「シン・EVERYTHING POINT 1/2」を見て

昨日の晩という名の今日、ちゅうおん2021(エビ中 秋声と螻蛄と音楽の輝き 題して「ちゅうおん」2021)のdisc3、「シン・EVERYTHING POINT 1/2」をやっと見られました。今回は安本彩花を欠いたまま行われた6人体制の最後のツ(私立恵比寿中学 Best at the moment series「6Voices」)から、新メンバーの加入、安本彩花の復帰、そして新メンバーのステージデビュー戦であるファミえん(毎夏の恒例行事、夏のファミリー遠足)に向かう、今回は主に新メンバーのレッスンを軸にしたドキュメンタリーで今回も監督は近藤キネオさん。

この「シン・EVERYTHING POINT 1/2」では、激動の2021年から夏までを切り取った前半戦になります。

2020年のツアーは延期に延期を重ねた結果、全公演払い戻しで中止となりましたが、今年(2021年)は6公演とコンパクトながら全国を回る形で行われた春のツアーからスタートして、年始から募集していた新メンバーのオーディションを経て5/5(メジャーデビュー記念日)の配信ライブでの加入発表から、ファミえんを目指してレッスンを始める新メンバーと久々の合流となった安本さん(4月に悪性リンパ腫からの寛解を発表)を含めたレッスンでは柏木さんが振り写しをしていく様子であったりとか、教育係のかほりこも一緒にレッスンする姿が収められます。

新メンバーの発表の配信が終ったところで会場に来ていた安本さんもステージに上がって挨拶と写真撮影(後に公開される写真ですが、当時は会場に安本さんが来ていることは発表されていませんでした)等をしている場面を見ることが出来ました。

新メンバーがファミえんで披露する20曲以上のレッスンを続ける間、6人はFIRST TAKEのリハーサルをしたり。

新メンバーのボイトレとレコーディング(イヤフォン・ライオット)、夏に向けての準備が進んで行けばいくほど、その先の現実を知っている私は切ない気持ちになって行った気がします。目指して進むファミえんはコロナ禍に飲み込まれて中止になってしまいます。あの呼吸のしにくいマスク姿で準備を進めていたのに。(良いことではないと思いますが、呼吸を確保する為にマスクに隙間を空けて肩で息をしている場面などもあるので、大変だったよなと思います)

そして夏、(結果的に2年連続で)中止になった、夏のファミリー遠足ことファミえんの代わりに配信されたファミえん28h(ファミえんの予定されていた日程をブチ抜いて配信された28時間連続配信)の最後に本来だったらライブをしていた時間に会場となる予定だった横浜赤レンガで9人体制で初めての楽曲、「イヤフォン・ライオット」を踊るという場面、その後新メンバーのデビューとなった@JAM(中山莉子さんが休演したので9人揃わず)、最後にイヤフォン・ライオットで終わるという構成。赤レンガでちゅうおんの開催を発表して、実現しなかった夏から、実現させたい秋に向かって行くという流れで終了、2/2へという感じ。

これまでのEPはツアードキュメンタリー(EP劇場版3を除く)なので、ツアーで訪れた各地での食事シーンが多く収録されていましたが、今回はツアードキュメンタリーではないし、主にレッスン風景を追っているので、レッスンスタジオで車座になって弁当を食べる場面が何度か挟まれている。やっぱり食事のシーンは欠かせない。透明プラの弁当箱に詰まった白米がなかなかいい雰囲気を出している。

序盤の6Voicesで各会場で披露された各メンバーのコメントや手紙でしたが、その中でも感情的な言葉にならないようにか、柏木さんは書いてきたものを読んでいました。今回の新メンバーの追加に関して、6人になった時に新メンバーを入れないでやりたいということを言ったというのが独り歩きしていて、今回も不満があるんじゃないかみたいな雰囲気がありましたね。その時したかったチャレンジ、新しいメンバーが入る事への期待等を語る場面がありました。
でも、これって当時に出してあげた方が良かったんじゃないかなという風には思いました。実際は私は観に行けていない公演(4/3福岡)ですし、これ超重要な場面じゃないですか?と思いました。オーディションの結果発表前のタイミングでしたし。

それとやっぱり基本的にマスクをしているシーンがほとんどで、これから世界がどうなっていくのか分かりませんが、これが2020~の世界として時代性を帯びた映像になるのかなという風に思ったりもしました。というか、そういう映像になってほしいなという願望も含めてですが。

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