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アケディア雑自分語り

はじめに

先日、アーケード版ディシディアファイナルファンタジー(以下アケディア)が実質上のサ終となった。今年の初めに家庭用ともどもアップデートを終了し、世間ではコロナウイルスの関係でゲーセンにも行き辛くなったことから、アケディアの人口はそれはもう悲惨なことになったと想像される。

そのような状況において、今回のようなサ終はある意味必然だったといえる。ただでさえ、NTの発売によりアケディア人口が分散した上に、その後のアップデート内容も決して褒められたものではないのもあり、ユーザーが離れていくのも無理からぬことだったように思われる。
かくいう自分も、NTを機にアーケードから離れた人間の一人である。

それでも、自分的には数年間楽しんだタイトルであることは間違いなく、なぜ終わったのかで簡単に済ませたくないのもまた事実。
年の瀬で暇のある今、改めてこのアケディアというタイトルに思いをはせていきたいと思う。
あくまで自分の中で、安らかに眠ってもらうために…。

アケディアとの出会い、そして一時の別れ

2015年秋にアケディアがリリースされた時、自分はというと、当時リリースされていたBLAZBLUE CENTRALFICTIONに夢中だった。
一応チュートリアルはやったものの、PSP版との操作感の違いに違和感バリバリなうえ、自分の愛するFFタイトルである5の主人公・バッツが「未実装」と揶揄されるレベルの弱さなのも相まって、正直言って全く惹かれることはなかった。
ゲーセンによく一緒に行っていた先輩もクラウドを使ってある程度対戦に挑んではいたようだが、当時はセシルバッツクラウド辺りのFF全盛期キャラが軒並み弱かったこともあり、勝ち続ける楽しみ方はできなかった模様。

そんなこんなで、リリース当初は少しだけ触って、すぐに離れた。

格ゲーとの別れ、アケディアへの移民

アケディアに足が向き始めたのは、確か2016年の年末辺りからだったか。当時、BBCF家庭用が発売されたものの、オンライン周りで結構深刻な不具合があった(2016.10.13インフォ参照)ことから、急速に格ゲーに対する熱が冷めていった。
そんな中、動画を見漁っていたら、ディシディアの衣装違い動画を発見した。そこにバッツの原作衣装があったことが、今思えばアケディアへの本格デビューのきっかけだったのだと思う。

なお、当時のバッツはハッキリ言ってクソザコでしかなかった。
全体的に当て辛く、押しつけも弱く、ジョブマスターが狙い辛い攻撃の数々。役に立たない幸運のお守り。正直、最下位クラスのザコキャラだった。
酷い時には、マッチングしただけで拒否チャ食らうこともあった。よく続けたな今考えると…

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(自分の中での)アケディア全盛期、そしてアケディアからNTへ

2017年。今思えば、アケディアを一番遊んでいたのはこの頃だったかもしれない。
アプデによりバッツがいよいよ実戦的な性能となり、使っていて純粋に楽しいキャラへと進化してくれたのでモチベが爆上がりだった。

そんな中、発表された家庭用NT。当時、自分はかなり歓喜していた記憶。
結果として本作の寿命を縮めた原因の一つではあるが、純粋に自宅でアケディアができるのはありがたかった。
…まさかここでも、BBCF同様に深刻なオンラインの不具合によるモチベの急速低下を食らうとは思わなかったが…

遅すぎるマッチングと緩やかな引退

2018年1月、待望の家庭用アケディアであるNTが発売した。喜び勇んで購入した自分を待っていたのは、アーケードとは比べ物にならないレベルで遅すぎるマッチングだった。その遅さは、自分のディシディア熱を冷ますのには十分すぎるものだった。
そのすぐ後にドラゴンボールファイターズや、スパロボXなど、別にやってみたいソフトがどんどん発売したこともあり、期待していたNTは残念なことに、年度をまたいだ辺りでめっきり遊ぶことがなくなってしまった。

その後、友人とごくまれに遊ぶことはあったが、自発的に遊ぶことはほとんどなく、そうこうしている内に最初に語ったサ終の知らせが。
自分の関心もマキオンに移ったころに、友人から声をかけられて久しぶりに遊んでみたところ、NTに残っていたのは名指し拒否やバイチャ、切断を平気でするノーマナープレイヤーばかり。
そこで、残ったディシディア勢はガンダム動物園以下の民度の者ばかりになったと確信するに至ってしまった。


…と、こう書くとどうしてもネガティブな話題が多くなってしまうのだが、このゲームについて楽しんだ思い出があるのもまた確かである。
特に、家庭用発表の前後であった2016~2017年辺りは本気で楽しんでいた。

そんなタイトルがサ終になるのは、もちろん残念でならない。
個人的には「PSP版の方がよかった」という意見には賛同できないほどには本作は楽しんだので、いつか今作の失敗を糧に新しい展開を見せてくれることをどこかで期待したいところ。

とりあえず、ディシディアのストーリーやクロスオーバーの部分を期待するのであれば、オペラオムニアをやればいいんじゃないかというのが今の個人的見解。

締りの悪い感じではあるが、この辺で終わりたいと思う。
今あるコンテンツの長生きを祈って…

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