお元気なので、あとひと踏ん張りもう1チャレンジしてもらえませんかというお願いをしてきたんですが…

(有本)今年の総裁選にもう1回出てくれませんかと…

(高市)そうです。そうですね。はい。ただ安倍総理はあの自分が体調崩して大変だった中、菅さんが引き受けてくれたと、やっぱりその恩があるからということで、ずっと菅さんを応援する以外のことはできないとおっしゃっておりましたが。ただこれからの3年間日本国を担っていただく方ということになります、今年の秋の総裁選挙、そしてその後の総選挙もございますのでね。そうしますとやっぱり安倍総理のあれだけやっぱり世界での真ん中で咲き誇る外交っていうのを実現できた総理でもありましたし、やり残しもありましたので、そこもう1回っていうことでお願いしてきたんです。ただ7月のもう下旬にきっぱりとファイナルアンサーとか言いながら聞いたんですが、断られましたので。もう絶対出ませんと、0コンマ1も出ないんですか、とか食い下がったんですけども、出ませんということだったんで、それならばと「私、出たるわ」とか、啖呵を切ってしまったんです。ただね、その後すぐに私が出馬を表明しましたのは、やっぱり7月頃の自民党の中のあの妙な硬直感ていうのがあって、各派閥の領袖と言われる方が次々にこの菅総理の続投表明されて、やはり選挙も控えてる、人事とかもいろんなこともあるんでしょう。なかなかみんなもの言いにくい。それから…

(有本)やはり無風なんて言われてね、もうね総裁選なんてないんじゃないかっていう…

(高市)無風状態だったんですね。それで、これじゃいかんという気持ちがすごく強くなりました。っていうのは、やっぱり自民党の中っていうのは毎朝8時から部会開いてますよね。そん中で相当専門知識を持った方もおられて、新型コロナウイルス対策にしましても、災害、今年の夏もたくさん災害が起こりました。この後とどうしたらいいんやということも含めて、相当多分野にわたって皆さんが議論してます。でもその議論の内容がなかなか外にも伝わらない。それから官邸の申し入れも私達もしてまいりました。5月にももう既に補正予算頼むということで申し入れもしてきたんだけれども、なかなかそれが実現されない。そういうみんなのストレスが溜まってる中で、無風だということになってしまうと、最終的にやはり自民党の活力も失われる、国民の皆様にもたくさんのアイディアが伝わらない、そういう危機感がありました。それからもう一つやっぱりね、私も本会議場ですが“菅義偉”氏ということで、あの名前を書いてるわけですね、国民の皆様の代わりに。これは首班指名のもう国会議員にとって最も重い内閣総理大臣を選出する一票を入れてますから、その責任もあります。で、私はもっと菅総理に元気になって欲しかったんです、あの時は。

(高市)はいはい。

(高市)ていうのは、やっぱり全党員が参加する形のあの総裁選を経てないと。そうすると地方に行きますとね、それぞれの支部市町村支部とかの総会で、菅総裁への文句とか悪口みたいなようなやな話が噴出しちゃうんですね。でも皆さんがそれぞれ自分の手で選んだ、自分がたまたま1票入れた人じゃないけれども、民主的な手続きで選んだっていう参加意識があったら、もっともっと納得感を持って信頼感を持って、いろんな方からね「ちょっと菅さんってあかんのちゃうか」って言われても、党員の方がまた反論してくれはるやないですか。ただそういう体制になってなかった。だからまず党員の皆様全員が参加する形で、まず菅総理っていうのは力を持てます。その後にちょうど今年の衆議院選挙ですから、党員のたくさんの支えがあった上でね、その衆議院選挙で菅総理が勝利したら、もう今度はこれ政権選択選挙として国民の皆様の信任も得たということになるんで、もっとこう強い内閣になるんやないか。そんな思いもあったんで、閉塞する状況を打破して、とにかく総裁選挙をやらせないかんと、やってもらわないかんと…

(有本)フルスペックでやってよって…活力を取り戻してあげなあかんと。

(高市)やってもらわなあかんと。誰かが手ぇあげなきゃあかんと。やっぱり役職に就いてはる人はなかなか言い出せない。で、今私は無役ってございます。無役ってこんな威張ってもなんなんですが、唯一自民党党紀委員会副委員長というポストだけはございますけれども、そういう意味では自由にまず手を挙げられると、勇気ふりしぼりましたけどね。思い切り勇気振り絞りましたけど、とりあえずちょっと流れを作りたかったです。

(有本)なるほどね。ですから、私も個別にね聞いてるのは、やっぱり若手や中堅の議員の方々は相当危機感を持っておられて…

(高市)はい。

(有本)だから高市先生が手を挙げてくれたっていうことは、もう本当に自分たちも勇気づけられるということを言ってる方々もいますよね。だから、その自民党の中での問題意識っていうのは、これは国民も共有できるかなあというふうに今伺っていて思いました。それともう一つは、お2人でね、安倍総理とお2人で勉強会と、これはなかなか私本当にいいお話だなと思ってるんですよね。だってやっぱり歴代最長のその総理を在位期間をですね務めた安倍さんと、それから高市さんも確か総務大臣としては在任期間が一番長いんですよね。もう政治の裏も表も、散々経験されたお二人が改めて…

(高市)裏は苦手なんですが…何かもうその政局感ないとか言われるんですけど、はい。

(有本)政策を勉強しようというのは、これはもう本当に私は尊敬に値するお2人の姿勢だなというふうに思ってます。

(高市)ちょっと押し付けがましかったんですけど、安倍内閣で達成できなかった物価安定目標2%達成。これはあの3本の矢でも達成できなかったですね。特にやっぱり大胆な金融緩和だけでこのインフレ率2%ってのはそもそも無理。で機動的な財政出動、これも総理思い切ってやろうとされたんですが、結構財政当局からの縛りがきつくて、いわゆるあのプライマリーバランスですね。これを黒字化するなんていう目標を掲げちゃったんで、本当に大事なときに財政出動が十分できなかったと。こんなこともあってその2%達成っていうのが積み残しやったんで。それだったらこれまであんまり官邸周りにいてはらへんかったような学者の方とか、経済人の方ですね。よく内閣官房参与とか総理の知恵袋みたいにして出入りをあんまりしてらっしゃいなかった。技術がよくわかる現場がよくわかる方をご一緒していただいて、それで安倍総理と一緒にずっと勉強会をかなり密に、もう毎週毎週とか下手したら週に2回とかそういうのを重ねてきて、もしもう1回安倍総理が登板されるんであれば、ニューアベノミクスっていうことで、さらに強力な政策を打ち出したいなと思って作ってきました。

(有本)で、結局2人での勉強会の結果をもって安倍さんにもう1回とお願いしたけど駄目だったんで、だから高市さんが自ら出てやらないかとなって、その政策をまとめたものが先ほどの御本と理解していいでしょうか?

Part2へつづく

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