四年前の今日

四年前の今日、2011.3.11についてはうんそだでも描きました。

うんそだ その13 その14 その15 

自分の人生においてそこそこ記憶に残る日の出来事と重なり、その後の様々なこと、放射能と子供への影響など、それまで以上に真剣に考えた気がします。

また、犠牲者の中に多くの子供、身元不明のご遺体の特徴に妊婦と書いてあるタグ、赤子を抱える自衛隊員の写真や当日出産した命の報道など、それまで以上に心を揺さぶられたと思います。

当時は連載中でしたが、月刊という比較的時間に余裕がある状態だったので、数日何も考えられなくなりましたが、仕事に影響はありませんでした。

それでも作品の中のセリフなどは少なからず影響があったように思います。


自分としては、何かしたいという気持ち、自己満足で余分な迷惑になりたくない、そして同時に、自分の目で見たいという好奇心に似た欲望があったことも否めません。

ボランティアの行き方などそれなりに調べもしましたが、身重の家族を置いてそれもないだろうということもあり、自分にできることとして募金や他の団体の活動への助力などにさせていただきました。

震災に負けるな!東日本project

東日本大震災義援チャリティー同人誌企画


どこまで言葉を尽くしても自分は直接の被害者ではありませんし、様々な活動も所詮被災した誰かの為ではなくショックを受けた自分のためと言われれば、たぶんそうだろうなと思います。

あれから四年経ちましたが特に世の中がよくなったとも思えず、悪化してる部分もあると思います。

自然災害もその後も何度もあり、事件だろうが事故だろうが、事の大小を問わず毎日のように失われる命がある中で、自分の身におけること以外はどこまでも他人事なんだと思います。

そういう思いを何かを描くことで伝えて、と言えればカッコいいんですが、正直なところ今後何かを描くことで生きる収入を得られる自信もありません。現に今何も描いてないし。何か生み出す仕事だけが世の中の何かを受け止めたことになると考えるのも傲慢すぎる。

結局日々を生きること以外にできることなんて何もないし、それ以上でもそれ以下でもないなあ。


オチがありませんでした。




いつもご愛読ありがとうございます。 育児系は基本的に無料公開にしています。 同じ気持ちを共感する方々の心が少しでも軽くなればと思います。 今後の活動を賛同・応援していただける方からの サポートに感謝いたします。