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「iTag」の知られざる⁉機能

約1年前に”怪しげ通販サイト『wish』で購入した「iTag」なるガジェット。あまりにも想像と違ったスペックだったので、少し使ってお蔵入りしていた。

2022年3月ごろ購入。売り切れると詳細は見られなくなる。

が、今回、改めて真面目にマニュアルを読むことにした。購入当時、極小フォントの英文は読む気が起こらず、QRコードからアプリをダウンロードして適当に動作確認をしただけだったが、手持ちのツールを使ってマニュアルをテキスト化しさらに翻訳してみた。
それを読むと「なるほど」と”目からうろこ”の機能が満載されていたのだ。(満載、と言うほどでもないが。。。)

製品自体が小さいので同梱のマニュアルも極小。まともには読めない。

以下が日本語に翻訳した添付マニュアルの内容。「DeepL」で機械翻訳したあと、多少校正したもので、ミスがあるかも知れない。


ITAGユーザーマニュアル

この度は、Bluetoothを利用したスマートな紛失防止装置「iTag」をお選びいただき、ありがとうございます。

「iTag」は最新の Bluetooth 4.0 バージョンに基づいた一種の Bluetooth Low-energy プロダクトです。

これは、設定されたBluetooth接続距離内で指定されたアプリケーションソフトウェアを介してスマートフォンと一緒にユーザーの簡単に失われた&貴重な持ち物(例えば、キー、ハンドバッグなど)、子供やペットを連鎖させることができます。

有効距離内では、紛失防止、スマートフォン探し、自撮り、音声録音の機能を実現することができます。

iTagの有効距離は、遮蔽物のないオープンレンジで75フィート(約1.5m)です。

この装置で、あなたの持ち物、子供およびペットはあなたの注意をもう残しません。

iTagはCR2032リチウムコイン電池を使用しており、市場から簡単に入手でき、約半年間使用できます。

スイッチのオン/オフ

スイッチをオンにします。ビープ音が2回鳴るまで、iTagのTeボタンを3秒間長押しする。
スイッチオフ iTagのボタンを長い「ビープ音」が鳴るまで3秒間押し続けます。

【図】

アプリのダウンロード方法

使用する前に、アプリケーションをダウンロードし、説明書をよくお読みください。
方法1:APP storeまたはGoogle marketで "cTracing"を検索し、アプリをダウンロードする。
方法2:以下のQRコードをスキャンしてアプリをダウンロードしてください。

【図】

接続方法と削除方法

  1. iTagデバイスの電源を入れ、ボタン" "をクリックして、接続可能なiTagデバイスを探します。

  2. "接続"ボタンをクリックし、iTagをアプリに接続します。もしアプリに "切断 "と表示されたら、"接続 "ボタンをクリックし、再度接続を行ってください。

  3. 3.接続に成功した後、左のスライドに「削除」ボタンが表示され、不要なデバイスを削除することができます。

【図】

デバイスの探し方

アイコンをクリックし、iTAGデバイスの管理画面に入ります。

【図】

  1. "名前"ボタンをクリックし、デバイスの名前を変更します。

  2. "デバイス検索"ボタンをクリックしてデバイスを検索し、もう一度クリックすると停止します。

  3. iTagのボタンを高速で2回押して、アプリをインストールした携帯電話やタブレットを探します。

  4. ボタン "Cut off"をクリックして、接続を停止します。

  5. 距離は「近い」から「遠い」まで調整可能です。

  6. ボタン「Support Alarm」を閉じると、アラームが停止します。

リモートカメラシャッター

トップページに戻り、左上の「カメラ」ボタンを押します。それは "自分撮り "機能に入ります。 あなたは上のフラッシュライトとセルフポートレートモデルを調整することができます。そして、ワイヤレスで写真を撮るためにリモートカメラシャッターとしてそれを使用するiTAG上のボタンをクリックします。

【図】

ここでは、Radarに接続可能なすべてのiTAGが表示されます。iTAGが切断された場合は、自動的に再接続を試みます。また、iTAGが自分からどのくらい離れているかを見ることができます。ただし、GPSではないので、距離はあまり正確ではありません。ご注意ください。

位置情報

位置情報を表示します。車を駐車する際、iTagのボタンを押すと、「Location Success」と表示され、地図上に現在地がマークされます。その後、"Location list "を押して、車の位置を確認することができます。

【図】

履歴を紛失した場合: iTagを紛失した場合、地図上に自動的にピンドロップが表示され、紛失した場所を知らせます。”紛失履歴”を押すと、その記録を探すことができます。

設定

iTagの機能をより良く体験するために、設定メニューに入っていくつかの設定を行うことができます。

【図】

音声の録音

設定メニューの「ダブルクリック設定」をクリックし、「音声録音の設定」を選択します。
iTAGのボタンをすばやく2回押すと、「録音」ウィンドウが表示され、録音を開始することができます。再度iTAGを高速で2回クリックすると録音が終了します。そして、あなたは "レコードリスト"であなたの録音を確認することができます。必要に応じて、録音を削除するには、左側にスライドさせます。

【図】

電池の交換

電池はタグの裏側にあります。コインや手で左に回して、電池カバーを開けて電池を交換します。電池はCR2032で、市販されているものを使用できます。交換後は、カバーを元の位置に戻し、手で右に回してください。

対応スマートフォン

iOS用
サポート bluetooth 4.0、i0S 7.0 および上記のバージョン。
サポート iphone4S および上のバージョン、iPad4、iPad mini、iPad touch。

アンドロイド用
サポート Bluetooth 4.0、およびアンドロイド 4.3 および上のバージョン。
サポート Samsung S4/S5、Xiaomi 2/3/4 および他アンドロイド携帯。


結局、iTag自身にはGPS機能は搭載されておらず、Bluetoothの距離検知機能を使って、基本的には荷物や子供が自分の近くから離れたことを警告するためのガジェットだ。

商品情報に地図が掲載されていたので、てっきり移動体に取り付けてロケーションをリアルで見るものだと勘違いしたわけ。まあ、そんな機能を持つガジェットが数百円で手に入るとは思えないわけだが。

マニュアルを読むと、結局スマホと連携してロケーション情報はスマホで取得して、その位置をマップ上に記録するというもので、それならこの製品が無くても出来る。また音声録音機能や写真撮影機能もあるようだが、これも単にこのガジェットをリモコンとして利用するだけ。この手の商品はダイソーでも目にした。

製品スペックの説明で検知距離は最大1.5mと書かれているが、実際に計ったところ10mほどは計測できた。これはBluetoothのClass2のスペックと同等のようだ。

「イーテック開発ブログ」より抜粋引用
(https://www.e-tecinc.co.jp/blog/2021/04/30/bluetooth/)

このガジェットは基本的に継続して電源を入れて使うものなので、消費電力を抑えているため、クラス2程度なのだろう。マニュアルに1.5mと書かれているのは謎ではあるが。

以上、利用目的に合えば使えないこともないガジェットではある。今回の再評価でも自分には不要かな、という判断になったのは残念だが。

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