【おすすめプラグイン紹介】GUIが美しい「Maserati GRP」は音も素晴らしかった

こんにちは。Snowdropです。毎週お送りしているDTM用おすすめプラグイン紹介も今回で4回目。今日は、Wavesのシグネチャーシリーズから、「Maserati GRP」を紹介します。

メーカー：Waves
名称：Maserati GRP
定価：99ドル
オススメ度：5/5

実在する著名プロデューサー、ミキシングエンジニアが開発に携わっているWavesのシグネチャーシリーズですが、これはTony Maseratiの名前を冠している通り、アリシア・キーズなどとも仕事をともにしたことのあるMaseratiさんが監修したプラグインのひとつ（グループチャンネル用）となります。

さて、プラグインの中身の解説に入りますが、まず見た目が美しい。見た目が微妙だったりシンプルすぎるものは、個人的には使用頻度も低いです…

下に「Drums Live」から「Master」まで7つのスイッチがあり、上のノブの位置が同じでも微妙に音が変わります。左上の「Sensitivy」は、おそらくこのプラグインをどれだけ通すかの量(いわゆるDry,Wet)、右上はアウトプット、左下3つが質の高いEQ、右下の「Compress」はコンプレッサー（ただし右に回すほどコンプはかからなくなる）です。

特に「Master」スイッチが一番おすすめで、おそらく内部でリバーブやディレイ、リミッター（マキシマイザー）的な動作をしていると思います。Twitterでも呟きましたが、マスターに挿すと音に奥行きが生まれるんですよね。挿すだけでより音楽的に、説得力が増すプラグインです。

プリセットの数が少ないのは少し残念ですが、それを差し引いてもおすすめです。バス以外に挿してトーンコントロール系のEQとしても使えます。

10/25追記：
いま試したらコンプのノブのかかり具合が逆でした。
正しくは「右に回すほどコンプがかかる」です。
大変失礼しました。

文責：Snowdrop
最終更新：2015年10月25日 17:43