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マニュアル・オブ・エラーズ著「アレンジャーが教える編曲テクニック99」レビュー

こんにちは。summertime loopsです。DTM本レビュー第11回目の今回は、リットー・ミュージック社より出ている、マニュアル・オブ・エラーズ著「アレンジャーが教える編曲テクニック99」をご紹介します。

対象:初級~中級

目次:

第1章 ジャンル別ガイダンス

第2章 実践テクニック集

第3章 曲の構築

第4章 困ったときの奥の手


この本は、第3回でご紹介した「エンジニアが教えるミックス・テクニック99」と同じシリーズの本で、編曲のTIPSが99個載っています。

体系立ててアレンジ方法を紹介している本ではありませんが、第1章でロック、バラード、R&B、エレクトロ等の簡単なアレンジの方向性が示されたあとに、第2章の実践テクニックに入るので、初心者の方でもわかりやすいと思います。

ちなみに第2章では、具体的には、ダイアトニックコードや裏コードなどを用いたメロディーへのコード付けに始まり、裏メロの作り方、ギターやピアノのバッキング、ストリングス、リズム隊、クオンタイズ、ベロシティ等について書かれています。

そして、第3章では、曲の構成について書かれています。キーやテンポの決め方から、イントロ、感想、エンディングの作り方までひと通り書かれています。

第4章は、楽曲制作で行き詰まった時に読む感じでしょうか。


今あらためてこの本を読みなおしていましたが、なかなかためになる部分もあり、いい感じです。

ただし、全体的に密度は濃いですが、ページ数の関係で少しわかりにくい部分もあるので、他のアレンジ本と併せて読むといいと思いました。


文責:summertime loops
最終更新:2015年3月27日 16:56


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