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職業:漫画・イラスト制作

※一度結構書いて間違って消して心が折れたので時間がかかりました。


先日noteの始めたマンガコンサルティングを利用させていただきました。

現状の自分の仕事は週刊連載「B-TRASH!!」を中心に回ってて時間も労力もそちら優先で割いてる状態なので、WEB経由の新しい発信に注力する感じでもないのでかなりぼんやりした相談になってしましましたが、既存の仕事を知ってもらうためのnoteの活用法や、実際にnote中心でやってる展開やマネタイズの例など教えていただき本当に勉強になりました。ありがとうございます。

今後出版以外の発表や収入化などいろいろ考えていく必要も増えていく一方で、個人出版などあるのは分かってても実際の創作・作業時間が削られるのも本末転倒なので、コンサルタントの必要性やエージェント業など含めていろんな形が増えていくことを期待してます。またこちらも協力できることがあれば参加していきたいと思っています。

あとなにげにnoteのnote(手帳)をいただけたのがうれしかったです。


で、まずできることから教えていただいた中で、私自身のこれまでの仕事や経歴が見えにくい形になっていることを改めてご指摘いただき、それもそうだなと思った次第です。

というのも、このnoteを始めた時、これまでの漫画家としての自分(そんなものほとんど知られてないだろう、というのは置いといて、気分的に)とは一旦切り離した場所として始めたというのもあって、あまり表に出してませんでした。一応HPへのリンクなどもあるにはあるんですけど目立たず。

あとこのnoteの空気というか、雰囲気的に漫画があっても漫画家が描いたわけではないとこの面白さみたいなものに乗っかりたかったし、実際に普段と違う人たちに読んでいただけてる実感もあったので、ここの読者さんが求めてるものは自分がやってきた仕事の方向性と違うと思っていました。

ですがこちらで載せてたうんそだうまそだなどから育児サイトやねこはなへと仕事がつながったり、記事がバズって知っていただけることなども増えるにつけ、これからは雑誌や看板より作家自身のブランディングが中心になるという時代の中で作品や読者が断片化してることのロスが大きいように思えてきました。

このnoteで私が読んでるたくさんの文章は、イラストレーターや作家だったりフォトグラファーだったりパン屋さんだったりと、その人の経験してきた人生や時間を分けてもらえるような楽しさがありました。でもそれは肩書による興味というより、そこにどういう人がいて、その人の目から見た世界はこうなってるんだ、というような人間の部分の面白さなんだと思います。

私も漫画家としてというより、自分の見てきたものの中に漫画の世界があるということをもっとオープンにすることで、もともと説明や整理が苦手な自分の思考や今後の方向性を見つめなおすことにもなるんじゃないかと考えました。

そもそも、自分は漫画家なのだろうか?

19歳でデビューし学生時代からプロ漫画家のアシスタントをしながら原稿料で収入を得ていました。会社員を経て24歳で専業にしてからは主に漫画関係の収入で生活してはいますが、いわゆる継続的に仕事がある連載状態だったことはその中で1/3程度しかなく、それ以外は限りなく無職の人なのです。

それも含めて漫画家だろう、と言われればそうなんですが、以前書いた通り漫画家というのは柔道家や読書家と同じで「~ばっかやってきた人」くらいの意味で、職業ではないという感覚があるんです。(作家に関しては私は作り手・クリエイター的な意味で使うことがあります)

だから職業欄があるときはたいてい「自由業:漫画・イラスト制作」と書いてます。これは分かりやすく「自分が売ってるもの」という感覚がしっくりくるので。

そんなことから考えると、漫画が好きで読むのも描くのも好きで漫画家という仕事に憧れてた時期から、実際に漫画で収入を得るようになるまでのこの漫画家というものの認識の変化みたいなものをさかのぼってみようかなと思いました。

連載仕事をしながらなので時間があるときや気分転換などでちょくちょく書き足して行こうと思います。

これまでもこちらを読んで下さってる皆様に感謝します。今後ともご興味を持っていただけるようであればお付き合いのほどよろしくお願いします。

夏目 義徳


いつもご愛読ありがとうございます。 育児系は基本的に無料公開にしています。 同じ気持ちを共感する方々の心が少しでも軽くなればと思います。 今後の活動を賛同・応援していただける方からの サポートに感謝いたします。