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物語2 私の大切なおばちゃん
私には親と同じくらい大切な伯母がいました。
10年くらい前に亡くなって、今では殆ど思い出すこともなくなりましたが、子供の頃の私にとっては唯一の拠り所でした。
私の両親は、私が物心ついた頃にはすでに仲違いしており、小学2年生の夏休みのある朝、目が覚めると、案の定、母が居なくなっていました。あの時の絶望は、今までの人生の中で最初で最後の、本当の絶望でした。
それから数年の間、以前にも増してイライラして
私には親と同じくらい大切な伯母がいました。
10年くらい前に亡くなって、今では殆ど思い出すこともなくなりましたが、子供の頃の私にとっては唯一の拠り所でした。
私の両親は、私が物心ついた頃にはすでに仲違いしており、小学2年生の夏休みのある朝、目が覚めると、案の定、母が居なくなっていました。あの時の絶望は、今までの人生の中で最初で最後の、本当の絶望でした。
それから数年の間、以前にも増してイライラして