シン・エヴァンゲリオンを観てきました。(ネタバレなし感想)
ども。すみぃです。
今日は、旦那さんと二人で、シン・エヴァンゲリオン劇場版を観賞してきました。
前評判として、
「正しく、エヴァが終わった」
という感想をよく見かけていたので、
「あの、エヴァ」が「正しく終わる」なんてことが、可能なのか?!
という、そういう好奇心で観に行きました。
で、感想なのですが、
「本当に、エヴァが終わったんだ…」
という、謎の達成感と満足感に包まれる、不思議な感覚を味わいました。
旦那さんは、観劇後すんごくテンション高くて、
もう、色々と感動していて、劇中もすんごく泣いていたらしいのだけど、
私は実は珍しく泣きませんでした。
ストーリーはわかるけど、エヴァの独特の意味わかんない感じとか、
謎の専門用語は相変わらず健在に満載で、そこに意識がいってしまったのかも。旦那さんは、色々と登場人物に感情移入して没入したらしいのですが、逆に私は、そういえば、どの登場人物にも感情移入をせずに観ていたかも。と、自分にしては珍しい観劇の仕方をしたな、と後から気付きました。
世界観や登場人物の心情や状況描写が、これまで以上にとてもとても丁寧でわかりやすく、鑑賞後の初発の感想が「庵野秀明監督、丸くなったなぁ」という、なんとも上から目線な感想になってしまいました;
それは奇しくも、「私のことなんて、僕のことなんて、誰もわからない」と、心を閉じてATフィールドの奥に閉じこもっていた登場人物たちが、
それぞれ心を開いてゆくような、外の世界と交流を始めるような、そんな感覚。
本編の直前に、「ゴジラ対コング」(庵野監督次回作)のCMを観たからかもしれないのだけど、「コミュニケーション」というキーワードが、自分の中で何度も浮かびました。
この映画を観た人が感じる、
「終わった…」
という感覚は、
エヴァのTV シリーズが始まってからの、26年の歳月に、自分自身の歴史を重ねて感じるものがとても大きいような気がします。
YouTubeにあった、声優さんのインタビューの中で、林原さんが、
「おそらく、30代以降の方達には、ここが1つの終わりであり、
10代の人にとっては、もしかしたらここが入り口なのかもしれない」
ということをおっしゃっていて、
本当にその通りだな、って思いました。
中田敦彦さんが、何度も
「エヴァンゲリオンは、思春期の少年の心象を描いた作品なのだ」
とおっしゃっていて、
誰もの心の中にある葛藤を、リアルに、生々しく、そして全力で向き合う形で形にした作品だったなぁ、と。本当に、庵野秀明監督に頭が下がる思いがしました。
心の中の何かを、代弁して成仏させてもらえたような、
そんな気がしました。
浄化されたのか、
汚されたのか、
それとも、
諦めることを受け入れたのか
よくわからないけれど、
明日からも頑張って生きよう。
と、思える作品でした。
ありがとうございます。
【今日の魔法の質問?】
大好きな映画はなんですか?
なぜ、それが好きなのですか?
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