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多分おいぬ様

こないだのお話になるのですけれど、御嶽神社に行ってきたこと、書きますね。

その日は朝から今にも降り出しそうなくもりの日で、ゆるゆるした人間であるわたくしは、いつものように休日だからという理由をつけまして、亀の動きをさらにスローモーションで再生するかの如くゆっくり起きまして、やることあるにはあるけどどーにもやる気が起こらんもんで、ちょっと人さまにはお見せできないくらい、ほけえぁ〜っとしていたわけです。カッスカスの発声で鼻歌なんか歌いながらね。(私の悪いクセですよ、ほんとこれどうしましょうね)それでもって、ほんの気まぐれで御嶽神社に参拝することにしたんです。フットワークは軽いのですな。

意識飛びつつ、本当に行きましたよ、青梅。

いざお山登りますよてなってやっとまともな思考ができるようになりました。ありゃあ、気付いたらケーブルカーが目の前にあるんだわ、という具合です。取集つきませんなぁ。笑ってしまいましたよ。

ケーブルカー降りると、その日はコロナの影響あってもう、御嶽山はあたり一体それはそれはしーーんと静まり帰った様子でした。くもりの日に行ったら、霧が気持ちよく広がっていて、心がシンとしましたわ。胸いっぱい、息を大きく吸えたのは、いつぶりだったのかなあ。まあそんな余裕があるのも最初のうちで、途中からはひーこらいいながら300いくつくらいあります石段を登りましたよ。あはは。こりゃあなんでまたこんな山の中に神社こしらえられたのかしらね。何かにつけてすっごいわあ昔の人は、って思うわたしは、もれなくこの時も思いまして、のんきに感心してた訳です。

御嶽神社って、日本狼をお祀りしている神社でしょ、随所においぬさんの石像があって、ひとつひとつに個性があってかわいいのでした。こんにちはっておいぬさんたちにご挨拶しながら、社にひとまわり手を合わせて、(本殿の横を通り抜けた奥にはまた小さな社がちらほら建っていたのです)また挨拶して神社をでました。下りの石段は驚くほど楽でしたよ。当たり前っちゃあ当たり前ですね。澤乃井買ってノリノリで帰りましたとさ。

家に着いてから、そのまま引きこもるのも気分でなくて、お腹がすくまでって決めまして、夕方の外をふらふらとお散歩しました。途中、公園に寄り道をして、そこで友達とお電話なんていうご隠居生活を疑似体験していたら、同じくお散歩中のゴールデンレトリバーがわたしを見つけて、その場にどっしり座り込んだのでした。気まぐれなことに、飼い主さんが引っぱってもまったく動じない。綱引きの如く体重でもって引っぱられてももうずっとこっちを見て、伏せているのです。かれこれ1分くらい。激烈に引っぱられたままガン見されてたら気になってしまうわな…こちらもこちらでワンちゃんから目が離せなくなってしまいました。。
いざ気持ちを向ければ、ワンちゃんがこっちへ来てって言っているように感じて、そう、そんなにいうなら行ってあげますね、犬も人も同じ、一期一会ですものね。ってな感じで、一旦その場で電話をかけ直すことにして、私はそのワンちゃんのところへ近づいていったのでした。

というところで字数が多くなってしまったので、続きは明日、といいますか、今午前3時なので、後で!