最近の仕事

今年もなんだかんだで漫画を連載しないまま終わりそうです。

noteはどうも「商業誌（従来の出版体制の中）での漫画家としての自分」とは別ギアとしてやってるところがあるのでつい忘れそうになりますが、

一応久しぶりに漫画の仕事をしました。

現在発売中のコミック乱1月号で読切「青刃」を掲載していただいてます。

予告カットより

ゆるい四コマとかスタンプと同じ人が描いてんのか、これ。

それ以外にもようやくこちらの仕事のギアが回り始めたところがあるので、来年はちゃんと働きたいものです。

それ以外にもまた４コマ系のほうも仕事でやりそうな話もあり、うまそだなどの更新が少なくなっております。

時期が来ればまた発表できればと思います。

この商業誌漫画家的な生き方は今後できなくなるのではとよく言われています。漫画の収益体制が変わり雑誌も本も売れずどこも厳しくなっていることは重々感じております。ネットの無料漫画の多さやタブレットスクロール型漫画への文法の移行など変化のスピードは速いです。

それでも紙や雑誌形態のほうがいい部分もあり、それを支持する一定の層がいて、その中でできることがまだあるように思います。時代が完全に変化する前だからこそ紙の雑誌文化で育ってきたノウハウをもっと学んでおきたいように思います。

それと同時にこうやってWEBで勝手に発表してた漫画がどんどん買い手がついて仕事になるという今風な出版社を経由しない新しい形も体験できていることは貴重な財産になるのではと思ってます。

スタンプとか、もし今自分が高校生なら毎日一セットつくってると思う。スタンプは仕事してる感覚がないから通りでギター弾いて歌ってたらケースに小銭が投げ入れられるような感じで、食える額じゃないけどすごくお客さんからもらってる実感がある。

僕が廃業したり仕事がなくなったりするとしたら、それは時代とか出版衰退とかお金のせいじゃなくて単に僕が何も描けなくなったときす。

漫画で食えなくなっても描けさえすれば別の仕事しながらこういうとこで勝手に描くと思う。